……Go home》
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ウェッソン:――ふッ!(裏拳)
ゴロツキ:ぐぎゃぁぁぁぁあー!!(ばぁん、ごぎっ、ずざざーっ)
ゴロツキ:(パシッ)くぉぁぁ! まただ! またやられてやがる!
ゴロツキ:ぃいっつもこうなんだよな、くそう! おい大丈夫かカロライン?
ゴロツキ:グェ、げふげふっ、あ、ぁあ……。生きている……。
ゴロツキ:なんて事しやがるんだ、奴は……。俺達はただ、やりきれない若さのエネルギィを社会に発散しているってだけなのに。
ゴロツキ:ああ、そうさ! それを連中ときたら俺らを十把ひとからげにして毎回毎回ひでぇ目にあわせるんだ! やってられねえよな……ァ!
ゴロツキ:ヘイ・モディリアーニ。てめぇは何回吹っ飛ばされたよ?
ゴロツキ:聞いて驚くなよォ……? 俺っちなんかな、今まであの銃遣いに移動させられた距離は合わせて半マイルにゃなるぜ!
ゴロツキ:ヒョホーッ! 聞いたかよマリード。こいつぁ驚いたぜェ!
ゴロツキ:すっげマジで。マジでヤバくね? ヤベぇってそれよ。超スゴくね?
ゴロツキ:いっすよねー。俺なんかあの時のあの流れ弾が壁に当たってその小石でケガしただけっすよー。もっと文章に出たいっすよー。
ゴロツキ:おいおいおいおい……お前ら、それでいいのかよ!
ゴロツキ:なんだいやぶから棒に。
ゴロツキ:お前らにプライドはねぇのか? 自意識が欲しくねぇのか!? ああそうだよ、俺らは十把で一からげさ――
ゴロツキ:やってる事は毎回同じだしな。
ゴロツキ:ああそうさ、毎回俺らはやられ役だ。かませ犬だ。毎度毎度エントランスの主役どもにちょっとした迷惑を掛けては五行後に一掃される運命なのさ!
ゴロツキ:お前よく一言でまとめられるよな。悲しくねぇ?
ゴロツキ:悲しいんだよ! 俺は嫌だ。たまったもんじゃねぇ! 俺だって人間なんだ! 吹っ飛ばされれば痛ぇし雨の中子猫が濡れて鳴いていたら拾ってやるさ! ――俺はな、この世界の……不条理と戦いたい。それが人間の使命じゃねぇのか?
ゴロツキ:でもゴロツキじゃねぇか……。
ゴロツキ:自分で言うなよ! なあみんな。戦おうぜ! 世の中の、すべての王道とよう!
ゴロツキ:言われてみればその気にもなってきたぜ……。
ゴロツキ:そうだ。そうだ! 俺も目が覚めたぜ、あたかも冷水を寝耳にかぶったかのように!
ゴロツキ:オイラも戦わせてくれよ!
ゴロツキ:俺っちを忘れてもらっちゃ困るぜェ!
ゴロツキ:マジ。マジ? マジマジ。超マジ。俺マジ。すっげベリ。ベリマジ俺ら凄くね?
ゴロツキ:みんな、よく言ってくれたよォ! ああそうさ、俺らはゴロツキだ! でもゴロツキでもやれるんだ! 世界は間違ってるよ。だがよ、2000ゴロツキパワーくらいあれば世界は変わるんだぜ!
ゴロツキ達:おおおおおおおおおおおおォォォォォ!!!!!
ゴロツキ:それはゴロツキなのか?
ゴロツキ:行くぜ! まずはあの憎い宿屋から消し炭パレードだッ!
ゴロツキ:イヤッホーーーーゥ!!
(一週間後)
レドウェイト:――はッ!!(蹴り)
ゴロツキ:ぎゅびょぉぉぉぉっ!?(ぱこーんずばぱりーんばぁぁあぁあぁあああぁぁぁあっ)
ゴロツキ:これで通算800敗。総飛距離10マイルには届いたか。……なあに。結局俺達はゴロツキ、それでいいのさ。毎日先行きも見えずに気楽な迷惑三昧、楽しいじゃねぇか。
俺達にしかできないんだぜ。それで連中が輝いて見えるのなら――
テムズ:そろそろモップの柄を交換しなくちゃ……妙に年季が入ってきたもの。
……あ、更新ね。そう大丈夫、エントランスは今回から平常営業します。前回のアレは気にしないでください。過去は忘れて元気に歩こう!
本編第47話『Lesson5』
本編第48話『The adventure of duo!』
本編第49話『Lesson0』
超短編第5話『Drowsings[2]』
の四編。まったく……更新に時間が空いても動揺一つしないようになるとは。わたしも、年季が入っちゃったってことかな……。ああ、なんか、訳もなくもの凄く腹立つわ。なんでだろう?
ああ! 何やってるのよ酒瓶を倒したり起こしたりの繰り返し! うるさいったらありもしない! そ・こ・でごろつくなァ!(突き)
チンピラ:ぐわぎぁぁぁァー!?(どがっ、ずがががっ、ばんっ、ごっ、ざりざりっ、ぱばしゃーん)
チンピラ:(パシッ)くぉぁぁ! まただ! またやられてやがる!
●つづく。予想通り、さっすまにハガキは来ませんでした(笑)。