2009/4〜6

4/1 Wed


 ●この日サイトを訪れた人はこんなページを見ることになるハメになったのです●

…………
何もかもがフィクションです
 なんというかもうすいません。最初はこんなはずじゃなかったんだ。嘘ではないので信じてください。

 どうしたことか、サイトの利便性が今日一日激烈に悪くなっているかと思いますが、世の中そんなもんです。近日理由なく元にもどると思われます。がまんしてください。
4/2 Thu

 そんなわけで昨日はえらく長い嘘をつきましたよ(FAPRはさらに長いけど、こっちは嘘ではない)。
 ほんとはなにひとつ片付けてません!
 片付けない机の片隅をたまに引っかき回して、再利用できそうな欠片を引っ張り出せるというのは、長年やってきた人間が持つただ一つのアドバンテージな気がするのです。なんかいいわけしている気もします。

 今回は、なんとなく自分の持ちネタで二次創作を書いた気分になっていました。
 オールスターズな今回のネタの全体を把握してくれた人がどれだけいるかな、と、冷静になると思えてきます(リカーサクセサーにいたってはいまは公開していないし)。実は、全部知っている人はそんなにいないんじゃないかな。
 たまに繰り出す完全新作って、大事だよなあ、というのが今回の総括でございました。
 そう、今日は四月二日だから言うけど、RPGもつくるよ!

 先週末お邪魔した四番街ラジオ、放送回のバックナンバーが公開されております。昨日のことについてもちょっとだけ伏線を張っていたので、紹介遅れておりました。ペペドンさん、どうもありがとう。
4/3 Fri

 春だー。


 実家からときおり食料が送られてくることが、独り身にとってどれだけの救いになることか(とくに一日中仕事に追われるような時期は)。夕飯の皿数が一気に増えてくれます。まいたけごはんうめえ。
4/7 Tue
これは近所の桜
 春だなー。
 井の頭公園に花見に行ったのだけど、人混みをなめてました。見通しが効かん!! 結局インドカレー弁当(06/11/7参照)をのんびり食っただけで帰ってきてしまった。まあでも、カレーがうまかったから良しとするか。来年は平日に行こう。

・四年前買ったiPodと同時に導入したiTunesが未だに現役で使えるというのはちょっとした奇跡のように思えてきた。今も思い出したかのように曲を買ってはプレイリストを更新しています。今となっては少ない4GBモデルで、残り容量が100MB位になってしまったので、一度中身をまっさらにしてみるのも良いかなと思う。

・有料配信されているデジ絵の文法/安倍吉俊氏の回を思い出したかのように見てみたら、期待していた以上に、めちゃくちゃ面白かった。いや、番組の大仰な演出の話ではなくて(「恐るべし」とかナレーターが言うのだ)、リアルタイムで動くキャンバスの画面と、方法論をとつとつと話す安倍さんの語り口が、ハウツー記事としてダイレクトに染みるのだ。
 名著CG彩色テクニック7とところどころ言葉がクロスオーバーしていたので、思わずそちらもしばらくぶりに読み返してみたり。背筋が伸びる。
 番組の方はWebMoneyでわりと簡単に決済、視聴できたので、広範囲におすすめしてみます。安倍吉俊さんの方法論は、絵を描かない人が聞いてもけっこう面白いと思いますよ。

・そんなわけで今は絵を描いています。4月に完結する長かった仕事が一つ、6月あたりに明らかになる新しい仕事がふたつ、秋以降に展開させる仕事のための下準備が一つ。
 5月のコミティアには当確したのだけど、「FAPR木」以外に何を持って行くかはまだ決めていません。コピー誌を作れればいいけど、はてさて、ていうか、「FAPR金」が手つかずだよ、俺よ!!
4/13 Mon

 順調にいそがし気味です。まだちょっと風通しが悪いぜ。目の前のToDoをもう少し切り崩さないと、夏が見えないな……。
 桜はもう散ってしまったけど、実家のある北国ではついに桜のつぼみがほころび始めたそうです。マンガに描いた季節は近い。
 あと、サバゲーの季節も思ったより近い。今度こそ降ってくれるな。今回はラジオ抜きで、マジで遊ぶぜ(予定)。

 いろいろあって、先日超うまいものをおごられました。うまかった! 感謝してもしきれません。でも、心底感謝してます。次回無事におごられるようにちゃんと人生を頑張らなきゃならんね。
4/14 Tue

 すっかり春だ。なにごともなく夏が近づいてくる。掃除せんとね−。
4/16 Thu

 前回から一年の時を経て、ふたたび開催されるというあの伝説のスポーツ大会千葉密林地帯素人銃撃戦ツアー、遅ればせながら自分も参加申し込みしてきました。びっくりするほど前回装備のままで参戦するぜ、と思っているのだけど、どうかな。開催まで半月以上も時間があったら、ギリースーツの一着や二着は新たに買ってそうなのが我ながら非常に危ないと思います(笑)。
 まだまだ参加者募集中とのこと、皆さんも良かったら戦場で一緒にカレー食いつつ、地上戦の恐ろしさと平和の大切さを体感しましょう。前回サバゲーの模様はうちのラジオ第一回で聴くこともできますよ。最近のマイ作業用BGMです(手前味噌汁)。今回録音機材持ってくかどうか、どうしたもんかなー。

 個人的に楽しい挿絵の仕事が始まりつつあります。それがなにかは、近日にこのサイトでお知らせすることができるはず。「七人の武器屋」を読んでくださっている方には、ひょっとしたら身近に知っている作品かもしれません。
4/21 Tue
パースペクティブパラダイム
 実は金曜日にモニタが壊れていました! ぎゃあ!!
 日曜日にモニタ探しに奔走して、火曜日新しいモニタが届いた次第です。
 寿命まで使い倒しただけあって、モニタを買い換えたのは4年ぶりくらいのことでした。17インチから21インチにレベルアップですよ。1024*768が1600*1200にレベルアップですよ。
 そんなわけで画面が2倍くらい広くなりました。フォトショップのサブウインドゥが広々配置できたり、ファイルビューワのサムネイルが六列くらいで表示されたり、銀河のように広いデスクトップに星屑のアイコンを散りばめまくったり、マウスを動かすのがめんどくさくなったり、視線移動量が激増したような気がしたり、ブラウザを全画面表示するとうちのサイトが真ん中にぽつーんと表示されてなんかさみしくなったり、いろいろなことがありました。いいことばかりか? まあ、いいさ。
 モニタの変化こそが環境の変化だと聞いたことがあります。去年夏にPC換えただけでは、そんなになにか変わったような気はしなかったからなー。
日記画像のサイズ感覚を狂わせないように気をつけないといかんね
 週末週明けと、少し連絡が滞っておりました、申し訳ない。
 徐々に慣らしていって、まともに仕事していけるようにするとしよう。
4/22 Wed

 年始からとらのあなに置かせてもらっていたFAPR木、残り10部ほどが委託期間切れでそろそろ自宅に帰ってくるようです。うーん、ちと今回は、ちょうど増刷した分が余ってしまった形になったかもしれない。まだ100部ちょいが手元にあります。これらを5/5コミティアや夏コミに持って行くことはできるのですが、この本が今後通信販売の上で購入できる確証は、今のところありません。

 昔も書いたことなのですが、だれもかれもが同人イベントに足を運べるわけではないのです。
 地方に住んでいる人間と、首都圏の大きなイベントとの距離感は自分も長い間身をもって体感してきました。
 ……なので、辺境紳士社交場の刊行物は、いつも一定の割合を通販経路で入手できるようにしてあります(割高になってしまうのは毎度申し訳ない)。たまには、「完売」以外の理由でこの経路が途切れることもあるのだよなあ。

 行き渡るべき範囲には十分行き渡っているとは思うのですが(実のところ、こんな高めの冊子なのに、かなり買っていただけました。どうもありがとうございます!)、それでもまだ、遠方で買い逃されていた方が一人でもいらっしゃったならば。お手にとっていただけると、こんなに嬉しいことはありません。FAPRシリーズはいずれブラウザでも見られるコンテンツだけど、紙だとやっぱり、どこかちょっと違うのです。

 なお、5/5コミティア、うちのサークル初参戦いたします。まったりしていると思います。オマケ持って行けなかった時は、画材を持ってスケブに応じまくるというのも良いかもね。
4/28 Tue
もう夏。カバー・ガールのデザインだけはしちまったわけだけど
 時間NEEEEEEEEEE!!!!
 いや、いやいや、時間はあるはずなんだが、やるこたやってるはずなんだけど、それでもなかなか進捗しない身の回り、いったいどうしたことか。天気良いのが駄目なのかも知れぬ。散歩してしまうしね……。
 水面下であれこれ動きつつなかなか表には出てこない、そんな考え事や企画や下準備や実作業が数件並行して走っています。そうか、きっと、並行処理で頭の回転が遅くなってたのだ。ちとサイト更新の方に頭が回っていませんでした。コミックラッシュも次の号が出てしまったけど、新しい看板絵なんて描いていない。うーん。とりあえず、もうちょい水面下に潜ってきます。
4/30 Thu

 先日鼻炎で莫大な量の鼻水を失ってしまったため、頭がちょいとくらくらしてきました。……いや違う。違うぞ。俺だけは違う。俺は決して花粉症などではないのだ!
 こういう時は抵抗力も落ちているので、今日はビタミンっぽいものを摂取して大人しく引きこもっていることにします。あんまり普段の生活と変わりないけど、とりあえず、引きこもっていた方が部屋は散らかるよな、きっと。
 ああ、こんな時に限って、こないだこたつをちゃぶ台へとアーマーオフしてしまったばかりなのだ。こたつがかたづけられてもた。私はどこへ行けばええんやろう。あずまんが大王新装版、そりゃあ老いも若きも買うだろう。俺はどっちだ? いやでもね、新装しただけでわくわくするものって、ある。
5/2 Sat
ヴァーミリオン対レンタヒーロー
 日本で300人しか買わなさそうなCDもあって、自分はその一人なのです。この版面のタイトルを見てゲラゲラ笑えるようなあなたも、その一人なのだ。なんで2009年にこんなオーパーツが発見されたのかと300人が首を捻った、その名も「ヴァーミリオン対レンタヒーロー」。歴史の地層に飲み込まれる前に、こちらで買えますよ。自分は今から聴きます。

 鼻炎も回復して、世間は連休のただ中にいる。コミティアに新刊は持って行けないけど、そうだ、こういう時はさ、ペーパーを作ろうぜ。
5/5 Tue [Gallery-infomation paper#06]

 コミティア、行ってきました!

 初参加にもかかわらず思いっきり寝坊してしまい(汗)、えらい準備不足のサークルになってしまいましたよ(手伝ってくれたお二方にもご迷惑お掛けしてしまった)。
 とはいえ手搬入したFAPR木40部は予想の二倍のペースで無くなってしまい、以降はひたすらほとんどのスケブを受けまくる荒行系サークルに変貌しておりました。こんなんでいいのか?









 これもすべて、開場前にチェックしていたサークルの方々から差し入れを頂けて、自身はスペースからほとんど動かずに済んだおかげでございます。いやほんと。新刊、作ってくるべきだった。冬コミでご挨拶できたみなさんには、お返しがペーパー1枚しかできなかったのが申し訳ない限り。でも、ありがとうございます!
 人が多くてコミケみたいではあったけど、空気は比較的心地よい季節。良いイベントだった。もらったいろいろなものをお返しできるように頑張ろう、と、あれこれ燃えてまいりました。そんな28歳になりました。さあ、本作るぞ。
 
5/6 Wed


 コミティアは創作であれば、本媒体でだけでなく音楽でも造形でも参加できる、お客として回っても非常に楽しいイベントなのです。自分もぐるぐる回ってみて、まったく不意に見つけたフィギュア(ヴィネット)を買っておりました。世界観と赤色が抜群に凄かった。一目惚れです。
 ["ガランス"/キツテフ]

 本当はここから青、緑、金とラインナップが続いていて、拙著FAPRと同じじゃんかと背筋が伸びていたのです。こういうものを作れるのは、素敵だなー。青以降の完成品販売、こっそりと待ち望んでおります。

5/10 Sun

 銃撃戦から帰ってきて一夜、見事に筋肉痛で動けなくなりました。運動したなー。就寝前、目を閉じると銃声と木の陰の敵影を見聞きしてしまったのは、紛れもなく本当のことです。戦争は良くない。でも、サバイバルゲームは、面白かったのだ。素人らしく遊んでまいりました。
 ラジオは忘れた頃にこっそり編集して、第五回公開させていただきます。

 さあ仕事だ。いろいろな事を放ってしまっているのだけど、しばらく更新が滞ります。

5/13 Wed

もはや五月ではない
 日曜から本業に追われていました。一息ついた頃には筋肉痛はだいたい回復していたので一安心。これでチャリをこげる。
 そんなわけで久々に、自分が挿絵を担当した文庫が出ますよ。もうウェブ上に本のタイトルや自分の名前はちらっと出ているんですが、せっかくなので、もう少し大きく宣伝できるタイミングで情報公開してみることにします。一風変わった媒体です。下旬頃をお待ちあれ。

5/17 Sun



 東京駅大丸でやっていたムーミン展を観に行っていました。ほぼ、原画展です。原画は精緻で小さくて、黒インクの黒さが尋常ではなく暗い闇の色をしていました。古いペン画に共通して自分が抱く感情ですが、足を止めて見入ると、稀にぞくりとするほど怖い瞬間があります。これがきっと、ファンタジー物語の挿絵なんだろうな、と、思いました。自分はまだまだ。

 挿絵描きとして、文章を書かれる方とは積極的にお会いしていきたいと思っていて、幸いなことにそれはほとんど叶ってきています。先日もその機会を設けていただきました。良かった!

 火曜から金曜まで帰郷してます。五月下旬。たしか、秋田は一年で一番丁度良い季候のはずだ。
5/19 Tue

よじる獣
 実家でまったり中。やはり気候面で秋田の五月に並ぶところはそう無い。持ち込んだ仕事をこなしつつ犬を撫でて、金曜には帰ろうと思います。たぶん体重は増えるな。
5/22 Fri

 実家から戻ってきました。本荘は帰るたびに街の構造が変わっていくなあ。区画整理でなくなってたと思った馴染みの文房具屋(街で唯一ホルベインの絵具と、ワトソン画用紙を扱ってる)がちょっぴり奥まったところに復活していたのが、ちょっとした発見と収穫でした。
 さてこちらはごみごみとしたやたら人の多い環境。今はネットの内外でウイルスが流行ってるようだし、比較的引きこもり気味にやってくとしよう。
5/23 Sat

アッシュとステラ
 ひさびさに「挿絵」の仕事をしております。やっぱり小説はいいな。楽しく描かせていただきました。詳しくは左の告知スペースで……。

 そんなわけで、近頃自分は原作「レギオス」にどっぷり読み浸かっていたのでした(担当さんからは事前に『三巻まで目を通していただければ、とりあえず大丈夫』と言われていたけれど、そろそろ最新刊に追いつきそう)。
 絵師・深遊さんの仕事には同業として凄まじさを感じるところがあって――漫画もしっかり面白いのだ――、自分にはたしてこの世界観を拝借することができるのかどうか、おっかなびっくり筆を走らせていたことも多々ありました。
 原作ファンの方にも満足していただけたらいいな、と気にしつつ、開き直ってがしがし鉛筆を塗り重ねていたことも多々ありました(笑)。
 うまく行ったかどうかは少し不安だけど……
 まずは正座で、本ができるのを待つとしよう。

 自分が慣れ親しんできたファンタジア文庫とは違って、今回は「児童書」のレーベルです。ひょっとしたら棚が離れたところにあるかもしれません。これも個人的に、大きな楽しみの一つでもあります。小学校の学級文庫とかで、この本が並んでてくれると、ちょっと幸せになれそうだ。
 大人も子供も楽しめるのが児童書だと、自分は信じています。どうかよろしく。
5/28 Thu


 いろいろと淡々とやってる間に六月になりそうです。ああ、五月が終わる。ということは、あと10日もすればコミケの当落が明らかになって、モラトリアムなんかもその瞬間に終わってしまうのでしょう(コミケに落ちればもうちょっとつづく)。FAPR方面のらくがきもまだ70枚以上を残してる以上、とっくに予断なんか許されなくなってきているのだ。暇を見てやらにゃならん、と思いつつも、ぐっすり寝るにはまだ丁度良い季候が続いていたり、ああだ、こうだ……。

 なかなか生活がぱっとしないのは、起きてる間に晴れ間を見ていないせいに違いない。
 とはいえ仕事は目白押し。この現状は感謝すべき。さあ、やるぞー。
6/3 Wed 5月mixiメモより

 秋田ヴィレッジバンガードで電車を待っていたら不意に見つけた横長のハードカバー。洋書だ。8000円の値札が付いていて、ビニールに包まれて中を読むことは出来ない。自分が滅多にやらないことだけど、店員に頼んで立ち読みさせてもらった。
 この値段で買っても文句はないのだけど、折り返しに29.5$(米)の値段が付いている。刊行年は2001年。古本扱いでプレミアでも付いたのか? いやそれでも、二倍以上って事は無かろう、と思って、実家に帰って情報を探していた次第である。この我ながら驚くべき自制心に救われたのかどうか、果たして、適正価格の該当書籍はちゃんと密林に見つかった。メモしておく。
 
 Peanuts: The Art of Charles M. Schulz (ハードカバー)

 ソフトカバーは千円安いし在庫がありそうだったけど、できれば実際手に取ったあのハードカバーが欲しい。
 
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 ニコニコで偶然短時間のプレイ動画を見掛けた。
 
 スヌーピーコンサート(SFC)
 
 知らなかった。名作っぽい!
 スーファミないけど、遊びたいな−。
 
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 スヌーピーコンサート、だめもとで中古屋に行ってみたら3本ほどストックされていた。
 しかしFF6とかミスティックアークとかが300円くらいで叩き売りされていたのにもかかわらず、こいつだけ3000円していやがった。
 このゲームの価値を、他の誰が知ってたんだろう。
 隣にあるSFC本体と同じ値段だよ!
 
 ……とりあえずソフトだけ買った。
 本体、実家にまだあったっけかな?
 
 ちと脱線するけど、SEGA mkII前後のカセット(古いものとなると、黒ラベルに黄色い文字しか印字されていなくて、今見ると超格好良い)もこの中古屋には僅かながらあって、そっちにはプレミアは一つも付いていなかった。
 買っとくべきだったか、むしろ買い占めるべきだったかな、と書いている今にも買っとくべきだった熱が高まってきてどうしようもない。マスターシステムの中古ハードが転がっていたら即買ってただろうけど、さすがにこれは無かった。残念。
6/5 Fri 

 マンガ描いております。目の前にやることは山積してるなあ。

 そんな中、夏コミ当確の一報が入りました。いよいよ逃れようもなくFAPRを完結させる時が来たか。今年の少年創作ジャンルはビッグサイト西ホールに配置されるようで、これは、ずいぶん長いことこのジャンルで活動していた自分にとっても初めてのことでした。西かあ、ちょっと辿り着くまでに迷った思い出があるな。どんなところだろう?

6/10 Wed 

 ニコニコ動画のとある素敵なプレイ動画を経て、仕事の合間に「Knytt stories」という海外のフリー・アクションゲームを遊んでおりました。公式追加シナリオものんびりクリア。グラデーションの空の世界観と、風や水音にそっと静かに添えられた音楽が、とんでもなく綺麗な作品でした。英語慣れしていない人にも、こいつはおすすめです。壁を見たら飛び移って、そこからつい二段ジャンプしたくなります。ogg形式で楽曲が収録されていたので、今はそれをサントラ代わりに聴きながらマンガを描いています。

 夏コミの翌週に開催される次回コミティアの案内が届きました。申込期限までにちょっとだけ時間の猶予がある。どうするかな……。

6/12 Fri 

 もうちょっとでマンガが描きおわる。これが終わるまで自分の夏は見えないのだ。

「ぼくとレギオスの旅1」早売りなのか、本屋さんで今まさに平台に積まれているところを目撃した。早いな−。巻末にこのサイトのURLを記してもらえたので、ことによっては、この本を読んでくれた小学生が遊びに来てくれるかもな、と思って、ちょっとわくわくしていたりする。

 そこでふと思い出すことがあった。
 自分は「カツレツ」という単語に、ほんのちょっと恐れを抱いている。
 あれは小学校の頃だ。
 その時自分が読んでいた文庫本は、確か、ゲームブック版「ドルアーガの塔」だったと思う。兄の蔵書だ。本でゲームをしてやろうという気概はその当時の自分にはなく、ただ、指示されたパラグラフをたどっていくという、俗に言う「無敵モード」で読み進めていた。
 ――冒険の途中、塔の中に、雑然とした街が押し込められているフロアがあったのだ。
 そこで主人公は、「おいしそうなカツレツ」を振る舞われる。
 当然、自分は「食べる」の選択肢へ進む。
 次のパラグラフで、カツレツを平らげた主人公は身体に違和感を感じる。
 腕を見下ろすと、そこには異形の鱗がびっしりと生えている。
 それは人間の身を堕落させる、魔物の肉のカツレツだったのだ。
 そこで、その本はゲーム・オーバーとなる。
 小学生だった自分は、その勇者のあまりにも唐突で哀れな結末に、魂を鷲掴みにされた。
 それがとても怖かったし、それ以上に、なんというか……奇妙な背徳感に、どきどきしたのだ。
 自分の身体が変容してしまう、という、想像だにしなかったシチュエーションに。
 そのパラグラフに挿絵はなかったと思う。

 それをそのまま覚えていて、創作の根源にしたりした日には、自分の絵はもうちょっと際どく鋭いところを行っていたかもしれない。
 幸か不幸かその衝撃は、それから無数に積み重ねたほかの読書体験の地層の中に押し挟まれて、化石になった。数年に一度、ふとした弾みで思い出すくらいの光景でしかない。
 ……でも。
「カツレツ」という単語を聞くたびに、自分はそれを、料理だと認識するタイミングがずいぶん遅れる。
 古い脳に染みついた光景がこう囁くのだ。
 その四文字はまるで、とんでもなく淫靡な呪いのような響きじゃないか、と。

 やっぱり、本は読んどいた方が、人生面白くなると思いたい。
 きっと子供達は、すすめられなくたって読むだろう。
 名作『フォーチュン・クエスト』にまつわる小学校時代の自分のトラウマの話もあるにはあるのだか、こちらはシチュエーションが挿絵付きで思い出されるだけに、さらに長い思い出話になる。また今度にしよう。

6/15 Mon 

 マンガ描けたー(このマンガがなんなのかは、近日お知らせします)。方々のスケジュールにとんでもない圧迫を強いてしまって、申し訳ありません。今から本腰入れて、取りかかります。

 今日から半月の期間を設けて、匿名アンケートします。2006年の結果を今見返すと、色々感じるところもあったりなかったり。ここで一度、自分の絵を見てくださっている皆さんのことを知りたい、と思うのです。あまり回答にエネルギーを使わずに済むかわり、お礼のプレゼントも何もありませんが、よかったら協力してやってください。あ、もちろん、回答は一人一回だけですよ。

「ぼくとレギオスの旅1」が本格的に本屋さんに並び始めた頃だと思います。
 この本には「武器屋」で付けていたような"挿絵担当のあとがき"がないため、うちのサイトに載っけてみました。「鋼殻のレギオス」ファンの方にお伝えするべきことや、自分の仕事にまつわるちょっとした宣伝……げふんげふん、おすすめなんかも、少し書いています。
(ネタバレはないので、ご安心ください)

6/18 Thu

274[REST 63]
 唐突にもほどがあった今回のアンケート、200回答突破しています。どうもありがとうございます!
 気まぐれで入れたゲーム機の質問が、かなり興味深いことになっております。なんてこった。セガのゲーム機はここまで、ここまでマイナーだったのか!!!!
6/20 Sat

マッキー旋風
 とある打ち合わせの席で、マッキー(太い油性ペン)でらくがきすることになったのです。ほとんど初めてでおそるおそるぶん回してみたところ、紙面をあっという間に黒くできました。
 これはいい画材だー。
 何を今更と言われる筋も多かろうとは思いつつも、すぐさま文具屋に行ってぶっとい奴を一本買ってきた六月のことです。これでコミケで勝てるぜ。

 土曜が日曜に変わる頃、こちらのチャットでエントラTRPGのセッションやってます。メンツはGM影冥氏、プレイヤーはペペドン君と自分(極少人数)。即興劇のようなものなので、興味があって気が向いたら、「観戦用チャット」という部屋で見物してってください。
6/23 Tue

実在の人物や団体とは関係ないのですが、元にはしております。監修もしてもらってます
 スオミさんの続きではないけれど(こちらの続きも画策中だけど、それはさておき)、ほとんど間を置かず漫画を描かせていただけることとなりました。しかも連載! ひゃっほう!
 次回コミックラッシュ、近日発売です。どうぞ、よろしく。
6/28 Sun[ENTRANCE セッションログ二題][rest 43]


 エントラセッション、終わりました。一月にペペドンGMの元行われたセッションと合わせて、ログをエントランス内にアップしておいたので、興味がある方は見ていってください。祭り会場を駆け回るお話でした。
 そんなわけで縁日とか行きたくなってきたのですが、そう、いつの間にやら周囲の気温も30度越えです。真夏です。真夏なので死にます。当然今は扇風機が稼働し始めているけど、これがいつエアコンに取って代わることやら……。

 月刊コミックラッシュにて第一話が掲載された『パプリオーン! みずはらさん』(今回もWEB立ち読みできるみたいです)、描いてる方もとても嬉しい月刊連載形式になっております。月刊連載と言うことは、次のマンガを描かねばなりません。夏で死にそうだけど、やるぞー。原宿のとある地下カフェで食べたチキンガーリックソテー丼がすこぶるうまかったのでアレを再現しようとしているのが今週の生活における目標だけど、それはそれとして、いろいろなマンガと夏の新刊と諸々のイラストを進めるのだ。平穏な時期はきっと今週で終わる。あとは、毎年恒例お盆進行という魔物が立ち去るまで、描き続けるしかない。それこそが夏なのだ。