2005/5 〜 9

5/19 Thu TRASH / GALLERY / PROJECTS

 テストページだ。テストのテストたる所以を考えてみる。神は始めに人と、試練を造りたもうた。神の名は……ええっと……まあ、……エ……エ……。うん。HOSはヤバイ。まじやべぇよ。
5/25 Wed ENTRANCE その他諸々

あーだこーだ王女様
 テストページ再び。帰ってきたテストページは俺に約束してくれた。「未来はいつも明日に見つかるものよ」薔薇の花束を手向けるように。俺はまた一歩を踏み出す。
5/30 Mon 全般

 テストページの予言に従うかのように、全てが秩序へ向け足並みを揃え始めた。モノクロームに僅かに差された一輪の花の彩度は決して高くなく、色相の、ただ360に区切られたレンジを私の視野にそっと書き記す。
 文字が揃うとき、そこに見えるのはきっと望郷のプランターに似た暖かさのみだろう。――君が立っているそこは異邦の地ではない。常に頭の中に根ざした一つの理想郷なのだ。
5/31 Tue GRAND OPEN!

近影候補2
 改装完了! 五周年(いつのまにやら)を迎えたところで、辺境紳士社交場の第三期が始まります。今回の改装で一番何がやりたかったというと、このスペースの増設なのですよね。適当な文章と落描きを気楽・手軽に載せることが旧社交場では難しかったので、1〜2回のFTP転送だけでこれがクリアできるようにサイトを構造改革しました。
 今回はリニューアルと言うより、リフォームのような変化でしょうか……運営方針も変わったわけではなく、掲示板やエントランス(無念、余裕が足りなくて同時更新はできませんでした)はそのまま移植しているという始末。ところどころでつぎはぎのようにデザインコンセプトが変わったサイトになっていますが、見慣れてくるまでちょっとの間我慢して頂けると助かります。
……たぶん、htmlの完成度は第二期の方が高かったはず。1ページに全てを収めるなんて、三年前(だったかな?)の自分はよく考えたもんです。

 ああ、それにしても……文章書き放題は気楽だなあ(笑)
 第二期と比べてIndicatorのテキスト密度は激しく下がりますが、やはり、文章量制限を考えずに済む(フォントサイズも小さくしたりせずに)というのは大きく執筆の負担を下げてくれますね。

 ところどころでリンクが不具合を起こしているかも知れません。致命的なものでもないけれど、なにか穴を見付けたら、掲示板上で教えて頂けると嬉しいです。

 先日の改装予告にて「整理するのはGalleryの一部だけ」とアナウンスしましたが……実は、その他のコンテンツもこっそり掲示を終了しているところがあったりします。サイトを運営するために使える労力が、明らかに五年前から減少してしまいましたね。経験値は省力のために注ぎ込むしかありません。相変わらずJAVAとかFLASH的な新機軸に縁のないサイトです(笑)。

2005 June
[ 2005/5 ]  [ 現在へもどる ]  [ 2005/7 ] 
6/1 Wed

Blue letter
 夏のコミックマーケット、サークル辺境紳士社交場に落選通知が届きました。おのれ、冬を見ていろ。
 この夏は何とか自前の締め切りを設けるしかないか。でも、なんだかんだと他の作業に労力を分配しそうな気がしてなりません(笑)……コミケのような絶対的な締め切りが設定されないと、なかなか同人誌は作れないのですよね。どうなるリカーサクセサー第二巻。
6/3 Fri

ころもがえ
 やはり背景色が違うと、日記一つ書き込むだけでそれなりの摩擦を感じます(笑)。この違和感を払拭できるまでもう少し時間が要りそう。

 作業に追われてせっぱ詰まっているときはそんなことを感じる暇もないんですが、ようやくこのごろ、身の回りの仕事が楽しくなってきました。錯覚ではありませんように……。

「攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG」を見終わって、ようやくサウンドトラックCDが買えました(常にサントラは後に買うタイプ)。今回はなんかカウボーイビバップの曲が混じっているような気がするぞ(笑)。これからじっくり聴きます。
6/5 Sun

うでをおく
 どうも近頃練習のための絵を描いていないような気がします。自分の絵に満足しているようではいけませんね、と一年に一回くらいは呟きましょう。

天使の羽休め」上で「女神の涙」戦闘の模様が動画で公開されています。スタッフ全員の力が結集しているところと言えば、間違いなくここでしょう。早いところ本物を見せられるようにしないと。実際はさらに職人的なドットが見られます。

 昨夜「ごがつのそら。」完成記念チャットにお邪魔させて頂いたのですが、凄い体験でした。参加者人数25人オーバーのチャットなんて「円卓(辺境紳士社交場チャット・今はもうない)」でも一・二回しか見たことがありません。しかもこれが平均人数なんだから……(笑)。なにはさておき、作品の完成に拍手を。
6/6 Mon Gallery OTHERS4

実は同じ人
 慌てて以前のジャストカウントゲッターのリクエストをこなしています。本日は600000ヒット「水明」。急いでいようがゆっくりしていようが、一定のお題に沿って絵を描くというのはいつになっても面白さがありますね。
 左に挙げた絵は大体四年前に描いたものなのですが……今日の絵と並べてみると……芸風変わってないなあ、自分(笑)。
 ちなみに次のジャストカウントは百万番。可能な限りフェアなやり方で("偶然"が好ましい)、ページ最下部のカウンターが1000000になっているところを目撃された方は、自分に描かせたい絵のお題を合わせてメールにて報告してみるのも一興です。
6/7 Tue 1000000Hit over

ミリオンヒッターズ
 辺境紳士社交場トップページの閲覧回数が百万を突破しました。五年で七桁……やはり、個人サイトとしては早いペースで到達できた気がしますね。自分ではせいぜい一万回くらいしかこのサイトを見たことがないわけで、残り99%はやっぱり訪問者皆さんのお力添えをもって突破できたミリオンヒットなのであります(口調がぶれる)。
 個人的には六桁を突破した辺りからヒット数というものに対して鈍感になってきたところがあるんですが、ここで改めて振り返って、さらに向き直って七桁が一般的にどんな意味(価値かな?)を持つ数字なのか考えてみることにしました。

 10000によって継続の足掛かりを得て、100000ヒットによって管理者のメジャー指向(※もちろん、メジャーが良いとはかぎらない)が確定し、1000000ヒットによってそれが客観的に評価される。自分が体感してきたところでは、こんな物差しになるでしょうか。

 客観的に評価された後に、どこへ向かうかというと……これが実は、10000ヒット以前の心境に戻るんではないかなあとなんとなく思います。原点に戻っても大丈夫、少なくとも破綻しないという数的な安心を得たということであって、ちょいと小狡いのですけどね(笑)。
 なにはさておき、自分がこんな所まで来れたのも99%の訪問客である皆さんのおかげ。
 改めて、ありがとうございます。
 今後とも気が向いたときに、このサイトにお付き合い頂けると幸いです。

 この一方で二ヶ月ほど下準備をしていた漫画描きライフが本格的に始まりました。向こう一週間は、また新しい世界を見ることができそうです。
6/8 Wed

梅雨時には
 ペンタブレットがべたついてくると、「ああ、今年も梅雨か」と呟きます。一昔前は紙に載せた線のにじみから季節を感じたとかなんとか、そんな類のエピソードですね(笑)
6/10 Fri

山田さん
 さて、ちょっと余裕が無くなってきました。数日間ぶくぶくと潜行することになりそうです。
6/14 Tue

差日
 秋田の梅雨入りはまだ先の模様(前言不一致)。高温も多湿もなく、一日が非常に過ごしやすい気候が続いています。夏が近付くにつれ、上京欲が失せてきますね。
 というわけで今日も、部屋に籠もって作業続行中。ペンを使っていて、どういうわけか右手小指の付け根が痛くなってきました。今までに痛めたことのない箇所だな……手の姿勢が変わってきたのか?
6/17 Fri

 二週間ほどがりがりと漫画を描いていましたが、どうにか終了。ばんざい! 作業中に、生まれてこのかた初めて「お手伝いが居てくれたらなあ」と思いましたが、こればっかりは、地方の小都市に住んでいると無い物ねだりとほぼ同義ですね。
 せっかくなのでベタを塗りながら「うおぉぉー!」と呟いてみました。やはり燃えてくるものです(実話か)。

 なんにしても、これで、春先から背中に背負われていたでかい企画三柱のうち二本が地面に突き立ちました(いずれも近日公表)。
 残り一本は「女神の涙」。趣味創作と仕事絵描きの中間に絶妙に位置する、この企画はたまらなく良いものですね。今日からアルファナッツ制作前線にカムバックです。
6/19 Sun

ラスト・トラップ Follow Me
 ひさびさに07th Storming Partyお絵かき掲示板で絵を描いていました。
 ここ数日はゆったりとしたペースで絵描き三昧。たまにはこんな気楽な生活があってもいいな……。
 テレビで「世界遺産(TBS)」などを観ると、カメラが良いのか映像の色調補正のおかげか凄まじいトーンを見せる画面にときどき息を呑むことがあります。人を圧倒させる配色・コントラストというものがモチーフを問うことなく確かにあって、それをなんとか自分の中に蓄えて切り札にしたいと思っている今日この頃。
6/21 Tue

一番長い日
 なんだかいきなり暑くなってきました。梅雨はいつ来るんでしょうか?(笑)
 6/23〜25の三日間、上京のため家を空ける予定です。用事がある方は今の内に。
6/22 Wed Get ride BEAT conducted the baton!

 きのもの!の木下英一さんからミュージカルバトンなるものを手渡されました。以前、安倍吉俊さんの日記でちらりと見たときは「署名活動か何かかな?」と思っていたのですが、実際はもっとお気軽なイベントだったようですね。
 せっかくバトンを貰ったことですし、自分もひとっ走りしてみるとしましょう。やった、ちょうど良い日記のネタができたぜ(笑)。


[今パソコンに入っている音楽ファイルの容量]

My Musicフォルダには1.24GB。
その外にもサントラ代わりに良く聴くゲームのミュージックデータの類は少なくないから、ざっと見積もって1.5GB位には届くかな。
この間iPodを買ってCDをハードディスクに取り込むという文化を知ったので、これからどんどんHD残り容量は狭まっていくでしょう。


[最後に買ったCD]

「よつばと♪」(栗コーダーポップスオーケストラ)
 CDは結構買う方です。気に入ったゲームのサントラとか、気に入ったアニメのサントラとか……やあ、サントラが異様に多いですね。

[よく聞く、または特別な思い入れのある5曲]

カウントすれば確実に同位10曲くらい挙がることになりそうですが、とりあえず、思いついたそばから記してみます。マニアックな方がきっと面白いな、と言う基準で誰も知らないような曲ばかりをリストアップだ。



「でも、わたし、Gransirius.」 鞠川雪映/TAKERU
メガCD用ADV「ノスタルジア1907」・付録サウンドトラックCDより(1991)
 何を置いても、感傷的。しかしさらりとした。メインフレーズの綺麗さ。セピア色の作品カラーを帯びた、自分が聴いた"キャラクター・テーマ"の中では最高の一曲。辺境紳士はこれを着メロにしています。同サントラ内の「気弱いんじゃない。Palis lady.」も良いですね。

「回想-レクイエム-」 Falcom Sound Team jdk/日本ファルコム
PC-98用RPG「白き魔女」より(1994)
 自分が最初にゲームミュージックに「震えた」のはこの曲が最初でしたね。タイトル通り悲しい回想シーンのBGMなのですが、ここはテキストすら不要だと思えました(オーバー)。楽曲が物語るとはこのことか。
 当時はFM音源で構成されたリッチとは言えない音質だったはずなのに、未だに、リメイク後のオーケストラバージョンよりも、98版でのPSG音源が裏で奏でる透明な旋律が強く自分の魂を揺さぶるのです。ノスタルジアに勝るエフェクト無し……ということかも。

「ダニエル」 坂本真綾/菅野よう子
アルバム「23時の音楽」より(2002)
 何はさておき、感傷的。あれ? また感傷的な曲を選んでしまったぞ(笑)
 さりげなく菅野よう子ファンの自分ですが、この歌はほとんど別格なまでに頻繁に聴き込んでいます。愛が足りないときなどに染みますね。

「塊オンザロック 〜メインテーマ〜」 三宅優/ナムコ
PS2用ゲーム「塊魂」・サウンドトラックより(2004)
 知っている人は知っている、
♪ななー、なななななーなーなーな、かたまりだまーしぃーー。と歌うあのテーマソング。異様なのにハイクオリティ。ふざけているようで真剣に作っている。この上なくかっこいいテーマソングです。
エンディングテーマ「愛のカタマリー」も絶品。LOVE! TRY!"輝くためには必要なものがある。それは――"続編でもこのソウルが続いていると良いなあ。

「さぁ、始めよう」 栗原正己/栗コーダーポップスオーケストラ
「あずまんが大王 THE ANIMATION」・サウンドトラックより(2002)
 栗コーダーの曲も自分の趣味波長に合うものが多い(例:ピタゴラスイッチOP)んですが、その中でもアニメあずまんがのメインテーマになっているこの曲をチョイス。次回予告の時にダイジェストで流れている奴ですね。
 なんか元気でいい。これに尽きます。



[バトンを渡す相手5人の名前(+ブログ等のURL)]

・ヒデさん(天使の羽休め
・御嶋イツさん(Yellow Buckets
・神無宇宙さん(神無宇宙の戯れゴト博物館
・ねずみのママさん(NEZUMAMAの夢
・オルダさん(新オルダン堂

 と、いうわけで、お気楽に無責任に五本のバトンを放り投げます!(えーい)拾うも拾わぬも、あなた次第。
 ミュージカルバトンのルール、伝え聞いたところでは

・スルー可能
・バトンを止めるのも可能
・4つの質問に答えたら5人をチョイスしてバトンを渡す
◆ 今パソコンに入っている音楽ファイルの容量 ◆
◆ 最後に買ったCD ◆
◆ よく聞く、または特別な思い入れのある5曲 ◆
◆ バトンを渡す相手5人の名前(+ブログ等のURL) ◆


 というものらしいです。分かりやすい解説+実例として、「Musical Baton ミュージカル・バトン!(歴史+回答つき)(絵文録ことのは)という記事もあるようですので、そちらを参照するのも良いかもしれません。
 なかなか怪しげなイベントですが、質問内容が無邪気なのに好感を持てましたね。自分は回答しただけで満足、ここで止まっても文句無しです……が、さっき放り投げたバトンが連なっていくところを見られると、もうちょっと嬉しくなれるかな(笑)。
6/23-25

ブリストルスプレーであそぼう
 しばし外出のため、サイト更新が停止します。六月に上京するのは初めてですが、もう東京は夏真っ盛りだろうなあ……。
6/26

 秋田に帰ってきました。

 東京でやってきたものは主に、第二回電撃コミックグランプリの授賞式(賞状とオブジェを貰いました。どうしよう)。お茶の水でいろいろな人に会いつつ大変お世話になりました、今後ともよろしくお願いします。自分にも今後がありますように。
 会場には自分含め八人の受賞者が集ったわけですが……会場でファンキィにスケッチブックでも取り出すべきだったかも知れません(←まさか持ってきていたのか)。
 普段会う絵描きの友人とはまた違う層の人々だったので、できれば、ここでもそれぞれの作品を見ながらいろいろ語り合ってみたかったですね。でも、授賞式の後に場を改めてコーヒーブレイクに持ち込めたお二方からはちゃっかりと自分のメモ帳に落描きしていただきました(笑)

 その他は、地元の友人と会ったり(みんな上京したわけですね)六本木でマーチを見たり(実際に目にしたのは初めて。立ち見でも近距離で音を感じるのが一番です)秋葉原を歩き回ったり(やっと慣れた)、秋田駅でヤートセのポスターを見てきたり(クレジットにしみじみ)。なかなかまったりした行程でしたが、これ以上アクティブに歩き回るには今年の六月は暑すぎますね。
 またしばらくは東北の小都市に居座って、絵描き三昧としゃれ込むことにします。まけへんで。

 あ、ゲームバトンが届いている……後で答えてみよう。こいつは前回以上にマニアックな回答になるでしょうね。
6/27 Mon

 先日に引き続き、天使の羽休めのヒデさんからゲームバトンなる物を受け取りました。さあ、回答だ。

1.Total volume of game files on my computer (コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)
 ええと、(カウント)約11GB。多いなあ……。内、ツクール系ゲームは800MBくらい入っています。

2.Game playing right now (今進行中のテレビゲーム)
 携帯ゲーム機で答えて良いなら「MOTHER1+2」。ちょっと前までは「スカイガンナー」「エースコンバット04」。2005年はフライトSTGフィーバーでしたね。

3.The last video game I bought (最後に買ったテレビゲーム)
「スカイガンナー」かな。携帯ゲーム機に範囲を広げるなら、この春に「MOTHER1+2」を買っています。

4.Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me (よくプレイする、または特別な思い入れのある5つのテレビゲーム)

ザ・ブラックオニキス BPS
SG-1000(セガ) 1983/1987
 自分が初めに(五歳くらいの頃)遊んだRPGがこれだということは、確実にささやかに自分のその後の創作活動に歪みをもたらしていると信じています(笑)。時代のなせる味ではあると思うけれど、ここまでウツロな悪夢を彷彿とさせるゲームはありませんね。永遠にループする八小節のワルツ。井戸の底にはタコが。唯一のヒントは色一回ずつ。ああ。
「ブラックオニキス目指して頑張りましょう」



Ys -Ancient Ys Vanished Omen- 日本ファルコム
セガ・マークIII(セガ) 1987/1988
 しかし、セガ初期ハードには陰鬱な思い出しかなかったわけでもありません。この作品に出会ったことで少年時代の自分は随分救われ(てしまったとも言えるか:笑)ました。
 ファルコム黎明期の超名作であることは誰しも口を揃えることですが(うん、きっとそうだ)、自分がこの作品で最も深い感銘を受けたのは「音が綺麗」なことでした。FM音源によるクリアで美しいメロディとハーモニィとリズムと、ついでに効果音。ゲーム音楽という"作品"を意識したのは恐らくこの時期が初めてで、ここから現在にまで至る自分のファルコム&jdkファンライフが始まったのです。
 ただ、この物語の続編となる「Ys-II -Ancient Ys Vanished THE FINAL CHAPTER-」に触れるまでは、Windows版リメイクが登場する2000年まで待たなければいけませんでした。結果的にベストな作品体験になったように思います。



ウィザードリィIII ダイヤモンドの騎士 ASCII
ファミコン 1990
 やはりウィザードリィは外せませんね。自分がもっぱら遊んでいたのはこの三作目と、後にスーパーファミコンで制作されたV(災渦の中心)でした。
 海外翻訳文化独特の世界観はもちろん、このシリーズを愛していろいろな場で二次創作を繰り広げられた無数の先人達(浅井直樹氏のマンガなんてもう、あれより凄い映像化・再構築なんて見たことがない)によって、少年時代の自分は例によって方向性を歪まされました(笑)。



クロノ・トリガー スクウェア
スーパーファミコン 1994
 同時期遊んだファイナルファンタジーVIにも大きいカルチャーショックを受けたのですが、自分はこの作品を選びます。これを遊んだ皆さんもたぶん、現代や中世のフィールド曲は鮮明に覚えているでしょう? 楽曲と映像による物語の演出がずば抜けていた記憶がありますね。
 SFCで自分がはまった作品にはことごとく「グラフィックがめちゃ綺麗!」「音楽がすげぇ良い!」という印象が共通しています。恐らくは、良い時代でした。



デュープリズム スクウェア
プレイステーション 1999
 自分がこれを知ったのは随分時代が下った2004年のこと。ファルコムファンライフを継続しつつ、ツクールにはまり、めっきりテレビゲームから遠ざかっていた頃にこのRPGを薦められたのは非常にラッキィな事でした。
「なんだ……テレビゲームも良いものじゃないか」
 と思い直して、また少しずつ、今の自分はテレビゲームを日常生活の傍らに置きつつあります。それだけ素直に良い作品だったのですね、デュープリズムは。こんなRPGが作れたら一生誇ることが出来そうです。


無論他にも「ロレッタの肖像」「スゥイートホーム」「ダンジョンマスター」「マザー2」「ファイナルファンタジーV」「ノスタルジア1907」「レンタヒーロー」「パンツァードラグーンツヴァイ」「ファイナルファンタジーVII」「スカイガンナー」「サイレントヒル」「エースコンバット5」「塊魂」などがありますが、誌面の都合上割愛させていただきます(笑)


 バトンはここでストップ。
6/28 Tue

あたりめ
 訳もなくちょっと調子が沈み気味。天気が悪いからかな……。とにかく、こんな時は口を閉ざして落描きしまくるのに限ります。
6/30 Thu Look back the way you'd looked up.

この人が主人公
 ドラマガ8月号で情報公開されたので、意気揚々とアナウンスしましょう。
 9月刊行の富士見ファンタジア文庫「七人の武器屋」(著:大楽絢太さん)の挿絵を担当することになりました。このレーベルを読んで育った身としては、ファンタジアで絵を描くというのはこの上ない大目標だったわけで、感無量に浸っている間は非情にもなく、なにしろ9月には本が刊行されてしまうため、速やかな仕事をしようと思います(笑)。
 挿絵畑で(ほそぼそと)数年仕事していた自分はともかく、著者の大楽さんはこれが華々しきデビュー作になるので……下手な絵は描けませんね。

 エントランスで描きまくった挿絵群の影響は、間違いなく今回の仕事の端々に滲み出てくるはず。九月の終わりもそれとなく待たれたし。
2005 July
[ 2005/6 ]  [ 現在へもどる ]  [ 2005/8 ] 
7/1 Fri 「じゃーん 私でしたー」「いや わかってるって」

 プレコンの審査結果が発表されましたね。
 なんとか10位以内に食い込めたか……(ほっ)。
 協賛して色々学ぶことも多かったこのコンテストですが、とりわけドット絵の「評価基準の多様さ」については改めて頭に叩き込めた気がします。一つの技術、例えばアンチエイリアスを声高に叫んでいるだけではドット絵描きの奥義にはちっとも近づけず、言葉に還元できない総合的な技能と、見る人間にびしりと感銘投げかけるような感性溢れるセンスフルピクチャーがしっかりと評価の根底を成しているような、取りあえず、「いやぁ、ドット絵ってとっても良いものですね」と呟かずにはいられないしっかりとした評価の場だったと思います。疲れているせいか最近日本語がどんどん下手になってきています。

 なにはさておき主催者のhiroさん、良いコンテストをありがとうございました(編集後記楽しみにしています)。精進して、次はトップファイブを狙いたいと思います(笑)

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 先日公表した挿絵の件、予想以上の反響がありますね……感謝です。ドラマガの売り上げにここまで貢献できるとは思ってもみなかった(笑)やっぱり、「小説の挿絵」というのはある種特殊な仕事なのかな。
7/5 Tue

ザ・始動・例の企画
 全国的に雨が増えてきましたね。夏を後回しにするように過ごしやすい気温が続くので、もういいや(湿度不問)。
 月に一本のドラマガ投稿が止まったのでついついアナログ絵から足が(筆か)遠のいてしまっていたのですが、久々に、愛用のA3ベニヤ画板を引っ張り出すことになりました。勘が鈍っていないことを祈ります。あまりにも勘が鈍りすぎると脳内のマクロが初期化されて全く新しい技法を編み出したりも出来るので、それはそれで悪くないけれど……。
7/6 Tue Speak like rain will fall somewhere.

がっくし図説
 今日はプチ忙しいので、更新はお休み――あれ? ツクプレさんのところで辺境紳士社交場が7/6にイラスト掲載したことになっているぞ。
 えーと……
 うん、そう、実は、驚くべきことに、hiroさんの予言が的中したのですね。スタジオ騒然! ここぞとばかりに秘蔵のイラストをお蔵出ししておこう。いつだったか、「"orz"ってなんですか?」とのイノセンスクエスチョンに鮮やかな筆致をもって図説してみた至高の一枚。口で説明できんのか。
7/10 Sun

雨の予感
 着彩の時、自分はもっぱら「塗ったことのある色」「見たことのある色」「見たことのない色」の3ルートで色彩設計しているようです。普段は圧倒的に一番が多いんですが、この絵掲示板投稿絵(またもひぐらし)は二番目のパターン。記憶の色彩をそのまま(ということはあり得ないけど)紙面に落とし込めたようなときは、絵を描くのが純粋に楽しくなります。
 しかし、こんな絵の作り方ばっかりしていると、どんどん線が下手になっていくかもね。

 久しぶりに塊を転がしたりフェルガナで鬼のように暴れたり(アドルは回を追うごとにアクションが人間離れしてくる)「女神の涙」テストプレイ三昧だったり、はたから見ると遊んでばかりのような日々を送っています。
7/15 Fri

コスミックロイヤル
 なかなか起伏のできない毎日ですが、塊がそんな日々の渇きを癒してくれます。お礼にこの塊は王様にあげます。
7/16 Sat

宇宙人と屋根の上
 「NieA_7」のDVDBOXが廉価版で再発売されていたので、ちょっと迷ってから購入。これまでテレビアニメシリーズのDVDを買ったことのない人生を送っていましたが、滅多にレンタルに出回っていない(秋田県内調べ)この作品には大枚はたかずにはいられませんでした。辺境紳士は原作(安倍吉俊さんの漫画)の超ファンなのです。
 一巻相当三千円ちょいか……観ようと思っても観れなかった期間が三年くらいあったとしても、やっぱり、DVDはこの位の価格帯じゃないと普通は手が出せないよなあ。

 借りてきたDVDなら一気に観てしまったりもするのですが、せっかくですし、今回は1エピソード/2日くらいのペースでのんびり観ていこうと思います。
7/19 Tue

Violet outside
 この時期にペインターのような重量級ソフトを使っていると、PC内からドライヤーのようなファン音が聞こえ始めます。轟々と唸っています。愛機が明日にも限界を迎えるんじゃないかと戦々恐々しながら、今日もペンタブレットを走らせる。
7/20 Wed Mushroom hunting

番外編
 実話ベースの唐突3コママンガ。まずは最初にお読み下さい。
 テレビコマーシャルを見て唐突にその商品が欲しくなる、なんてことが稀にあります。この手のCMが何十年も続いているのにはそれなりの訳があるのだなあ……。
 ちなみにかつては滅多に食べられなかったカレーマルシェのおかげで、自分は昔からマッシュルームが高級食材だと信じております。

7/22 Fri

コンテのようなもの
 さくさく作業中。やはり挿絵は楽しい。
 カレーマルシェ、意外にレンジの広い話題だったようですね(笑)どうやら商品の売り上げに少し(約一食)貢献できたようです。

7/25 Mon

 逆境ナイン観てきたのです。原作を読んでいなかったものの、かなりなものでした。少林サッカーと何が違うかというと、登場人物が善人だったということでしょうか(笑)。
 前の席に野球部らしき坊主頭の中高生が四人ほど座っていて、上映中に大受けしていました。大きく育てよ。

7/26 Tue

 しばらく前に国民年金の口座引き落としに失敗したので(つまり銀行口座がすっからかんだった)、役所に直接払いに行きました。財布から取り出すと、なんてことなく納付し続けてきた月額(約)14000円がめちゃくちゃ大金に思えてきます(笑)。
 やはり自分の目で見ないと、実感できないことがあるのかもなあ……オンラインで支払う1000円は、果たして実感より大きい額なのか、少ない額なのか……。

 現在の年金制度を信頼しているわけではないのですが(貰えるまでに自力で大金持ちになる計画)、まあいずれ、なにかしら見返りがあるお金です。

7/28 Thu

バレスタインの双璧(部分)
 イース・フェルガナの誓いをクリアしたり、森博嗣の浮遊研究室5を読破したり、へっぽこーず最終巻を読破したり、作品の完結に頻繁に立ち会ったここ数日間でした。それぞれに良い思い出があります。
 そんな中で、塊魂はもったいなくてなかなか物語を進められずにいたり。ネットで目にした、アレまで巻き込めるっていう噂は真実なのか(煩悶)。

7/31 Sun

ネームオブ副産物
 夏も佳境に差し掛かろうとしているところで、色々なところで「できたYES!」「入稿したYES!」「やったYES!」と言う声が聞こえてきます。お疲れ様でした。いよいよ収穫の時期が近付いていますね。

 こちらでは「女神の涙」自分の仕事である本編挿絵作業が全て完了しました。
 二年越しの企画が、今、着地体勢に入っています。

2005 August
[ 2005/7 ]  [ 現在へもどる ]  [ 2005/9 ] 
8/1 Mon

 暑くて色々とやってられません。学生時代のように、クーラーの効いた近所のファミレスで仕事するべきかもなあ。でもアクリルガッシュ一式持っていったら門前払いを食らうよなあ。

8/3 Wed

あたまをひやす
 暑くて色々とやってられません。熱帯夜で睡眠時間が1時間ほど削られます。この季節、PCが小型暖房装置に変わることを実感させられます。こんな時は発熱0のアナログ絵作業をいつまでもやっていたいです。
 ああ……、でも……。
 サイトは更新しなければ……。

「女神の涙」、先日完成しました。感無量です。あとは幾つかの細かい仕上げを残すだけで、もう間もなくこの作品は世に出ます。お楽しみに。何より自分が楽しみでなりません。

 もう一方の仕事は締め切りが容赦なく迫っていて、素敵な夏休み気分! 皆さんは夏休みの宿題をギリギリまで引きつけて一気に消化する人生ではありませんでしたか。実際社会に出ると、宿題を手伝ってくれる親類はいないものです(その代わり、いろいろショートカットができる)。

 そういえばお盆ですね。夏のお祭りに備えて上京の計画を練っているこの時期、今年は円卓を開けられるかな。

8/4 Thu

 ちょっとした良い報せ。やっぱり自分から仕掛けなければこういうレスポンスは得られないものですね。ほんのりと嬉しくなりつつ仕事中です。

8/5 Fri Speak like a THEME

 と言うわけで、昨日はイース−フェルガナの誓い−公式イラストコンテスト受賞の一報を貰っていたわけでした。
 今回の題材はRPGにおける影の主役・一般市民! バリバリの裏道チョイスだったつもりが、やはり、題材が重複した投稿がいくつかありましたね(ちっ)。というか投稿総計202作もあるんだから、題材が被らない方が奇跡です。
 それにしても、巧い人が多い。面白い人も多い。自分の入選は際どいところでした(素直にアドルとエレナとチェスターを描いていたら危なかったぞ)。あの企画は大成功だなあ……全投稿にコメントを付けた担当の方にはお見舞い申し上げますが、またやってくださいね(笑)。

 ファルコム公式ページに自分の絵を載っけられたと言うだけで十分報われましたが、賞品のフェルガナの誓いサントラはかなり嬉しいな。メガナイスタイミング。予約しなくて大正解でした。

8/7 Sun

実際にこんな付け耳があった
 川沿いの花火大会に行ってきました。
 地方だ辺境だと嘆いて(?)はいるものの……毎年総市民の二倍近く観客を動員するでかいイベントが、自宅から自転車で20分ばかりの距離で開催されているのは非常に恵まれているとしみじみ思いますね。
 毎年一人で花火と、それを観に来る人々を観察しています。

 そう言えば、この花火大会を舞台にしたリカーサクセサー幻の短編マンガ(たしか2001年執筆)が存在するんですが……機を逸してしまいました。花火大会を前に二人の中学生がはしゃいだり奔走したりのお話。恥ずかしいので二度と公開できません(笑)。

8/8 Mon

 朝方に雷雨が吹き荒れて散々な目にあったおかげで、久々に涼しい一日。昼の暑さに叩き起こされなかったので寝不足を解消してしまいました。ひぃ、寝過ごした。

 小学生の作文はこれくらい内容を削ったものにした方がいろいろと良いと今思いました。夏休み課題の日記(天候も記録する類の)って誰のためのコンテンツなんでしょうね。
 そう言えば今年はラジオ体操を聞いていない。

おしらせ 8/11 Projects

女神の涙TRUE! 午後から公開!
 アルファナッツ最新作、『女神の涙TRUE』が公開されました!
 自分もグラフィックチーフとして挿絵を始めいろいろと関わってきた、渾身のWindows対応RPGです。シェアウェア――有料のソフトですが、かなり遊べる無料体験版(序編)も同時に公開開始。『天使の微笑』『白い絆』を遊んだことのある人も、遊んだことない人もこの物語に触れてくれると嬉しいですね。

 公開から丸一日、そろそろ落ち着いてきた頃でしょうか。
 こちらはさらにシェアウェアを初めて買う人向けの解説マンガを企画していたりしますが、この完成はしばらく後になります。今すぐに遊びたい人は自分の知恵と勇気を信じて、WebMoneyに挑みましょう。

女神の涙TRUE・CM

 ▲▲▲▲▲落ち着きついでに、挿絵と劇中台詞の一部を編集してこんなものを作っていました。
 ほんのわずかにネタバレを含みますが(映画予告編のようなさじ加減ですね)、物語の雰囲気を手っ取り早く把握したい方はこちらもおすすめ。

8/15 Mon A Summer Whisper

無念、D9売り切れ
 実は先日、例年通り東京/コミックマーケットを訪れていました。終了後かなりの数の友人知人の方々とニアミスを起こしていたことが判明し「連絡しときゃ良かったか」とほぞをかんだりもしましたが、まあ、それはそれ。皆さん、良い夏を過ごされていたでしょうか。自分は面白かったです。
 申込書セットを購入したので、正しい申し込みさえできれば、次は年末に顔と新作を見せられるはず。

 さて、創作のファイアー塊にモノをくべつつ命の洗濯をしてきた(ex:わんこと遊ぶ)自分の夏休みはこんな辺りでオーヴァーです。明日からぼちぼちと秋を始めるとしましょう。

「女神の涙」発売直後のこのタイミングで三日も家を空けてしまったのは……もうお詫びするしかありません。ヒデさん、頃合いを見てちゃんと休みを取って下さいね(笑)

8/16 Tue

 毎度毎度のことですが地震には肝を冷やしましたね。震源は宮城でしたが、こちらでも4くらいガタつきました。自分も東京からの帰りの日程を丸一日ずらしていたら、秋田新幹線の中で二時間ほど足止めを食らっていたはずです。……そんな目に遭いながら今日客人が家を訪れました。絵に描いたような災難。
 高速道路を延々と辿って自力で帰省する人々の気持ちがわからんと日頃から呟いている自分ですが、こういうときは軌条は脆く、自動車は強いですね。あ、飛んでいる限りは飛行機もか。次に地震が起きそうになったら自分は空路を使おうかな(笑)。

 明日で締め切られるコミケの申込書類を急いで作成中。あれが100冊、これが200冊、それが300冊……。目覚ましい勢いで四ヶ月後の未来が固まっていきます。まだ何も手を付けていないのに。

8/18 Thu

 しばし沈黙。また長い準備の時期が始まりそうです。
 コミケ申し込みは無事に済みました。

8/23 Tue Beginners view

 暗い嵐の夜。
 テキストエディタで二時間ほど作業に没頭していたら、いつの間にかWindowsの調子がおかしいことに気付く。デスクトップ上のアイコンが全てクリック反応を止め、時折レスポンスを返したときは「指定されたデバイス・パス・またはファイルへのアクセスは拒否されました」の一点張り。左クリック。右クリック――メニューがちらりと見えて、霧散する。嫌な予感。
 再起動。やはり何かがおかしい。スタートアップに仕込んで愛用していた時計カスタマイズソフトTclockが沈黙したまま、いつものデスクトップが展開される。見慣れたアイコンは……つついても、沈黙したまま。インターネットエクスプローラー起動せず。祈りと共に手を伸ばしたネットスケープも死んでいる。ちらりと、最後のバックアップの日時を思い出そうとする。「女神の涙」完成後、バックアップの頻度が著しく疎かになっていたことに気付き、ようやく戦慄。最悪、恐らく一週間分はロスすることになるか。
 LANケーブルを引き抜き、モデムをリセット。ブラウザが動かない以上は、このケーブルを挿し直す意味がない。
 未経験だったこのケースにはなんとなく「徒労」を素早く予感したけれど、
 自力で何とかするしかない。無理矢理落ち着く。

 デスクトップ上に残っているテキストファイルを試しに右クリック。今度は反応有り。「開く」を選ばず、錆び付いた「アプリケーションから開く」コマンドに手を伸ばす――EmEditor。
 開けた!
 JPGファイルを同様に、PhotshopLEに送り込む。やはり開けた。速やかに空白領域をダブルクリック、フォトショップ内「開く」アクション。前回作業した領域のファイル構成。その内の一つをポイント、クリック。
 ……反応無し。ウィンドウズ、エクスプローラというものについて実践的な知識が自分にないことをちょっぴり悔やむ。恐らく、今死んでいるのはこれだ。

 ウイルスチェック、スキャンディスクを行う二十分の間に、気を紛らわすようにモノクロイラスト原稿を描き進める。ともに異常無しのレポート。
 セーフモード、と言う単語を思い出す。効くか? どのキーを押したら良かったっけな……。
 マイコンピュータを右クリック。プロパティが確認できる。しばし眺めて、無心にフォルダアイコンを叩く。

 開けた。

 ……あれ? 普通に開けるぞ……。テキストファイルをダブルクリック、テキストファイルがすんなり起動。IEもあっさり起動。フォトショップもすっきり起動。
 塊魂の壁紙の上で固まっていたデスクトップは、その端緒と全く同じく理由無く息を吹き返している。

 というわけで、
 原因調査もリカバーも暗い嵐の物語も止めて今からさっさとバックアップを取ろうと思います(笑)。購入から二年、まっさらなPCとは言えないけれど、これ以上機嫌は悪くならんでくれよ……。朝食を食べなくなったらその日は機嫌が悪いものですが、そんな予兆を嗅ぎ取るセンスが自分にはないようです。

8/24 Wed

結局ここに立ち返り気味
 目の前の仕事が落ち着くと、自然と趣味の創作のことを考え始めます。思えば随分長いこと共同でものを描くことを続けてきたもので……ここらでひとつ、孤独に何かを作ってみるということを再開しようかな、と思ってみたり。本来なら一日一時間でも作業時間を確保できれば、何でも作ることはできるんでしょうけどね。

 そんなことを言いつつ、一仕事終わったので、作業せずに夏コミの帰り道、秋田のアニメイトで入手した『ひぐらしのなく頃に解・罪滅し編』07th Expansion)を読み始めております。まさか県内でゲーム本編が買えるとは思っていなかった。今回は圭(以下略)。

 先日ヘタレたウィンドウズの調子は良好。悪い夢を見ていたかのようです。


8/26 Fri

feel yours
 というわけで、罪滅し編読了。このエピソードを読むために過去五編を辿る価値はあるはず。
 知名度を獲得することが「ひぐらしのなく頃に」にとって絶対にプラスとなった点は、楽曲担当陣が豊かになったところだと個人的に思っています。特定作品のために作られた楽曲はある意味、挿絵なんかより遥かに強くプレイヤーを揺らすのですよね。夏コミでThanks / youを捜すべきだったか……。

 一方こちらでは、「女神の涙」買い方マンガの作業を開始。
 マンガにしたのは伊達ではなく、既に買っていても買うつもりがなくても読んで笑えるリファレンスにするのが目標です(笑)。

8/28 Sun

八月のアブソリュート
 ひっきりなしに雨に降られるせいか、涼しい日が増えてきました。このまま秋に突入していただきたい。

 今日のコミティアでは、数年ぶりに自分の絵が会場のどこかに紛れ込んでいます。毎度毎度コミケを優先して、足を運んだことのなかったコミティアだけど……このイベントも、いつかは自分の目で見ておかないといけませんね。

8/30 Tue

 夏の暑さを残暑お見舞いに教えられる今日この頃。朝晩冷え込みながら、こちらは元気でやっています。
 つくつくぼーしが聞こえそうだけど、まだなつだ!

2005 September
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9/1 Thu

 さて、夏休みが終わりましたね(棒読み)。この数日前には二学期が始まるような地域に自分は暮らしていて、子供の頃はテレビで九月のトピックが出てくると「お前ら八月いっぱいまで休んでるなよう!」と胸の奥に暗い炎を点らせたものです。ローカルな断絶を味わったのはあれが初めてでした。

 今はどうかというと、まあ、毎日が夏休みみたいなものだし……(いろいろな人に石を投げられそうだ)。
 延々と自由研究を続けているような心境です。

9/4 Sun

増刊もあるよ
 作業を一つずつ消化して、いよいよ目の前の予定表がシンプルになってきました。そんな一環なのかどうなのか、近日でかめのウェブコンテンツを公開します。

 仕事関係のメールで「携帯がつながらない」という報告を受けて、ちょっと不安になっています。自宅や友人の携帯からはつつがなく着信できているのですよね。
 自分の携帯は五年近く使われ続けた代物で、どこが壊れていてもおかしくないとは思うけど……この症状はなんと判断すればいいのか。取りあえずさっさと買い換えとくべきかなあ。

9/5 Mon Projects

シリアの探求
 というわけで、でかめのコンテンツ公開です。

WebMoneyによる女神の涙TRUEの買い方道場オンザコミック(仮)
WebMoneyによる女神の涙TRUEの買い方道場オンザコミック(仮)


 「女神の涙TRUE」、とりわけシェアウェア本編にまつわる読み物ですが、比較的どんな人でも結構笑えて結構わかる解説マンガにしたつもりです。WebMoneyを買ったことがない人には、電子マネーに対する先入観を取っ払う手助けになるかも。
9/6 Tue FOMAt your measure

ドット今昔
 台風が尋常ではないようですね。しばらくは気の抜けないトピックを聞かされ続けることになりそうです。

 ドット絵は長持ちする、と思ってはいるのですが、四年前の自分のドット絵を見ていると思わず粗を片っ端から指摘したくなりました。これは、描いた当時は見えていなかったのか……?
 昔はいくら試行錯誤しても答が見えなかった足元のパース・横向きのあご・横向きの目・後頭部・髪のふさ・中間色・0.5ドット・などなどが、今は解像度の粗いジグソーパズルのごとく自明に表現することができます。この四年で、絵もドットも上手くなったと言うことかな。
 そんなわけで、暇なときに「リーズの冒険」をいじることを始めました。しかし今度は、半年前に書いた村人とリーズのやりとりに修正の余地が見えたり隠れたり。もうちょっと滑らかに会話できなかったのか、君ら!(←いいがかり)

 四・五年振りに携帯を買い換えました。auに乗り換えようかかなり迷いましたが、今は電話番号とメールアドレスを変えるわけにはいかないので、再びdocomoを選ぶことに。
 器だけはでかいFOMA・N901iC(docomoでは密かにNECファン)……当分は、宝の持ち腐れになりそうです。

9/8 Thu

秘湯で
 昨日は鶴の湯に行ってきました。平日で台風が接近している山奥の温泉郷という秘湯指数オーバーフローなポイントだったにもかかわらず、それなりに繁盛している模様。全国秘湯を守る会に守られているだけはあります。

 温泉に浸かり慣れなかったせいかえらく体力を消耗して、今日はまともに動けません。秘湯に癒されたかどうかは判断できませんね(笑)。
9/11 Sun

はちがつの、
 今年五月に辺境紳士社交場が応援していた五月系ビジュアルノベルごがつのそら。NScripter版(FLASH版を完全移植されています)完成記念チャットにお邪魔していました。前回に引き続き、出席・立ち見(ROM)合わせて70人という凄まじい規模に会議場は踊る。この作品を作ったお二方に、改めて拍手です。

 一方で、アルファナッツの方でも女神の涙TRUE完成記念チャット会の日程が公表されました。24日前後をどんみしっ。
 制作スタッフとして自分も参加する予定。苦労話や自慢話や裏話は口にできる範囲でも数多くストックがあるので、ほどほどに喋ってみたいですね。
9/12 Mon a Tip of the World!

 一足先に、『七人の武器屋』の見本を頂きました。ひゃっほう。

 例の買い方マンガで登場人物に「パッケージ=本質ではない」と言わせてはみましたが、やはり、形があると自分はめちゃくちゃ嬉しいです(笑)。ここまでイラストレーターとして深く関わった商業冊子はこれまでになかったので、なおさらに。

 一冊の本にはなったものの、まだ仕事は続きます。
9/14 Wed Advent is not Adventure.

 ウェブ上で自分が挙げる余所の作品はだいたい、辺境紳士が面白いぜと手放しで讃えているものだと思って下さい(なにをいまさら)。自分が厭うのは批評(を書くこと)くらいです。

 そんなわけで、今日はFF7-ADVENT CHILDLENを鑑賞。

 友人と折半で買いました。
「うわーヴィンセントー!」(鑑賞中の叫びより抜粋)
 FF7に好意的な思い入れのある人は、買わせてでも観るべし(その場合、予告編は前もって観ない方が良いかも)。それ以外の人をやんわりと断絶している、正真正銘ゲームの『続編』であると自分は思いました。8年も待てばもう、このブランクそのものが随所で感動ラインに触れてくれますね。
 ああ、それにしても、ヴィンセントに尽きる。
 あれは主役か?
 あ、そうか、次は主役か……(納得)。

 叶うならば、誰か――そう、初回限定版を買ったような誰か――にクライシス・コアを見せてほしい気分です。
 ですが。
 今は通常版を買った人々の分まで堪能して下さい(笑)
9/16 Fri Trigger to whistle

あたらしい自転車
 近頃買い換えブームです。携帯の次は自転車を五年振りに新調しました。20インチタイヤのモスグリーン(先代は赤)、やはりタイヤはこのサイズが一番ですね。乗り物はちっこいものに限ります。
 雪が降るまで乗り倒して、リアサスペンションや六段変速の威力を身体で確かめなければ(わくわく)。最後にギアチェンジできる自転車に乗ったのは小学四年生くらいだったかも知れない。

 ……そう言えば原付免許を取る計画が埃を被っているなあ。
9/17 Sat

よろしく
『七人の武器屋』が近所の本屋に並んでいることを確認し、いよいよこの本が発売されたことを実感しました。これからしばらく通い詰めて、完売する日を今か今かと待ちこがれる日々を送ることになりそうです。
 大楽絢太さん、編集Tさん、それから本を買って頂いた方と、自分を挿絵描きへの道へ歩ませてくれた人達に改めて感謝。二歩目があったら、次はもっと良い仕事で応えなければ、と見本を見ながら思う今日この頃です。

 あとがきのアドレスから初めてこのサイトにたどり着かれた方、まんまと引っかかりましたね(笑)。実は色々やっています。このサイトで活動内訳をちょっとでも知って頂けたら幸い。
9/18 Sun

桜から半回り
 お祭りでした。子供の頃から知っている地元イベントですが、これが何故か、毎年祭りに合わせて雨が降るのです。みこしで町を練り歩くという雨乞いをしているんじゃないかというのが自分の持論ですが、真相はいかに。

 アルファナッツお絵かき掲示板を訪れたことがある人は知っているかもしれないお絵描き強者、frogさんがAN本制作しようの会(仮)会議室を立ち上げられました。自分の見た範囲だとアルファナッツ関係で大きい二次創作活動が行われるのはこれが初めてで、辺境紳士は非公式に応援しております(笑)。楽しく本作って下さいね。
9/19 Mon

 アニメイト秋田店の新刊文庫コーナーに、「七人の武器屋」ささやか手描き宣伝イラストを貼らせていただきました。撮影許可を貰うのを忘れていたため、もはや、直接店を訪れるしかこれを見る手段はありません。まんまと自分の思惑にはまって頂ける方だけご覧下さい。
 地元書店では平積みされた新刊がほぼ売り尽くされた模様。中高生時代はライトノベルを読んでいるのが自分が世界でただ一人であるような錯覚を覚えていただけに、実際に読んで頂ける人がいることを示すこの様子は見ていて安心できます。品薄なくらいがちょうど良い、と思うのは、作家だけの感覚かな。
9/21 Wed

賞状とトロフィ付き
 以前参加した『イース・フェルガナの誓い』イラストコンテストの賞品が届きました。サントラとアレンジ盤の二枚(CD自体は計三枚)セットです。ファルコムサントラマニアな人生を送っていますが、タダでアルバムを貰うのは無論これが初めて。めちゃくちゃ得しました。わーい!

 諸事情により一時凍結が決定した「女神の涙」CD企画ではありますが、こういうのを見てしまうと、ね……(笑)

 そう言えば今回は、サントラ担当者の名前がきっちり記名されているのが印象的でした。今までのファルコムCDはほとんど、名義が「Falcom Sound Team jdk」一本だったけれど……。個人的には、企業作品でも担当者が堂々と(つまりスタッフロールの外でも)記名している仕事に好感を持ちがちですね。世間には、そうも言っていられない諸々の事情もあるのでしょうか。
9/22 Thu

思い出にはならないさ
 久々にエントランスを読み返すと面白いなあ(笑)。さあ、そろそろclosedの営業札をひっくり返す時期か。

「七人の武器屋」の売れ行きについては各方面から情報が入ってくるのですが、客観的に見ても、これが「ばっちり売れてる」らしいのですね。ああ、良かった……。
 担当のT編集さんからこの情報を教えてもらいつつ、「(掲示板で)応援してくださってる皆様に担当からも御礼申し上げます」とのメッセージを言付かりました。
 うわっ、ここもチェックされているのかと思わず自分の背筋を伸ばしてみましたが、そういえば、辺境紳士はBBSで何もしていません(笑)。皆さん毎度ながら、掲示板への書き込みどうもありがとうございます。愛に癒されてます。

9/24 Sat

 アルファナッツチャット会、土曜の夜から八時間ほどわいわいやって閉幕しました。話したことと聞いたことを夢見つつ、今は寝ましょう(ぐー)。

9/25 Sun King's Branch

めっきり寒くなりました
 一仕事終了。これで春に抱えた一連の課題はこなせたようです。表だった仕事が続いた2005年の夏でした。秋以降はしばらく個人制作の方にウェイトを置いていきたいと思っているのですが、果たしてどうなることやら。

 とりあえず、自由な時間があるうちに、次は夏に抱えた宿題をなんとかせんと……やりたいこと・やるべき事はずいぶん目の前に転がっていますが、差し当たっては例の魔法少女マンガか。現在むりやり原稿用紙に下描きを入れ始めております。果たしてどうなることやら。

 セキュリティソフトの使用期限(一年間)が切れる季節になりました。諸々の事情で毎年パッケージ版を買ってこざるを得ない自分は、毎年アンインストール→インストールを経てソフトを更新しています。去年はアンインストールをし損なって「ファイアウォールの二重起動警告を毎回受ける」という持病を抱えるはめになりましたが、今回は果たしてどうなることやら。

 昨日のチャットでは主に「地道に続ける」ことの大切さを頭に叩き込み直しました。一日に三〇分はRPGツクールを立ち上げていないと駄目だよな、実際。果たすいとまもありません。

9/28 Wed

味覚泥棒
 父方の家系が漁師で、父がアマチュアの釣り師をしている恩恵をもろに受けて、わりかしうちの食卓にはよく日本海の幸が並びます。
 今夏はいわしフィーバーでしたが、
 ここ数日はイクラ三昧です。
 白いご飯にイクラをかけ放題です。
 茶碗の上に築き上げたセミイクラ丼の上からちょいと醤油を垂らして海苔で巻いて食べたりするのです。
 大海原に感謝しつつ……たまにカレーマルシェとかが恋しくなる今日この頃。秋ですね。

9/29 Thu

鉱山街編突入
 久々に自分のゲームのマップをぽちぽち描いています。
「リーズの冒険」が英雄伝説をリスペクトしている以上、旅路を繋ぐ街の存在はこのゲームの真髄としなければなりません。同じマップチップの使い回しはあまりできないのです(これが制作を鈍行にしている大きい要因)……が、やっぱり、数を重ねると過去のグラフィックから
「この石畳のテクスチャは使えるな……ちょっと暗くしてエッジを立ててみるか」
「この壁、結構前の街で使った奴だから流用してもばれないよな……色だけちょっと替えとこう」
 と、あれやこれやのショートカットを使って作画時間を短縮することができたりします。ライブラリの効果の一端ですね。

 さて、自分がマップチップを描くときに最初に考えるのは、「壁」です。
 このゲームには無い概念なんですが、「ドア」「屋根」も同様。この外面さえ固有にすれば、街はわりかし手軽に個性を獲得できると自分は思っています。この延長線上に、「窓」「床」「カーペット」「ベッドカバー」「植生」「水場」、などなど……建物ばかりだ。街のオリジナリティは、住人のライフスタイルから喚起されるものかもしれません。ちょっとツクールサイトらしい話をしてみました。

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 10月は番組改編期でしょうか。ドクロちゃんねるは面白かったなあ、と終わってからしみじみ振り返ってしまいます。ここのインターネットラジオを聴いているうちにパーソナリティ兼プロデューサー・uplift氏のファンになっていた辺境紳士でした。
 ナースステーション乙乙もほぼ同時に戦略的撤退するらしく、惜しまれる限り。ただで聴くにはもったいない番組がこの業界には多いですね(←ちゃんとメール出すとかDVDを買ったりとかしなさい)。