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サリー：まじめに、ですかぁ……（だらだらぽたぽたちょろちょろごうごうざざーん）
ウェッソン：おお、大河が海に流れ込む様を表したな。仕方ない、なにせ真面目だし。カレーに納豆、に匹敵するミスマッチワードだ。正気かテムズ？
テムズ：こっちの台詞よ。だいたい、カレーと納豆っておいしいんだから――なに、サリー。その目は？
サリー：ひぃぃぃぃ、悪魔！　悪魔ぁっ！　よ、寄らないで！　ひ、ひゃっ、うわぁぁーん！（脱兎）
ウェッソン：……カレーにマヨネーズ、くらいに手加減してやろうか？
テムズ：いーわよ……別に。どうせ修羅の道だものね。解って、なんて言うつもりもないわ。


テムズ：……と、言うわけで。今回の無印エントラは『辺境紳士社交場とエントランス小説投稿、現状と今後』について語ってみようと思います。
ウェッソン：…………。
テムズ：なによ？
ウェッソン：いや……。このコーナーの本義はそう言うことにあるらしいんだが、今まで少しでも役目を果たしているところを見た気がしなくてな。
テムズ：奇遇ね、私も。
ウェッソン：そもそもなんで、こんな展開になるんだ？
テムズ：六月で、このウェブサイトも三周年を迎えるでしょ？　訪問回数カウンターも三十万に届くわけだし。投稿コーナーも三年目に突入してるわ。今までルーズにやってきて、なんとかなってきたけど、それでいて管理人はあんまり口出してなかったでしょ？
ウェッソン：まあ、そうだな。
テムズ：フロンティア・パブにも常連さんと呼ばれる人達が付いて、投稿コーナーにも活動の場を見つけて頂いているわけじゃない。社交場の運営は、ほとんど他人事じゃないわけよ。エントランスの危機にも知恵と手を貸してくれた人がいるものね。
ウェッソン：危機なんかあったか？
テムズ：あったの（ふっ）。
ウェッソン：なんか、お前に認められると怖くなるんだが……。
テムズ：そこで一発『管理人の見解』を記してみることにした、ってこと。意味も影響もあるかどうかは怪しいけど、今まで書かなかったたぐいの事だから。
ウェッソン：……それで、俺達が出張るわけか。
テムズ：そゆこと。口当たりは軽くなるでしょ？



テムズ：サイトを開けてから三年経つと、風呂敷も随分広がるのよね。ここで、今カバーしてるのは何だった？
ウェッソン：「イラスト全般」「ツクール系ゲーム」「ＴＲＰＧ」「マンガ」「掲示板とチャット」、で、「文章」「エントランス投稿」。稼動しているのはこの位だな。
テムズ：いつ見ても、解りにくいメニューだわ……。この量、一人の管理人ではさばききれないのよ。
ウェッソン：十分さばいてるように見えるが？
テムズ：今はね。まだ、ウェブサイトに全力を割ける状態かもしれない。管理人の環境が少しでも変わると、まず間違いなく、このどれかにしわ寄せが来るわけよねぇ。
ウェッソン：無論、イラストが最重視されるわけだよな？　と、なると……BBSとチャット辺りになるか。
テムズ：そこ、あんまり問題は出ないわよ。管理人が発言しなくなるだけで軽くなるわけだし。
ウェッソン：そういうのは、しわ寄せじゃないか？
テムズ：「ＴＲＰＧ」も同じ事が言えるわね。一方で「マンガ」と……強いて言えば「文章」も、か。これはイラストにくっついているから、除かれることはないでしょう。
「ツクール」は珍しく管理人が共同制作に出ているから、衰退はないわね。自分だけで作っているアレは意地でも完成させるって言っていたし……。
ウェッソン：あとは「エントランス投稿」か。
テムズ：それよ（溜息）。コーナー開始から二年、未だに火が消えていないって言うのは本当に珍しいんじゃない？　始まりがあれば発展もあるわけで、実際、コーナーが始まった当時からは管理人の姿勢が二転しているわ。
ウェッソン：まあ、その辺までは問題はないんだろうな。楽しいから続いてるんだろうし。
テムズ：でも、意図せず大きくなっちゃったわけなのよね。そうなって、『楽しさ』の中身が変わっていないとも限らないし……
ウェッソン：欲が出てきた、と言うことか？
テムズ：……そうかもね。
ウェッソン：「参加者の増加／固定化」「投稿作品のバリエーション増加／固定」「クオリティ増加」「コーナー知名度の上昇／固定」「運営効率の増加」「マルチメディア化（笑）」辺りが考えられるよな。管理人の欲もあるし、訪問者が寄せる期待もある。
テムズ：まあ、ここで管理者の本音に迫っても仕方ないわね。毎日の気分で変わるようなものだし。
ウェッソン：ん、つっこまないのか？
テムズ：なんというかねぇ……、エントランスは「建前とか理念」で運営されているのよ。
ウェッソン：建前ね。『公式設定は増えない』、とかいうアレだな。
テムズ：募集要項に『この「エントランス」という数少ないキーワードからいかに深く広く（浅く狭くてもいいし）解釈が導かれていくか？　それをみんなして楽しもうという趣向です』って文章があるでしょ？　それが、エントランス投稿コーナーの理念なの。そこからはみ出したり、変に縮まったりはしなくて。コーナーの前提って言ってもいいわね。
ウェッソン：理念は大事だから、管理者でも簡単に破れないって事か？
テムズ：前提って言ったじゃない。これを破らなきゃいけなくなったら、コーナーは終わりになるわよ。
ウェッソン：……どんな要因で破られるかは、あんまり考えたくはないな。
テムズ：内と外、どっちにも可能性はあるでしょうね。
ウェッソン：今のところは、内……「管理人の都合」が一番でかい要因ってところか？
テムズ：予想は出来ないでしょ。それこそ、したくなんかないし……前提は破ったら大変だけど、守ってる限りは絶対に大事にはならないわ。投稿コーナーが二年保ったことにも、ちょっぴり貢献してたんじゃない？
ウェッソン：ほとんどは、実際に頑張っている連中のおかげだと思うがな。
テムズ：まあ、そうね。管理人には、コーナーを維持する義務がないわけだけど……。
ウェッソン：義務はないが、義理はできたと言うわけだ。あとは人情があれば、何とかやっていけるとは思うぞ。
テムズ：人情？
ウェッソン：そう、人情だな。
テムズ：人情はねぇ……見せる前に期待したら、酷い目に遭うのよねぇ……。
ウェッソン：なんだテムズ。休憩か？　真面目にやりすぎると、嫌ぁな事が浮き上がって来るもんだぞ。




サリー：さあここで、人情担当の名探偵サリーの出番ですぅ！
人情たっぷりに、ひとり今回の投稿ラインナップを歌い上げますねぇ。
（♪ちゃらりらりらら〜、ふぁふぁぁん。どんちゃっちゃっちゃ、ずんちゃっ、かかかか）

本編第38話『Added day』
番外編第19話『See you under the sky』
超短編第６話『Dreams[1] [2] [3] 』

でした〜っ♪
（セリフ）「最後にある「おしまい」「END」に注意するんだぜ」
（♪ちゃ〜、ちゃ〜、ちゃぁぁぁん）


テムズ：今回は浪花節ねぇ……。真面目にやると最後までつっこめないってのは、しんどいわ……。