2007/1〜3

1/3 Wed

 東京から帰ってきたらいつの間にか年が明けたどころか、もう3日になっているではありませんか。正月ももう終わりを迎えそうですが、
 なにはともあれ、
 明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

 うーん、妙に正月に身が入らないと思ったら、今年は絵馬に抱負を書いていないのだなあ……この上なく明確な一年の計は立てたのだけど。やっぱり、今からでも遅くないから初詣に行ってみるべきか(今年の地元は雪が本当に少ないしね)。

 コミケ報告など、諸々の事柄はまたのちほど。盛況でした。
1/4 Thu COMIC MARKET 71 Report (2006.12.31)

[7:28]
通い慣れた逆ピラミッド。見渡す限りサークル参加者(出店者)の集団です。晴天はとびきり冷えているものの、いつもの静かな高揚感。あちこちでがらがらと軋むキャリーカートの車輪。会場前のコンビニで温かいミルクティを一本買い込んで、すすりつつ大階段を昇ります。入場がとにかくスムーズ(並んで待たずに済む)なのがサークル参加の特典で、この速度を知ってしまったら、やはり一般参加者として午前から会場前で延々並ぶ気にはなれませんね。会場入口でサークルチケット(コミケ当選サークルにのみ3枚配布される設営時間入場券)を渡して、東ホールへ。


[7:45]
祭りの前。ここから二時間ほど掛けて全員それぞれディスプレイを仕立てます。


[7:57]
事前に自宅から送っておいた荷物を、サークルスペース近くに集荷されているペリカン便窓口で受け取ります。中身はディスプレイ用品(後述の青テーブルクロスなど)と、第三版のNOT FOR PUSH。計200部と少なめだけど、それでも結構な重さ。紙は束にすると凶悪な重さになります。


[7:58]
我が社交場の配置されたHブロックは、ホール開口部がすぐ近くにあります。風が冷たい。東北の民として泣き言は許されないけれど、それでもやはり微妙に寒い。まあ、晴れていたので良しとしよう。
赤い猫のぬいぐるみは前日ハンズで買ってきた招き猫。先代のジジ(黒猫)に続く二代目です。


[8:03]
こちらは前回の夏コミで招聘した神様。ふたたび小銭トレイを守って頂きます。


[10:11]
開場にディスプレイ作業がちょいと間に合わず、慌てて設営完了。当日出品した冊子の種類が少なかったのが幸いしました。
しめ飾りもハンズで買っておいたもの。縁起物です。でも、年内に飾って良いアクセサリだったのかな、これは。


[10:11]
裏側。垂れポスターの裏にお金を貯めておくのです。いい加減紙幣をストックする道具を調達しないとなあ。


[12:58]
開場後、ふと気が付くともう正午を突破しています。
一人で接客していたため西館に行く余裕がなかった自分のために、忍者オルダさんオノケンサンバIIやいろいろなステキCDを調達してくれました。ヒャッホウ!
イカしたジャケットをなんとなくスペースのあちこちに飾らせて頂きましたが、もちろん、この音楽群は当スペースの作品ではありません。手に入れなかった方は、是非に通販にチャレンジしてみましょう(宣伝)。


[1:51]
NFPに続けて、「みそら」完売! そしてここは店頭の見本二部を見るだけのサークルです。


[3:57]
閉場直前。客足もめっきり減ったし、そろそろ帰る準備を始めるとしましょう。


[3:58]
今回も一瞬で終わってしまったけれど、濃くて良い一日でした。前代表に感謝。
1/6 Sat

 先日のコミケでは、差し入れに色々美味しいものも頂いてきました。マドレーヌとかチョコレートとかポーション(前回の日記[12:58]参照)とか、みなさん、どうもありがとう。焼き菓子は大好きですよ。今月前半はそのおかげでコーヒーの相方に全く困らずに済んでおります。

 ちょっと告知。今晩23:00よりオンエアされる哲学さんのラジオエントランス特番、自分もゲストとしてお邪魔させていただくことになりました。こちらは何を話すか全く考えていませんが、年の初めになにかしら声に出して喋ってみるのもきっと一興ですね。
 番組では皆さんからの普通のおたよりや、各種コーナーへのメール投稿を募集しております(〆切はおおむね本日正午)。ラジオの場を借りて、2007年の抱負など叫んでみるのはいかがでしょうか。詳しくはBBS「新年エントララジオのおしらせ」にて。
1/9 Tue
登場人物/夜
「女神の涙」パッケージ版のためにいろいろと作業中。先月一度中断して速度をがくんと落としてしまいましたが(ルーズリーフ一枚ぺらっと書いた進行表を紛失したのが地味に堪えた)、ようやくエンジンが暖まってきました。素材もまもなく揃う。一気に組み上げたいところ。
 このパッケージ版、絵的に追加されるのはジャケットと同封のブックレットのみとなります。本編の中身は2005年のものに一切手を付けないオリジナルのままなので、気になる方は、お気を付けあれ。詳細はまた2月頃に。

 先日自分もゲストとしてお邪魔してきた哲学さんのラジオエントランスお正月スペシャル、録音分の公開が始まりました(1時間ちょい)。自分も正月気分であれこれ抱負やら目標やら喋っております。みなさんは去年の抱負、覚えてますか?

 円卓チャットは1/10 23:00に閉店となります。おみくじを引き忘れた方、一度ここで運試しと行くのも悪くないかもしれませんよ。
1/13 Sat
Flow 2
 毎日色々描いてはいるけれど、日々の落描きはそこからもうちょい範囲を広く取らないとね。たまにはそんなサイドストロークをwebに残しておこう、と思ったこのごろ。
 そんなわけで、このサイトはたまに対象年齢が高くなります。お気を付けて。近頃ここを親族が訪れているという話を聞いて無意識に怖じ気づいていた自分でした(笑)。
 そんなんではいけないな。
 そう、いけませんよ。
 今日の題材は誰かの陰謀のせいですが、詳しくは語らず。でも今回は有言実行。祭りじゃーっ。

 ハガキの1.5倍くらいの水彩紙スケッチブックに2Bで0.3mmのシャーペン線を引いて、消しゴムでちょっと整えて、万年筆タイプのミリペン(セピア)で線を補強して、アクリルガッシュのミントグリーン、ライトマゼンタ、シェルピンク(この3つは昨年末買い込んできた未導入色)、ニュートラルグレイNo.3と4(こちらは定番)でがしがし彩色。水筆は使わず。シグノ白(太字)でハイライト。ホルベイン色鉛筆のウォームグレイでグレースケールを軽く追加(余計な色味が出ているのはスキャニング時に補正されたため)。今回は90分程度の落描きです。
1/14 Sun

 この週末に掛けて、おお、なんということか、一瞬だけやることが無くなりました。

 今だッ!

 そんなわけでエントランス、明日てんこもりに更新します。
1/15 Mon [ENTRANCE]

 エントランス更新しました。結局一日では終わらなかった、えらいエネルギーを費やしたなあ、と思ったら、いつもの二倍近い掲載量になっていたのです。このコーナーはなるべく一気に読まず、数回に分けてお楽しみいただけると良い感じ。はじめに登場人物紹介から聴いてみるのもありですよ。
1/18 Thu

 割といろんな事があるけれど、そのことごとくがどうしようもなく納得しがたいという時はたぶんない。通る道理だけが自然に残る。そんな納得せざるをえない事情の方が、それを聞くひとの頭を必要以上に冷たくするのだ。ちゃんと生きてる奴は、そうして冷やした思考を本能で前に向ける。時に攻撃のために、時に保身のために。だけど、だから、そんな人はどこかを見ながら「ちぇっ」とか口走るしかない。残念とはそういうこと。残念だけど、しかたないと言うのは。よくあるけれど、そんなにはない。

 いつどこで何が死ぬか分からないんだから、手掛けているものは渾身で仕上げないとな、と思う。無意識にそれを実践していた、以前の自身はきっと力になったのだろう。

 マンガを描き始めました。一ヶ月後には揃えておく予定。
1/20 Sat [Gallery]

 久々にGallery更新。年始に描いた年賀状と、昨年二枚作成したサークルインフォメーションペーパーを載せておきました。どちらもタイミング的に古びているわけだけど……。

 たまには落描きでもしましょうか。今晩22時からしばらく、お絵描きチャットを開催します。
1/22 Mon
さっすまinPSP
 実を言うとこの世の中にはADVENTURE PLAYERというPSP用のアドベンチャーツクール状のゲームがあるのです(エディタ本体はPC用のソフトで、こちらは公式サイトで無料配布されている)。言わずもがなと言うか何と言うか、超マイナーではないですか。中古市場で1000円ほどの値が付いていたので、ついつい買ってきてしまって、ちょっといじってみたりもしています。
 作りたい作品があるか否かにもかかわらず、やっぱり、この手のツクールってのは、自分の妄想やもろもろを身近なゲーム機の中に構築できるというところに根元的な喜びを感じられるのだ、と思うのです。そこには恐らく、他人を楽しませるかどうかすらも眼中にないはず。

 ……というわけで、これでもう1000円分は遊べたかな、と思いました(笑)。PSPユーザーで、しかもADVENTURE PLAYERを持っているというスペシャルコアな人間が自分以外にも居たならば、今日作ったテスト劇場データ(プレイ時間1分)を公開してみます。
1/23 Tue [Projects]
カレーinPSP
 驚くべき事にADVENTURE PLAYERユーザーが自分以外にもいらっしゃったようなので、俺ゲームを全世界に向けて初大公開しちゃいます。 みんな、ぜったい遊んでくれよな!

 実際やってみて分かることなんですが、これはPC用ツクール並みに作品の公開が楽で簡単なんですよね(遊ぶ側もファイル1個をメモリースティックの中に入れればOK)。流行らなかったのはどうしてかな……仕様の貧弱さだけが要因だとは思わないけれど。画像系RTPが一切無い代わりに、音素材が異常なくらい豊富だったりもするのです。
1/25 Thu

 PSPをいじってばかりと思われがちですが、実はDSも持っているゲーム野郎な自分です。

 どこからか、いつの間にかそのタイトルを印象づけられていたDS用3DダンジョンRPG『世界樹の迷宮』。いつか遊ぶだろうな、と漠然と思いながら今日初めて公式ページに行ってみたところ、二番目のデモムービーにとんでもないサプライズが仕掛けられているではないですか。

BGMがファルコムのFM音源だッ!

 聴いた瞬間に稲妻が走りまくりですよ。しかもあろうことかサウンドが古代裕三さんって! きゃあ! い、いますぐ遊ばねば。というか聴かねば。もう売ってるの? え、品薄ですか? そんなー。DSユーザー層の何処にそんな大量のダンジョンマスターが眠っていたというのだ!
1/26 Fri

 ちょっと宣伝。自分もプレイヤー&イラストレーターとして参加しているソードワールドリプレイ『王女様とゆかいな下僕達』シリーズの新刊として、王女様るぅいと!』という副読本の通販が始まりました。詳しくはGM花鳥風月さんのサイトにて。基本的に新しい挿絵は無いものの、リプレイ一巻の付け合わせとしては極上の一冊です(値段も良心的)。おいしそうなクッキーが君を待っている。シリーズ読者の方はお見逃しなく。

 さらに実を言うと、ビジュアルリプレイ版王女様とゆかいな下僕達というWindows用フリーソフトも公開中なのです。こちらはWEB版リプレイ第一話を元にしたビジュアルノベルで、文章に絵と音楽の演出が加わった一品。これもまた独特の読み味がある作品なので、本はちょっとなあ、という方も、ぜひ触ってみてください。
 制作は『血袴鬼譚』に引き続き、TAKEさん。この方もリプレイ中、とあるキャラクターを担当しているプレイヤーさんです。
 こちらの挿絵は冊子版では使われていない、自分が随分前に描いたイラストばかりがわりとたくさん並んでいます。ちょっと自分だけが気恥ずかしいリリースになりました(笑)。

 今年のヴィジョンの一つに、リプレイ三巻(最終巻)の刊行があります。初夏に修羅場が待っている……と言う前に、まずは、セッションに幕が下りるまであと何回か卓に座らないとね。このシリーズをどんな結末が待っているかは、まだ、サイコロの他に誰も知らない。
1/29 Mon

 なんとも暖かいですね。一月の秋田としては奇妙なくらい晴天を見られる日が多くて、日中の気温は毎日5度を上回っているくらい。もちろん、雪はありません。チャリを走らせ放題で健康的な今日この頃ですが、さて二月はこのペースが続いてくれるでしょうか。来月も晴れがちなら、春が来る前にサボイア(飛行機プラモ)の塗装を始めてしまおうかな。

 『世界樹の迷宮』を速攻で購入してしまいました。がりがり探索したり地図を埋めたりFOEから逃げたりしています。地下三階までしか到達していないのに我がギルド・キャメロットの冒険者達ときたら軒並みLv11に。ひょっとしたら、このゲームはウイザードリィより辛いのか? 楽しいです。
2/1 Thu
にゃ
 迷宮に潜ったりマンガを描いたりするだけにょ毎日にふと疑問を覚えるかというとそうでもにゃく、非常に満たされているのにゃ。愛にゃ。愛とかにゃ。近所の緑モスバはバーガー的にはうしにゃわれているマスタードチキンをフォカッチャで包んだメニューを出してくれるし(このマスタードチキン、自分はモスで一番美味い具だと思うにょよ)、雪は降っても路面はまだ自転車を爆走させられるグリップを保ってるし、なんか無性につまんないこととかあっても気晴らしに「フリクリ」見れるわけだし(こにょ作品だけは思わずDVDを買った。久々に「ダブルヘッダーはきついぜ」聞いたにゃ)、いやあ、寒い季節っていいにゃ。引きこもってても後ろ指さされにゃい。自宅が仕事場って素敵だにゃあ。

 で、にゃんでこんな漠然とした日記を書かねばにゃらんかったかと言うと、mixiでこんなバトンを貰ってしまったせいなのにゃ。えらいことだミャ(クロ化)。

※※※ネコバトン※※※
これは、受け取った者がネコっぽい言葉遣いで日記を書かねばならなくなる恐ろしいバトンにゃ。 そして受け取った者は最後に、バトンを回す5人の生け贄を指名するのにゃ。
※※※※※※※※※※


そして次に猫化するにょは貴様らにゃ。覚悟するにゃ、……でもスルーするにょも万人の権利にゃよ。もちろんネコミミなんて描かなくても良いにょにゃー。
うにゃー!(ぽーんと宙を五本のバトンが舞う)

・御嶋さん
・吉村麻之さん
・木下英一さん

(そしてからんからんと二本のバトンが地に落ちたのにゃ)
2/3 Sat
ひとり絵チャット
 家には初代Nintendo DSがあったのですが、どうもLite(新しい方)が欲しくて仕方がない。とはいえ日本各地は今慢性的なLite品不足状態。もしも店頭でたまたま「在庫あります」の表示なんか見てしまった日には、ラッキィ! と叫んでしまえるような、そんな静かなゲーム屋さん事情です。

 今日はたまたまラッキィ! と叫べたので、思い切り新品を購入してきました。本体色が暗いブルーの奴が欲しかったけど、そちらは品切れ。手にできたのは次点に狙っていた白です。……ここのところ、PSPといいデジカメといい自分が手元に置くマシンはみんなホワイトを選んでいるなあ。

 初代のDSは母親にあげて、今は抜群に明るくなった樹海の迷宮を彷徨っています(この明るいディスプレイのためだけにLiteを買う価値はある)。第一階層を突破した瞬間に敵が激強くなって、危なく墓石を五基並べてしまうところでした。

 昨日のらくがきの補足。あの組み合わせを(自分が知る限り)最初に考えたのは木下英一さんで、自分はそのファンタジックな着想に奥底で衝撃を受けていたのでした(笑)。『きのもの!』2/3付けの日記で事情が明らかにされています。こういうらくがきの応酬というのは場を問わず、やっぱり楽しい。おかげで見学中もヒマせずに済みそうです。
2/6 Tue
サークルカットは後で描く
 夏コミの申し込みをしてきました。いやあ、オンライン申し込みは本当に楽だわ。前回の申し込み記録がストックされているので、さらに手間が軽減されました。30分もあれば終わってしまう。WebMoneyの扱いに慣れた人間にとっては、かもしれないけれど……。

 夏はNFP3の刊行を目論んでいます。いつの間にかできていると良いな(こびとさんがいれば)。
2/9 Fri

 がりがりと二話作画中。
 ……いかん、気が付いてみたらパイロット証券用インクが底を尽きかけている。インク瓶を傾けてみればなんとかペン先をインクに浸せるんじゃないか、と思ったけれど、なんか瓶の底に溜まった泥状のインクをすくい取ってしまったり、これじゃあ残りのx枚保つかどうかは非常に怪しい。地元の文具屋では証券用インクを入れてくれないし(自分以外に証券に文字を書きたいという人はこの街には居ないらしい)、仕方ない、久々にTools通販に頼ってみよう。発注のタイミングがえらい遅れたような気がするけど、ペン入れが全部片付く前に届いてくれると良いな……。

 自分がオフラインToolsに行くと常に、計画していた2倍の量の画材を買って帰るはめになるのですが、WEB通販だとそんな脇見は激減してしまいます。その辺に味気なさを感じる限り、実体のある画材屋は自分にとって代え難い価値を見せ続けるはず。
2/11 Sun
らっか
 いつか出るいつか出ると念じ続けていたら、いつの間にか出ているではありませんか、灰羽連盟DVD−BOX! 以前6巻組で発売されていたものを、DVD3枚にまとめた廉価版とのこと。後一年待たされていたら単品で買い揃えだしかねなかったので、このリリースは本当に嬉しいです。三万円を財布から出すにはためらうけれど、一万円なら迷い無く出せる。自分にしてはそのくらいに、大きな思い入れのある作品でした。
2/13 Tue TST-CD Package Impressions

 昨年末あたりからこつこつ作っていた『女神の涙TRUE』CD版、完成品が届きました! パッケージ関係は全部自分に任せて頂いていたので、このへんの出来の善し悪しは100%自己責任となります。そんなわけでものを見るまではすっかり心配の塊になっていた自分でしたが……
 うん、初めてCDを作ったわりには、悪くないものができた(と思った) 。これなら安心してもいいでしょう。


 裏はこう。「エースコンバット・ゼロ」のパッケージ裏を見ながら作っていたというのはここだけの話。diskマークを入れるだけで市販品っぽくなるこの感覚は、実際に作ってみなければ解らないはず。
 今回はヒデさんの強い希望を反映して、リバーシブルジャケットになっています。中紙を裏返すと、こちらのシーナがタイトル面に回り込んでくれますよ。


 今回CD化した大きな理由の一つが、全24曲で構成されたサントラの収録。このディスクがゲームのインストールだけではなく、サウンドトラックとしてもぐるんぐるん回転してくれるのです。


 全12Pのフルカラーブックレット(印刷的には全16P換算)、予想より綺麗な印刷。ちょっとした画集のような小冊子になっています。


 曲目リストはブックレットでご確認ください。オープニングテーマとエンディングソング、それからあのイカした戦闘曲も全曲収録されていますので、ご安心あれ。

2/14 Wed

 心穏やかな一日。クッキーも良いよね。

「女神の涙」CD版について、補足を少し。
 このCD版は「女神の涙」ゲーム本編(ゲーム内容に変更は一切入っていません)にサントラやその他のおまけデータを同梱して一枚のディスクにしたもので、現在これは、昨年にアルファナッツサイト上で通販予約をして下さった方に限って発送しています。
 後日同人ショップへの通販委託など、一般の経路でも入手できるように手配しているところなので、いま急に購買意欲をそそられたりしている方は、すいませんがもう少しだけ続報をお待ち下さい。
 売価は1500円(税・送料別)を予定しているとのこと。
 販売スケジュールをお伝えできる頃には、CD版だけの豪華特典の驚くべき内容を詳しく紹介できると思います。

「ウソ、こんなに詰め込んで1500円? 嘘だ嘘だ。嘘だッ!
嘘じゃないッ!
「え、おまけゲーム? 大根? 誰だ、この村娘は……いや、ゲームじゃないぞ! こんなのを"女神"の特典と言うの? 正気か!?
正気じゃないッ!

というみたいな……(正気じゃない方の担当は自分です。お楽しみに)。

2/17 Sat

 数年ぶりにイラストの教本を買いました。キャラクターをつくろう!CG彩色テクニック7という書名ではなんだか無難なイメージしか湧いてこないのですが、その著者が安倍吉俊さんというんだから、もう。普通のハウツー本になるはずもない。Amazon風レビューで説明してみます。

「どう考えて描くか」の本 ★★★★☆
レビュアー:今野隼史

 一枚の絵の中で、描くという行為と、真摯にものを考え続けることについて、とても多くの紙面を割いて試行錯誤・考察を重ねている本でした。
 そんなわけでタイトルにCG彩色の文字があるにもかかわらず、なかなか下描きの行程が終わりません(笑)。
 おそらくこれを読んでもスキルアップには直結しないけど、描くことに慣れてしまった人間にとっては相当有用な、力強い言葉を含んでいる。
 この本はあくまで一人のイラストレーターが持つ方法論を収録した、参考書に過ぎないのだろうけど……どうしてこう、読み終わった後に「絵描きって格好良いな」と感じられるのか。ファンでなくとも買って損をしないテキストだと思います(ちなみに自分はファンです)。
 ただ、CGソフトの使い方を懇切丁寧に説明するような内容ではないので、初心者にはやや敷居が高い本かも。
 2400円と値段が高めなことも合わせて、あえて−1ポイントです。値段分の価値があるかどうかは、読む側に委ねられている。自分は面白く読めました。というか、読んで反省しました(がくり)。

2/18 Sun
Black Winter and White Summer
 コミケオンライン申し込みにおける第二の利点が「サークルカットのデータ入稿が可能」だと自分はしみじみ実感しているところです。カットの〆切は27日ぎりぎりまで引き付けることができるしね。

 スクリーントーンを立体表現に使うことができないのが自分の弱点で、長所かもしれないと近年思うようになってきました。自分自身は、線数の粗いトーンを一面べたっと貼り付けるのはちょっと好きなのですよね。その機能に限って言えばフォトショでも十分できるし(むしろフォトショのみで行うのが最速)、数年後には、自分のモノクロ原稿は完全に白黒二値のデータへ移行しているかも。

2/23-2/27

 ここ二日てんやわんやだったものの、ぺたぺたっとスクリーントーンを貼り終われば、たちまち一仕事終了なのである。さあ、やり残しはないか。火曜まで東京に滞在してきます。

2/28 Wed

 東京土産に風邪をもらってきました。見て、もう梅の花が満開ですわよ、的なウォーミングニュースがちらほら聞こえる二月下旬なんだから暖かいに決まってる、などと、向こうの気候に絶大な信頼を寄せていたら、綺麗に騙されました。手痛いしっぺがえしでした。恩を仇で返されました。飼い犬に手を噛まれました。負うた子に教えられました。
 寒いわ!
完治するまで後二日ほどぐったりします。

3/5 Mon
クルル曹長
 今年後半の引っ越しに向けて、だらだらぼちぼちと住むべき所を固めに入りました。気になるところを実際に回ってしっくり来るかどうか確かめようという算段です。
 先日(風邪を引く前に)回ってきたのは西荻窪でした。なんでもアンティークショップが60軒くらいある街だとか。ぐるぐるしたショットグラスを買ってきたけど、こいつには何を入れるか……。

 風邪もどうにか出て行ってくれました。やがてしのついた雨が遠ざかり始めて閉じられたブラインドの隙間から日が差し始めて長い間灰色の埃を被った頭が回り始めて楽しい楽しい次の仕事も始まりました。目を覚ましてみたら春ですね。さあ、第三話について考え始めよう。

3/6 Tue
petanque
 「七人の武器屋」とペアルックにまつわる驚愕のエピソードが富士見書房のブログに掲載されています(07/3/6)。先月末上京した際に打ち合わせしてきた時の写真ですが、あの時は驚きましたね。小さい方のカバンも欲しいなあ……。

3/8 Thu
隠密でいこう
 西荻窪にて。引っ越す前に本をなんぼか処分しないね……。

 確定申告の季節です。市公舎の電卓のタッチが最高で、自分は毎年そこのボタンをぱちぱち言わせながら収支を計算していたのですが、今年はマイ電卓を買ってきたので下書きから清書まで全て自宅で済ませてしまいました。
 でもやっぱり、ボールペンでいちいち住所氏名を書くのはめんどくさい(←そこか)。確定申告って、検算まで含めると最終的に一日仕事になってしまいます。来年はオンライン申告なるものに手を出してしまおう。

 おっと、200万ヒット突破していますね。よくもまあこんなマイペースなサイトにこうも素敵な7桁のナンバーがくっついてきたもんだ。
 襟を正して感謝するにはちょうどいい一区切り。ありがとうございました。
 まだまだ、だらだら、続きますので、今後ともどうぞよろしく。

3/12 Mon

 卒業式シーズンには雪が降る。日本全国で大流行した暖冬は秋田でも猛威を振るっていたけれど、卒業式があちこちで歌われるこの時期になって、突然に、電車が止まるほどの凄まじい吹雪が街を縮こまらせた。
 もうすっかり真冬に巻戻ってしまった。
 そんな真夜中、友人に酒を奢ってきた。
 地元に残っている最後の友人であった彼は明日にはもう街を離れるのだ。
 自分も今年中の離郷を予告していたのだけど、それまでの短くない間、自分だけがこの片田舎に残ることになる。
 簡素な乾杯の直後、楽しかった、と言う台詞を漏らしては苦笑できるくらいに付き合いは長い。

 寂しくなるとも思わないけれど、
 今日はきっと何かが終わるのだろう。

 いつも連れ立って飯を食ったのと同じ速度で、だらだら雑談して、ゆるゆると飲み食いして店を後にした。
 別れ際、
「ごっそさん。またな」
 それに自分はちょっと言葉を探して、
「……うまくやれよ」
 助手席に座る彼に
「んじゃまた」
 とぼそぼそと言ってドアをばたんと閉めた。
 雪煙を上げて代行が運転する車のテールランプを眺めていたら、
 吹雪に身をすくめて自分は家に帰った。

3/13 Tue
水たまり踏み
 風は弱くなりましたが、路面を多う氷雪はちっとも減りません。寒くて天気が悪くなれば外出する気も激減するのが人間というものですが、それでも、モスバに行ったりミスドに行ったりのペースは秋と変わらない気もしなくもない。だって、家でマンガの構成なんて考えられないしね。
 暖かい店内でアメリカンコーヒーやチョコクリスピーやオニポテをかじりながら、窓の外にちらつく雪を眺めてみたりもします。まあ、これで、今シーズンの冬気分を味わうことはできたか。もう春になっても良いな。

 今週末は再び、私用で東京に行ってきます。

3/14 Wed

 楽しい方面でちょっくら急ぎの仕事中。水面下で動いているそんな企画が一つあって、こちらは四月前に情報を公開できると思います。

3/16-19

 月曜まで外出します。期間内の連絡は携帯か、ミクシィまで。

3/19 Mon
渋谷/シネマライズ
 週末は東京と神奈川にいました。上京の目的はいろいろあったのですが(そのうちの一つは、もう二度と無い吉事。お幸せに)、その間に渋谷で秒速5センチメートルを観てきたのです。
 観た後に口を閉ざす(他人の感想も聞きたくなくなる)のが、個人的に、良い作品を判断する基準のひとつだったりします。そんなわけで今回、感想は書きません。
 あ、でも、ひとつだけ……犬がかわいいですよ!

 上映館ではポストカードが束ねられた形状をした独特のパンフレットが販売されているのですが、本編観賞後に目を通してみると、強いネタバレというか、作品全体のあらすじが含まれていました(映画のパンフレットというものは大抵そうだけど)。これからスクリーンで観ようと決めている方は気を付けて(笑)。

 帰ってきて数日ぶりにPCを立ち上げようとすると、電源が入らない。二月に東京から帰ってきた時も同じ症状に見舞われました。電源コネクターの接触が怪しいかもとぐにぐにいじってみたり、プラグの挿し口を替えてみたりもしましたが、効果無し。
 うーんと唸っていたら、部屋に入ってから点火していたファンヒーターの温風が周囲をぐるりと循環し始めて、室温が高くなり、自動的にPCがふぃぃぃんかたかたかたと起動してくれました。なんだ、なるほどね、凍ってたのか(たぶん違う)。

 窓の外は真っ白です。突風に雪片とか舞います。さあ、明日からまた暖かい室内で働こう。四月になるまで一歩も外へ出たくない。

3/20 Wed
NEVER KNOWS BEST.
 渋谷にはLoftという文房具屋があって、そこにはほぼ日手帳2007SPRINGという手帳がオフラインでは唯一店頭販売されていて、自分はそれを買ってきたのです。このアイテムを実際に使っている人を二人ほど知っていて、その時から自分はなんか羨ましかったのです。
 さあ、がんばって表紙を自作したりするぞ(ついでにスケジュールも管理しておこう)。

3/22 Thu
ノア2007
 八月のためにマンガを描いたり、六月のためにネームを描いたり、スケジュール通りに今年の前半はコミッカーな自分です。……ちょっと作業にブランクが空くと、すぐに絵が思い通りに描けなくなっている。もともと上手い方ではないのだ。思い通りに描けていた、と感じていた方が錯覚かもしれない。
 ともあれ、ネームでも下描きでも毎日なにかしら描かないと、どんどん手と頭が錆びてしまいそうな焦りがあります。

3/25 Sun
RULE OF SKYES
 ひょんな事からその存在を知ったPSP北米ソフト「Snoopy vs The Red Baron」、知恵と勇気を尽くして入手することができました(知恵と勇気を尽くしてくれた人に感謝)。日本PS2だと海外ソフトが遊べないそうだけど、PSPって海外のソフトもそのまま遊ぶことができるのですね。

 それにしても、題材がスヌーピーというか、フライングエースですよ。めちゃくちゃマニアックではないですか(笑)。公式サイトを2秒見ただけで自分はこのゲームを遊びたくなったのです。広報ってのはかくあるべきだよね。
 君はスヌーピーが犬小屋の上で第一次世界大戦の撃墜王になっていたことを知っているか? もし知っていたら(君はおそらく「スヌーピーじゃなくてピーナッツって呼んでよ!」という台詞を叫んだことがある)、遊ぶべき。
 しっかりピーナッツしてます。
 チャーリー・ブラウンが「ぐっぐりーふ」言ってます。
 回復アイテムがルートビアです。
 ミサイルを撃ったらヒット直前までウッドストックがしがみついてコントロールしてくれます
 全編英語ですが、平易なほうだし……さすがに自分は端々の単語を追うので一杯一杯だったけど。飛行訓練所のマーシーの声がなんかかわいかったな。

 洋ゲーに対しては自分もなんともいえないプレッシャーを感じていたのですが、けっこうなかなか、かなりきめの細かさを感じるゲームでした。「スカイガンナー(超名作)に雰囲気が似てる」と言った人がいましたが、同意見。
 まだ遊び始め。予想よりも手応えがあったので、これから楽しく撃墜王になってくるとします。
[自分の購入ルートはこちらでした]

3/28 Wed

 うららか三月。郵便受けに放り込まれた一枚の葉書に国税資金支払命令官 **税務署長なる署名があって自分は「確定申告を間違えたのか!」と2秒で蒼白になったのですが、内容を見てみると問題なく還付金が全額俺口座に振り込まれるとの通知でした。なーんだ。国税資金支払命令官は良い人ですね(笑)。
 この葉書が来てようやく、昨年一年と長かった確定申告に一つのケリが付きます。還付額よりそっちの方が嬉しい(たてまえ)。ケリが付いたらもう四月ではないですか。寒く辛かった一月二月はもう幻想にまぎれるほど過去のこと。

 四月が始まるか……。

 ソッピーズキャメルを飛ばしながらも仕事は着々。ネームとかラフとか描いてます。作業が本番に差し掛かるのも四月から。春がまちどおしいですね(たてまえ)。