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Entrance:38 さっすまよ永遠に

さっすま



ミティア:はよーっす! 最近どうですか台風しつこすぎますよねねばねばねばねばいっそのこと30号まで行っちゃってくださいってフィーリング。私オクラ大好きですけど、さっすまの時間です。
日和:やめ(ツーフィンガ突き)。
ミティア:ひゃあ!? ふ、浮動肋骨は駄目です弱点なんですから!?(抗議)
日和:あのな、もうバレてんだよ! 前回のエントランス見たでしょ? 36番のバックナンバーになってるあたしらのコーナーは、はなっから一回限りのウソ企画だったんだって。組織からも電話来ただろ?
ミティア:でも……せっかく、こんなにちゃんとした看板とか壁紙とか作ったのに……。
日和:あたしの叔父さんが「ハッタリだけは総力で仕掛けろ」って言ってたのを思い出すね。つまりそーゆーことでしょ。
ミティア:でもう……ご主人様だってノリノリでパーソナリティの演技をしていたじゃないですか。途中から面白くなってきてましたよね?
日和:うっ……あれは、しょーがねーだろ……あそこ、あーゆータイミングで中途半端やるって嫌だったもん。
ミティア:でもー……とある人なんかウェブ日記に私達の小説を書かれていたりしたんですよ……おかげで近頃お料理のレパートリーが異様に広がりましたし……。
日和:ん……そりゃ、まあ…………嬉しいけど。あきらめなって。あんたのイントロじゃないけど、あまりしつこすぎると各方面から嫌みとか言われちゃうんだよ。
ミティア:でもぉ……。
日和:ほら、帰ろ。あんまり迷惑掛けないうちにさ。
ミティア:でも一通ハガキが来てるんですよご主人様。
日和:うそ!?
ミティア:前回のエントランス更新とほぼ同時に届いたんです。宛名も「さっすま投稿係」になってますよ。ほら。
日和:うわぁ……万が一くらいにはあたしも思ってたけど、今になって本気にする人が出てきたか……。
ミティア:なんですか?
日和:い、いや何でもない。どーすんの? それ。
ミティア:決まってるじゃないですか! 読者投稿ページであるさっすまに投稿された作品は全て掲載される権利を有するのです!
日和:う、うん。そりゃあたしだってあえて投稿に踏み切った勇気はほめたいけど。いまさら掲載なんてしたらどこから何を言われるか……。
ミティア:なっ……。
日和:え?
ミティア:な……ぶ……ね……ご主人様の意気地無しー!(だっ)
日和:いや前半何言いかけて――ってちょっと待て貼るな貼るな!
ミティア:はぁ!(ばんっ)

SSS1:Good morning



ミティア:おハガキありがとうございました! ちなみに略称の内訳は「さっすまスーパーショート」ですよ。
日和:あーあ、掲載しちまったよ……。
 ……でも……まあ、良かったのかもね。あたしも良い経験させてもらったし。うん、そーゆーことにしとこうか。そーしよ。ホントに投稿ありがとうございました。
ミティア:今後ともどしどしお寄せくださ――むぎゅ。
日和:煽・る・な! これできっぱり募集終了! ほら、引き払うよ。その辺の壁紙から片づけて。あたしは機材返してくるから。
ミティア:横暴ですよそんなあ。こんなうやむやで帰れませんよお!
日和:……いーじゃん、じゃあこーしよーぜ。
驚くべきお知らせがあります。今週はさっすま最終回です。
ミティア:辺境紳士先生の次回作にご期待下さい。名目は不人気打ち切りでしょうか。
日和:なんかヤだな、それ……。
ミティア:うう。他誌に吸収されてパワーアップ再登場とかなるなら理想的だと思うんですけど……。
日和:ややこしくなりそーな事を言うなよ。


(二分後)

日和:(がちゃがちゃ)っし、こんなものかな。
ミティア:スタジオ、広いですね……。まるで頑張れば羽子板がつけそうなほどに空虚です……。
日和:いや頑張っても無理。ちゃんと壁紙持った? やり残した事ってない?
ミティア:ええと……
日和:あたしは心残り、ないな。ちゃんと消音ボードの隙間に名前刻んどいたし。
ミティア:あ! そうだ!
日和:ん、どーした。
ミティア:この用事があったんです! このためにこのページ、すぐ更新することになっていたんですよ――やだ、私ったら目的を見失ってたのね。ご主人様、BGMを!
日和:へ?
ミティア:エンディングソングです!
日和:はぁ? いまさら、なんだよ……。あぁわかった、ちょっと待って。CD入れてくる。
ミティア:早くご主人様! これが最後の仕事ですよ。

(♪ふぃーん、ちゃらりらりららー、ずんたっずずんたっ、ぼんぼんぼん)

日和:んで、何よ?
ミティア:前回の更新で載せ忘れたエントランス投稿作がありました。それをお伝えしてって名前が青い人から頼まれてたんです。
日和:うそっ!? 初耳だよ!?
ミティア:本当です。


     超短編第14話『Handkerchief』


ね? 投稿者さん、すっぽかしてしまってごめんなさい(深礼)。
日和:ご……え、えーと……、すみませんでした……(ぺこり)。
ミティア:(深礼終了)さ、帰りましょうご主人様。これ以上はオクラを投げつけられちゃいますし。
日和:な、なあ。
ミティア:はい?
日和:もしかして……あたしら、エントラの人達の代わりで、後始末押しつけられたんじゃ?
ミティア:あははは。……気にしたら多分だめです、ご主人様!
日和:うわ、絶対そーだ……じゃなきゃ、都合良く一日だけスタジオが空いてるわけない……変だと思ってたんだよ……。
ミティア:ええと、皆さん、二回の応援ありがとうございました! WEBさっすまは今回が最終回です。またどこかでお会いしましょうね!
日和:そう言って再会できる奴なんていねえよ……。
ミティア:あ、あははは。また会う日まで〜!
日和:やりきれんわ、もう……。名前もう一つ刻んでから帰っちゃるかな……。


(♪心のスマッシュでドライブして、遠い夢の輝き〜――ずんちゃ、ずずんちゃ、ずんちゃ、ずずんちゃ……)



●辺境紳士先生の次回作にご期待下さい。いや、まあ、多分エントランスなんですけどね。



ミティア:あ……、ご主人様。明日のブレックファストはイタリア料理だと思ってくださいね。幸せになれますよ。
日和:……たらこスパ王って和食じゃないか?


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