2009/1〜3

1/2 Fri

 あけましておめでとうございます!
 今年もよろしく、辺境紳士社交場でございます。
 地元は風雪に閉ざされて、全くいつも通りの秋田の冬です。おとなしく引き籠もって、コタツで同人誌を読むとしよう。
 今回は「砂漠のウサギ」(当日記2007/8/12)を描かれた、M.WOLVERINEさんから頂いた同人誌群にのっけから圧倒されています。やっぱり自分はまだまだ見聞が浅い。凄いサークルっていうのは、少なくない数実在するのだ。
 よそのサークルさんの本とうちの本とを物々交換できるのが、なんというか、コミケで自分が一番の嬉しさを感じられるところです。
「KITTEHATTE土天海冥」「情報屋5」「真田ぬこ2」など、一度波長が合えば、良い本はほんとに良い。年末メイド居酒屋で、自分が「今はむしろ同人の方に希望を感じる」と言ったのは紛れもない実感です。うちのサークルが細々と、もう一年も続けてきたFAPRも残り一冊。このシリーズにケリが付く前後に、自分も描きたいマンガというやつを描いてみにゃあいかんね。

 やる気も出た感じの2009年初頭です。あらためて、どうか、よろしく。
 皆さんに見てもらわなきゃ、自分の場合、ほとんどなにも始められないもんで……。
 楽しんで毎日暮らしているのは、まあ、言うまでもないのですが。今年もなにかと、頑張らせていただきます。
1/3 Sat

 今日も日がな一日だらだらしています。車を持ってる友人達もちょうど帰省していたので、温泉施設とかに行ってきました。ああ、実家は何も考えんでも生きられるからいいなあ。
 そんなわけで、昨年末のコミケの記録を下の方に追記しました。
1/6 Tue

 実家から帰ってきたので、ぼちぼちこちらも平常営業に戻ります。
 ああ、正月が終わってしまった。
 一週間ほどものすごい勢いで満腹続きの生活だったため、明日あたりにwiifitで驚愕の数字を確認してみようと思います。なぁに、この厳しい冬で、付いた脂肪は全て燃え尽きてしまうさ。

 正月ヒマだった時に、手元にあったFAPRメモ(新刊のオマケ)にざかざか落描きを重ねておりました。作っておいて自分ではまともに使ったことがなかったけど、高速でたくさん走り書きするのには向いてますね。手に持った状態だと使いにくすぎるけど……。
通販で、もれなく一個の短冊メモ帳が付いてくるのです
1/7 Wed [Gallery サークルペーパー#5 & OTHERS#12]

 前回計測時から体重が2キロほど増えておりました。まあ、普通に暮らせば通常値に戻るだろう。世の中には貧乏ダイエットというものがあるのだと、とある人生の先輩が語ってくれたことがあります。
1/8 Tue
最北端到達
 実家でやることがない時に手を付けるものといったら、「リーズの冒険」フォルダの中身なのである。久々に、時が止まっていた街の中身をちょっと進めてみた。全ての会話がそれぞれに一つ、内部スイッチを持つ。どうあろうとも、ちょっとずつ、進めるしかないものだ。
 
 スイッチ/フラグ進行表に書き入れる行為もずいぶん久々な気がする。昔の自分の字は汚いなあ、と思えるくらいに懐かしいのは、……やっぱ長いことサボってたわけだね。PCが壊れて入れ直したEDGEも環境設定がセッティングされていない状態。こりゃ、いかん。
 
 少しだけやる気ゲージが充填されている。
 どこから来たやる気だろう。
 
 それと、自分は台本の端々をその場で考えながらセリフを打っていくのだが、どうも最近、とかくおおざっぱな主人公がごくまれに女の子っぽいニュアンスを言葉の端に覗かせるようになった。単純に、口調とかじゃなくね。
 これは、どんな人生経験のなせる技だろうか(笑)。 セルフキャラ萌えの境地と言えば、年末ラジオで語られたとおり、吉村麻之さんの居るところなのである。実はここ、割と本気で見習いたいと思ってます。
 
 萌えたり萌えなかったりしながらも、気が向いた時にRPGは積み重ねられていく。
 
 
 それはさておき。
 今、十月末に検討していたとある窓口を開放するべく準備しております。週末には全容が明らかになるはず。メールフォームを置くのは初めてで、結構手間取るなあ……。
1/8 Tue [Gallery:11/12月看板]
正月空

 
  辺境画商(β)なる有料らくがきサービスを始めてみました。本日から一ヶ月間の受注期間を設けた、試験的なものです。まとまった仕事がない時期はこういうことをしてもバチは当たるまい、と思ったのですが、はたしてほんとに発注する人はいるのだろうか。個人的にはFAPR以上の大博打企画です。どうぞ、よろしく。

 ただし、値段が値段です!
 三時間で描かれた落描き一枚の対価として5000円(送料込み)が本当に妥当かどうか、十分に検討してから声を掛けてやってくださいね。
1/13 Tue

 実家の秋田は近頃豪雪で、ロンドのテンションもえらい勢いで上がってきたそうです。おまえ老犬じゃなかったのか。実家の犬が元気だというだけで、人生の1/4くらいは心強くなってもいいのだ。

 辺境画商(β)に自分の予想の三倍くらいの発注が届き、ただいまあわあわしております。
 いや、あわあわしている場合ではない。
 辺境紳士社交場史上最高額なサービスだというのに、ここまで思い切って発注してくださって、本当にありがとうございます!
 じわじわと描き進めていくので、ことによっては、最初の返事が二週間後になってしまうことすらあるかもしれません。手探りしながらの運営なため、あちこちやり方に不備が出てくるとは思いますが、絵を描くことだけはお約束したとおり。どうかのんびりと、お待ちくださいね。
 掲示板で質問があった「イラストの二次利用」「第三者の著作物をお題にする場合」について、画商の「ごちゅうい」欄に追記しておきました。このあたりが気になっていた方は、そちらも合わせてご確認ください。


 Radioコーナーに年末に吉村麻之さんとしゃべくってきた第四回と、本編で読み切れなかったお便りを素早く読んだオマケ編をまとめておきました。夏頃に自分の抱負を忘れたら、ここで聴き直すとしよう。
1/18 Sun


 先日は富士見書房の新年会に足を運んで、久々に会った大楽さんや編集Tさんから近況を聞いたりしておりました。え、新作って、○○なんですか!? ○○って、どーなるんだ!? と今野隼史が仰天した単語はいずれ明らかになるに違いないのです。
 この日のためにふざけた名刺を作っておいたのですが、わりと好評で良かった。

 直筆ででっかく「大楽絢太」と書かれた色紙を託されたので、これからプレゼント用に「武器屋」の絵を描くことにします(ドラゴンマガジンの読者プレゼント用とのことです)。勘は鈍っていません。この日のためにFAPR木で武器屋絵を多めに描いておいたのだ(嘘)。

 辺境画商(β)も、ぼちぼちと下描きを始めました。怒濤だった発注のペースも収まって、ようやく全体の規模が見えております。
 リクエスト内容を見ると、いかにFAPRリクエストか無責任に繰り出されたものだったのかがよく分かりますね(笑)。画商の方は素直で熱い題材がほとんどです。でも、自分としては、どんな方向のリクエストでも真正面から当たって砕ける所存ですよ(砕けるのか)。

 静かに一月も後半に差し掛かりつつある。冬休みもあらかた終わる頃でしょうか。
 こっそりオープンしていた円卓チャットですが、こちらも月曜の夜に閉めることにします。おみくじを引き忘れた方は、ここで一年占ってみるのもいいかもしれませんよ。
1/22 Thu

 辺境画商(β)の発注も一日一件ほどのペースに落ち着いてきましたが、それでも、冷静に考えたら一日一件って凄いんじゃないのか。ありがたい。
 まさか、こんなに来るとは……としみじみとはしてみたものの、端から見たら、日々B4のイラストボードを真っ二つにぶった切って、らくがきしては絵の具で色を塗りまくるだけという、なんだかイージィなライフスタイルを堅持しているのです。
 ムーンリバーを渡るようなステップで(キリンジ)。
 仕事なのに肩の力を抜けるのは、悪くない暮らしさ。

(今日の時点でいただいた発注は、すべて受領いたしました。
 ここ一週間に発注してくださった方の分は、最初の下描きメールの提出が二月以降に掛かる予定です。すみません、どうかのんびりとお待ちください)


 その一方で、春から先に仕事の気配が立ち上がり、自分はようやっと大きくほっとした息をついていたのでした。
 フリーランスの生き方をイメージして、この曲線が何に似ているか今連想できた。
 鳥人間コンテスト滑空部門の、あれだ。
 踏ん張った上向きのベクトルが気流を捕まえれば、琵琶湖の続く限りどこまでも飛んでいけるだろう。貯金額という踏切台の高さは必要だけど……。

 もはや作った回数さえ忘れた、再びカレー。しばらくはこの超うまい経済食が自分の命を繋いでゆく。
 
1/26 Mon

 豆を蒔いている一月です(一週間ほど早い)。先のことがどんどん予定されていくけれど、確定していることはまだあまりにも少ない。もう少し、確かなことを言えるようにならんとね……。一年近く迷走している物事が一つ、あります。同じ所をぐるぐるしているようで螺旋のように上昇しているというのはまさにこのことだろうか、と近頃思うこともしばし。ほとんどの時間はまったく無駄になって捨てられたけど、捨てる神あれば拾う神もあって、それは両方とも自分一人だったという話でした。捨てるくらいなら拾っておいて、いつか好き勝手なタイミングで再利用した方が、自分はいくらか気が楽になるようです。なんにしても、螺旋階段の次のステップは目の前に見えます。足を止めることは許されない。この豆を蒔いたのは自分だ。

 まだろくに報告もできないけど、あちこちでいろんな仕事をしております。
 ……そのかたわらで新キャラがどんどん増えてゆく。
 
1/29 Thu
rises fom ash
 自分の場合、頭がさぼっている時は「黒」を使うのを無意識で避けてしまいがちになります。練習量とか慣れの問題というよりは、やっぱり、前もって「この絵では絶対に黒を使うぜ」と覚悟しない限り、カラーイラストで100%の黒を使うことができないのです。そんなに大層な問題じゃないけどね……。
2/2 Mon

しずく/ポケットの詩
 ついに、CD『しずく/ポケットの詩』が完成したとのこと。
 日向そらさん、おつかれさまでした!
 左側でも触れていますが、自分はこの作品にイラストレーターとして参加しています。まさか再びこのキャラクターを描く日が来るとは、と、自分はこの企画ととあるスカイダイビングの企画を知るまで全く予測もしていませんでした(笑)。いろいろあって、自分も思い入れのある一枚が、近いうちに世に出ることになるようです。

 イラストを描いてからしばらく、CD制作途中のサンプルも自分は継続的に頂いていたのですが、実はまだ一度も耳にしていません。個人的には、試聴するのも後に取っておくつもり。

 やっぱり、こういう形で関わったからには、最初はCDを回して聴かないとね。
2/3 Tue
うちはサラダ恵方巻きでした
2/5 Thu
巡礼中
【ニコニコ動画】初音ミクだけで英雄伝説V「白き魔女」のBGMを鳴らしてみた(全7曲)
――なんてものがあるから自分はプレミア会員になってニコニコ動画のサーバー維持費を負担してます。再現度が半端ではありません。たまたま見掛けて昔を思い出してほろりとしたので、そんな絵を描いてみました。
 なんだったかなあ、大昔、ジュリオクリスを描いたはがきでイラスト投稿してた気がする。メガドライブFANって雑誌があってね、当時セガサターンに移植された「白き魔女」が……(後略)

 恵方巻き(ツナとか入ってたけどさ)も食べたことだし、もう暖かくなってもいい頃でしょう。
 淡々と絵を描きまくる日々です。腕が少しでも上がり続けていることを祈るばかり。普段シャワーくらいしか浴びない我が家なので(浴槽に追い炊き機能がないのだ)、昨日久々に銭湯にどっぷり浸かってきたところ、次の日になってジェット水流を食らい続けた体の背面が痛んできました。筋肉痛か肩凝りか、どっちだろう?
2/9 Mon
緑色にもほどがある
 野菜ジュースで野菜分を補充し続けるのもよかなかろうと、たまたま安く買い込んだほうれん草やらブロッコリーやら実家からどさどさ届いたハムやらエリンギやらをバターで炒めてすき焼きのたれで味を付けてめしと一緒に食ったりしています。うめえ。

 11日いっぱいで辺境画商(β)発注受付を閉め切らせていただきます。発注フォームが消えるタイミングが〆切ですので、お気を付けくださいね。
2/11 Wed

 辺境画商(β)窓口を予定通り閉めさせていただきました。それまでにメールフォームに入っていて発注の手続きを取っていたならば、あるていど時間をオーバーしても問題なく受注することができるので、ご心配なきよう。
 予想したとおり、ギリギリでの発注が多かったですねー。自分だって、多分、そうすると思います(笑)。
 詳しいところはまた明日に。

 その際に一度、まだ下描きに入っていない発注者みなさんに確認のメールをお送りします。応え切れていなかった個別のご質問についても(資料を添付するべきか、複数発注について、サイズ変更についてなどなど)返答するので、少し注意深くメールボックスを覗いておいてください。
2/12 Thu [Links:唐突戦記大楽]

 以前さりげなく行ったアンケートによれば、「5000円以上でもOK」と答えた人が60人……30%もない割合だった。
 実際本当にこの値段を提示してしまったら、垣根を越えて手を挙げるような人はさらに少なくなるだろう。
 もし発注が30件来るようなことがあったら、大成功だぜ!

 ……と思って立ち上げたこの企画。
 一ヶ月の発注期間が終わった時、手元のリストには約100件というリクエストが集まっていました。
 こんなに!!!?
 その全てのリクエストが、本気なのです。
 そうだ、これが有償ということなのか。
 4/1FAPRリクエストの時はみんな、てきとーに描かせたいものを言ったものだけど、今回はまったく違う。
 これは……描かなきゃいけないな。

 そんなわけで、この一ヶ月に発注いただいたリクエストは、全部描かせていただくことにしました。
 しかしなにぶん、まだ80枚ほど描かなきゃならないお題が待ち構えているので、お届けの時期が激しく後ろにずれ込む場合があるかもしれません。どうか、ご容赦ください。
 全体の進行状況("発注日"でだいたいお知らせします)と、描き終わったらくがき(発送後、しばらく時間を置きます)は順次サイトに載っけていくつもりなので、気長にそのあたりも覗いてくださると、幸いです。

 この企画で収穫できたものは、予想していなかったところにも一つありました。
 BBSに書き込んだりはしないけれど、昔からこのサイトを知ってくださっていた方が「はじめまして」と一言添えていたようなことが、何件もあったのです。
 やってみるものだなー。
 皆さん、どうもありがとうございます。



 先日深夜に届いた一通のメールに自分は目を見張りました。
 なんと、ついに。
唐突戦記大楽 (派遣アルバイト篇)
 大楽絢太さんのブログが始まりましたよ!
 始めた動機がもう、めちゃくちゃ凄いのです(笑)。一刻も早くこのブログの更新が止まるように(良い意味で)、今野隼史は応援しております。
2/14 Sat [Gallery 辺境画商(β)]

 辺境画商(β)企画で描かせていただいた絵を、すこしずつGalleryコーナーに載せ始めました(お手元の原画と見比べてみるの面白いかもしれません)。使用画材は、すべてアクリルガッシュ一本でございます。今後は一日一枚くらいのペースで絵が増えていくはず。

 20度はあろうかという、非常に暖かい一日でした。久々に窓とか開けて、部屋に凝り固まった水分を干しきってしまうとしよう。
 Drawrブログパーツが不調なのかなんなのか、自分のブラウザでは表示されなくなってしまいました。近頃あそこを日記らくがき代わりに使っていたんだけど……他でも見られなくなっているかな?
2/16 Mon

前回と同じ構図にしちまったい
 先日初めて、コミティア(コミケと同じ所でやっている創作ジャンルオンリーの同人誌即売会)に遊びに行っていました。「まったりできるよ」と前評判は長く聞いていたのですが、思っていたより、人が多かったですね。
 ただ、雰囲気はやっぱりコミケの圧倒的なものとは違うものがありました。工芸品を売っている人がいたり、壁サークル(があったのですね、コミティアにも)の本が完売した机で、一人座ってる作者の方がのんびりと色紙に絵を描いている様子が見えたり――って、
 安倍吉俊さんがニア描いてるじゃんか!
 うひー!!
 色紙待ちの行列が余りにも長かったので自分がそこに加わることは断念しましたが、こいつは個人的に強烈な光景だったなあ。
 雰囲気は掴めたので、五月五日の次回コミティアにはうちのサークルも参戦してみようと思います。昨年末作ったFAPR木も、ちと余り気味だったしね。

 その一方で夏コミの申し込みも締め切り日を迎えたので、申し込んでおきました。このイベントでFAPRシリーズも完結予定。おそらく辺境画商(β)を終わらせてからの作業となるので、意外に、自分の夏は目の前まで近づいてきているのかもしれません。
2/18 Wed

 掲載ペースと同じく、平日はだいたい一日一枚描いています。辺境画商(β)進行状況が「1/13発注分」から頑として動かないのは、窓口開放当初は一日10件以上の発注が舞い込んでいたからなのでした。早い早すぎるぜ。

 その一方で、本業方面では久しぶりに吉報を聞くことができました。良かった。近いうちに、何か報告できることがあるかもしれません。
2/23 Mon

 いかん、仕事が瞬間的に四つ重なってしまった。今週末は辺境画商(β)の手をしばし休めております。平日中に復帰せんと……。

 寒さが揺り戻す日もあるのですが、日曜の空気は春の気配を一瞬覗かせたりもしていました。関東の春は、地元のそれよりも丸一ヶ月は早い。花粉症の方がくじけず生きられますように。
 白菜をついつい丸一個単位で導入してしまったのですが、あと一週間で全て消費する必要が出てきました。さて、どーするかな。ピェンローという白菜とごま油の鍋のレシピが手元にあるけど、まずその前に、とある慶事を祝ったすき焼きの鍋をとっ片付けなければならない。仕事と自炊を両立させなければ、生活をしているとは言えないのだ。
2/24 Tue
黒とかの練習
 今日不意に目にして思わずうなったネーミングメモ:「デス子ちゃん」
2/25 Wed
名前なんだっけ?  外を出歩いているとかっこよいガラス製の鉢植えを見つけて衝動買いしていたのは良いのですが(100円くらいだったしさ)、中に入れる植物が長いこと見つかっていませんでした。そんなわけで、夏に引き続き、ダイソーで新植物を調達。あんまり元気よく成長してない奴にしたのですが、どうなるか。春まで生き延びてくれ。
2/27 Fri

 雑誌やウェブサイトに情報が出たので、告知!

舞台は再び、本荘市に戻ります

 マンガ描きます!!
 そんなわけで、これからマンガを描くために10日ほど辺境画商(β)進行を一時停止させていただきます。
 稼業としては一年半ぶりに、今野隼史の単独名義としては初めて、仕事で漫画作品を発表させていただけることとなりました。あとはちゃかぽこ描き上げるばかり(←ここが現在一番不安なところ)。やるぞー。
3/1-3/6

 犬を撫でに一時帰省しております(マンガもそちらで描くつもり)。期間中の連絡はmixiや、携帯、またはtkfrontier@hotmail.comアドレスに宛てていただけると確実です。
3/6 Fri
はざま犬
 帰ってきました。3月の秋田はまだ冬とはいえ、さすがに寒さの谷底は越えています(一日だけ凄まじく晴れた日があって驚いた)。東京もそんなに変わらないなあ……。
 春は近いぜ。
3/9 Mon
南中中学生日記
 マンガ描けたー!!
 ……そういや久々に描いたのだなあ。ネームばかり描いてたせいか、勘を取り戻すのに少しもたついてしまった。
 ここに来るまで一年くらい色々あったけど、何を置いても、自作を載っけられる場所にたどり着けたというのが今は一番嬉しい。
 費やせそうな言葉も多くはないですが、どうぞよろしくお願いします。
 機会が重なった時には、読んでいただけるとありがたいです。

 そんなわけで、いろんなものを後回しにしてしまった。いいかげんあれやこれやに戻らねば……。
 ぎゃあ! 確定申告もほっぽっちまったよ!! いつやるんだ! もう春か! 早いな!! 「世界樹の迷宮II」は25階を突破した瞬間に壁にぶち当たった! しかし俺は意地でもギルド構成五人で突破してやるのだ!! それが冒険者ってものだろう!? ウィズで鑑定士とか荷物持ちを作っていたのは小学生の時だけのことさ! 補欠なんて要らん! 俺はこの微妙なドクトルマグスをも愛してみせるぞ! そう言ってたら「セブンスドラゴン」も届いちまった! 春だよ! もう!! いつやるんだ!!!
3/14 Sat
荒いトーンをもっとかっちょよく使いたいな
・微妙な忙しさにかまけていたらずいぶん長いこと辺境画商(β)の手を休めていたことが発覚してしまった。オゥ、これではいかんぜ!
 待たせてしまっている皆さん、すいません。ぼちぼち再始動します。

・マンガのゲラも確認したので、これでもう、間違いなく次のラッシュには自分の漫画が載りますよ。楽しみだー。

・掲示板のスパムは途絶えたかな? やれやれ……。

・先日戻った実家から、観葉植物二鉢を新たに新調しておりました。そこそこでかくて見栄えがするのは良いのだけど、丁度良い鉢がない。どっか手頃なところに陶器市はないかな。

・微妙に暖かいのか寒いのか。

・個人的に閲覧を封じていた世界樹2wiki、五層突破と同時についに目を通した。「睡斬」のセレクトは間違ってはいなかったようで、安堵する。初戦ではあっさりぺち倒されてしまった森の番人は、どうにかラウダナムを15個使い込んで撃破! ついでに手持ちのソーマIIIとネクタルIIが全て吹き飛んだ! し、死闘だった……。しかし、ここでそろそろ本格的に壁が立ちふさがりそうな気配。レベルはすでに上限に達した。修行(システム上では「引退」というコマンド)させるべきか……。前言をあっさり撤回して、六人目以降の探索補助メンバーを招くべきか……? 君はそうしても、しなくても良い。ただし、迅速に決断したまえ! 宿屋の娘は既に君達を待っているのだ! ……さあ、どうする?

3/16 Mon

 超暖かい一日。公園でカレーパンとマヨチャーシューおにぎりをかじりながらぬるいカフェオレ缶をすするような一日でした。だだっ広い草の広場を子供達や犬が駆けていく。送電線鉄塔の下には猫が固まってごろごろと転がっている。風は弱く、日差しはジーンズの腿をじわじわと暖める。雲一つ無い。春だなー。

 そんな春木分を堪能できたのは何故かと問われると、今日はなにもかもをもうっちゃって、確定申告を終わらせたからなのです。終わったぞ!! イラストレーターを名乗り始めてから、もう六回くらいやっている確定申告。最初の頃と比べたら効率だけは数倍に向上したけど、書類を前にしたとき感じるめんどくささだけは全く変わりません。ああ、このめんどくささよ。めんどくさき者、汝の名は確定申告。
 そろそろこういうのは人任せにしてもいいんじゃないかとも思う。毎度そう思うのだけど、一年に一回くらいは、自分自身がどれだけ金を稼いで金を使っているのか確認しておくのも悪くないのです。きっとね。
3/17 Wed

 引き続き春日和。正月から自分は微妙に体調が下向きになっていたのですが、ここしばらくの日差しのおかげかようやく快調に向かってきた気もします。やっぱ、昼間寝てる生活はいかんね……。
 体力はゆるゆると落ちただろうから、なるたけ毎日自転車を引っ張り回すようにしてみよう。

 さて、適当にカレーを作りました。明後日までは持つだろう。でもそろそろ、鍋を放置することに対して慎重にならねばいけない季節だな。
3/18 Wed


 世界樹の迷宮II日記・08/9/19の続編。
 妄想していたら小説になってしまった。そうだ、子供だった頃に話には良く聞いてた、「会話のないゲームを遊んでる時によく浮かぶ妄想」ってのは、こんな感じなのかもな。子供の頃の自分は、この手のゲームをひたすら黙々と遊んでいたタイプだった。


 その日ひょっこり現れたピンクのツインテールを見て僕は、あれ、という音を口の中で転がした。間違いない。口を開けてもう一度反復すると、当然ながら思っていたより実際大きな音を立てて「あれぇ?」その子を振り向かせた。
「やっぱりいたよ。お久しぶりです!」
 いつだったかと同じように、頭が消えたところに一瞬ツインテールが残って、重力を思い出してそのピンク色が消える。
 僕は何を思いだしていたのか。
 ……そうだ、あの金鹿の酒場。
 女将が持ってきたトレイが上げる湯気の向こうで、いつも歌っていたり踊っていたり気ままに太鼓を叩いていたりしていた彼女。演目が終わった後、いつも決まって上半身を折る礼をしてくるのだ。
 何曲歌っても変わらない、どこにあんな体力があるのかと、へろへろの体にアルコールを染みこませながらたまに不思議に思っていたら、隣にいた誰かがつまみを受け取りながら笑ったんだ。
「なんちゅーかね、……18歳の動きって奴かなぁ?」
 その動きで思い出した。僕たちキャメロットがエトリアにいた頃、6人目のメンバーだった彼女。
 
 このバードの名前は、秘密だ。
 
 きっとどこだってそうだろうけど。冒険を共にしてくれる語り手ってのは、きっと英雄達の誰よりも可愛くてチャーミングなものさ。ちなみに年齢も秘密だ。訊いたらはにかんでいたから、きっと見たままの数字なのだろうけどね。
 
 その晩は一年ぶりの再会を祝して、五人で杯を重ねた。あの美人の女将の代わりにするには、親父さんの溢れんばかりの品性には文句も付けたくなるけど、仕方がない。ここはハイ・ラガードなんだから。それに、慣れればここのつまみも美味しい。
 すっかり馴染んで上機嫌になったところで、バードの彼女が一曲披露してくれた。
 ……言っちゃなんだけど、ちょっと下手になってるね、君。
 そうか、旅してる間にレベル1に戻っちゃったのか。僕らもそうだったんだし、どうってことないよ。大丈夫大丈夫。
 ……あれ? レベル1?
「しょうですよ?」
 ろれつがまわんなくなってるよ君。あ、駄目だよ、毒じゃないよ、ドラッグバレット撃っちゃ駄目だって。君も酔ってるね。目が5倍くらい輝いてるとこ悪いけど……銃と術式禁止でしょ、ここ。また立ち入り禁止食らいたいの? リフレッシュ取ってないのは僕が悪かったからさ……ほらほら、このお茶飲みなさい。落ち着いて。レベル1? 30じゃなくて?
「1ですよぅ。エトリアでもしょんなに頑張ってませんでしたっけ、あたひ」
「うん。……えーとね。待てよ。待て待て。違うんだ。何がおかしいんだっけな……」
 いかん、僕も頭が回ってない。おかしいんだ。何か忘れてるんだよ。何だっけ?
 ドクトルマグスは茫洋とした脇目を一つの空席に注いでいる。なに見てるのさ。
「あいつの代わりじゃなかったのか」
 ぼそりと、身に包んだ重鎧のような声が聞こえる。このパラディンはいつ見ても酔っているような酔っていないような糸目だ。そうだ。
「じゃあさ」
 そうだよ。この子がいたギルドは、いつも一つの円卓を全員で占拠してたんだ。
 古びた六人掛けのテーブルは、エトリアもここも似たようなものだ。
 すっかり忘れていたふりをしてたけど、あの、主人公気取りの、エトリアの紋章をくっつけた、間抜けなソードマンは……
「ミスキが連れてくるって言ってた『すこし有能な新人』って、誰なのさ?」
 あいつは、僕たちがレベル70の成長限界にぶち当たってからしばらくして、真っ先に『引退する』とギルドマスターに告げて、
 今はもういない。
 
 さて、酔いつぶれたとしても、僕たちの悲しい習性は午前五時の一番鶏の声にとてもよく似ている。それは午後六時に鳴くこともあったけど、今回は朝のほうに目覚めた。

 冷たい水で洗っていた顔を上げたら、そこに間抜けな顔が見えた。
 
「おはよ」
 なにをはにかんでんのか、僕にはさっぱりわからない。どんなリアクションを期待してんだ。
 タオル越しに告げてやる。
「……新鮮味のない新人が来たもんだよ」
「いいじゃん、"自分"連れてきても!」
 ぎゃーぎゃー言う顔は見なくても、今までさんざん樹海の中で見てきたものさ。
「修行したんだよ修行! 滝とか打たれて! なんか暗闇の中でひたすらロウソクとか切ってたし! 豆腐ばっか食わされたせいでレベルも40くらい下がったし!」
「あそう」
「あのギルドマスター絶対体育会系のコーチになれそうだって! くそう、あれ絶対、"無駄に倒れないように気をつけるんだな"って言いながらプククって言ってたよ! あのサディストめ! もうデレても騙されてやるもんか。そんないろいろ苦渋なめてきた仲間に対して、あんたなによその態度は。もうちょいなんか言うことあるでしょ?」
「一部こっちの台詞なんだけど」
 その頃にはもうタオルは畳んでしまった。手持ちぶさたな片手を、壁に掛けてた荷物袋に突っ込む。
 僕は紋章を取り出して、そいつに放った。
 エトリアの紋章じゃない。それは昨日、レベル1のあの子にあげた。
 ハイ・ラガードに来た僕たちが、たったの五人で登り詰めた、25階の果てに手にしたもう一つの勲章。
「うん?」
「なんか言うことあるでしょ、君」
「あー」
 どこでもそうしていたような手慣れた仕草で、彼女は紋章を髪の一房にくくりつけた。
 まあ、勘を取り戻すにもしばらく掛かりそうな、レベル30の未熟者にはお似合いの効果さ。
 ……紋章ってのは主人公気取りの奴にこそ、似合うものだよ。
「またよろしくね」

 こうしてギルド・キャメロットはまた6人パーティーとなり、酒場の張り紙は絶えることなく、電車を待つ時間の間だけ進められる世界樹の迷宮は、まだまだ登り詰められそうにない。

前言撤回ギルド

「そうだ。修行してる間、プレプアとシャマリィに会ったよ」
「え!? なんだ、あの人達、どーしてるの?」
「セブンスドラゴンで冒険するって言って、ヒッチハイクしてた」
「……僕らがクリアするまで、出番無いんじゃないかな?」

3/22 Sun

・連休はゆるゆると過ぎます。自分の平日はなんだかんだと企業を相手にして一日一度以上の小さな納期が課せられている生活なので、フリーランスとはいえ休日は気を休めることができるのです。
 やっていることと言えば、絵を描いたりドットを打ったりコンソメでキャベツを煮たりするくらい。あんまり平日と変わらんけど、ちょっとは違う。やっぱり平日休日ってのは必要なサイクルだなあ、と思うのです。

・観葉植物のために艶消しの鉢と土を買いました。すげぇ! 赤玉すげぇ水吸うよ! 水やったら「じゅわわわわ」言ってるよ!

・自分のマンガが載ってるコミックラッシュ、そろそろ発売ですね。どうなるかなー。地元に帰省した時、書店にラッシュが置いていなかったのがちょっとだけ不安です(5%くらい地元密着型のマンガです)。今はamazonとかいろいろ経路はあるけど、やっぱり、雑誌だけは本屋で買うものだと個人的に思う。

・ありゃ、連休が終わってしまう。しゃあない、明日からまた頑張るか。

・うぉぉ、三月が終わってしまう。つまり、ついに四月が始まってしまう。どうするんだ?

3/23 Mon

 久々に冷や汗かいた。一日前の日記のように、まるっきり油断してた。キャベツを煮ている場合ではなかったのだ。休日にのんびりするためには、当然ながら、休日直前のメールボックスの状態を完全に把握しなきゃいけないのだ。
 すみませんでした……(反省しております)。

 自分の記憶力が頼りにならんときは、フェイルセーフを仕込まないと、フリーランスなんてあっという間に約束不履行で死んでしまう。手帳を開く癖を付けないとなあ。

3/25 Tue
風味あり彩りなし
 たまにはパスタでも作ろう。ツナは高級食材だと疑わない。美味いよな−。

 地味に寒さが持ち上がってきました。これを越えた先にいよいよ春があるのだと信じておかないと、やってられないぜ。こたつを片付けるなど夢の先のことさ。こたつで仕事をするためにノートPCを買っても良いんじゃないかと今季はマジで思った次第です。