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Entrance:25共通点が描くのは、乗か、除か

エントランスとは

うさぎ:…………。
フォートル:おい。
うさぎ:…………。
フォートル:なあ。
うさぎ:…………。
フォートル:ちょっと、こっちを向きなさい。
うさぎ:…………(くる)
フォートル:私らが何を話し合うべきか、分かっているか? うさぎよ。
うさぎ:(ふう)
フォートル:そこで溜息をつかんでくれるか? まあいい。五月トップ画像で鯉のぼりの下を飛んでいたときに気付いたことが、一つ。これを今回の議題とするぞ。
 ……あの(プロフェッショナルと呼ぶには一抹の不安が残る)管理人の絵、その末端に我々が描かれがちだと言うことだ(きらり)。
うさぎ:…………。
フォートル:まあ、そうだ。君が言いたいことは解らないでもない。我々は、そもそも表に出ることを好まんからな。
 排斥の傾向自体は、問題はない……だが同時に、「ちょっぴりと描かれ続ける」これは由々しき事態だと思わないかね?
 二番に甘んじると言うことは即ち、永遠の停滞、なのだ!
 マジカル☆キングダムの人間として――ウサギとして、これを認めるわけには行かん。せめてまるっきり描かないくらいの分別は、描き手書き手に要求されてしかるべきなのだ。
うさぎ:…………。
フォートル:自分はあの位置が好きだ、だと? 君は常に面積比4%以下の領域を白くするだけではないか――まあ、いい。ここで議論するのは目的じゃない。
 しかし、考えてみるといい。かつては君の位置にはにわが描かれていたのだぞ。まるで、単なるインテリアのように!
 まったく、嘆かわしい……。キャラクタの尊厳というものを考えているのか。人格を深慮しないからこそ手を出せる領域というのは確かにあるが、この一帯とは水と油と言っていいし。そもそも、ニーズを測る視点は客観と主観を兼ね備えて、初めて――
うさぎ:(ふう)
フォートル:分かった、建設的にだな。
……こうしよう。
 今後、我々の描写は二極化してもらうのだ。湖の隠者だ。窮地に陥るマジカル☆ガールの脳裏に、一瞬だけ私の深遠な教訓や君の無意味で価値深い白い影を浮かばせる――もしくは、我々が唯一主人公で八面六臂の大活躍、ソフトハードボイルドな精神劇、愛とロマンの旅立ち!
 挿絵の存在が冗長となるストーリィか、我々をど真ん中に描くしかない展開に持ち込ませるのだ。どうだね。
うさぎ:……。
フォートル:えらい迫力のない絵面ですなw、だと? 何てことを考えるんだ君は。いいか、全てのキャラクタが念頭に置かねばならぬのはキャッチィさだぞ。本質ではなくとも、そこで他人の目を掴まねばならないのだ! それが☆のアクセントだと言うことを、今更力説するまでもあるまい。
 可愛いの方が強いという伝説もある。それをマジカル☆ガールに教えることこそ、私の最大最高の障害だったりする……いや、負けないさ。いずれ世間も分かってくれる。エントランスに足りないのは、ジョークではなく、プリティネスだと――
うさぎ:…。
フォートル:……分かった、認めよう。ウサギをまともに描いたら、辺境紳士社交場はどうぶつイラストサイトになってしまうよ、確かに。
うさぎ:………………。
フォートル:何故かオードだけ人型になっているな。奴は真ん中に描かれていても、文句など言われまい。愛を語ることができるというのは、多重のアドバンテージなのか……。ふう。
うさぎ:(ふう)



テムズ:白黒だからって、組ませるべきじゃなかったわ……。
 サリー、今月は更新よ。頼むわね。
サリー:いぇあゃー! えーと(ぱらぱら)、今回はよんさく――
テムズ:こらこらこらこら。掛け声が違うでしょうが。『はいですぅ!』でしょ?
サリー:だって、わたしだってナウにグルーヴしたいですもんー。気分変えたいんだわよー。
テムズ:この期に及んでなにバカ言ってるのよ。
サリー:うわ言われましたよ真っ向から。
テムズ:今更語尾の拡張なんて、混乱を招くだけじゃない。チャレンジ精神があるならともかく……とにかく、読みなさい! いい加減、ここまでだらだら引きずられた投稿者さんもカンカンよっ。
サリー:はいですぅ! ……はぁ。

今回の新しい投稿は四個、

本編第36話『Devil comes suddenly』
本編第37話『Maybe hero』
番外編第18話『The fair presents』
超短編第5話『Drowsings[1]』

ですぅ! 謎の兄ちゃんとか謎の兄ちゃんとか謎の令嬢とか謎の女の子とか、正体不明が盛りだくさん。謎が四つだからスペシャルカルテット(得点56倍)ですね!?
テムズ:あのー。一応、最初から、全員身元は分かって……
サリー:挿絵から見たらきっと分かりませんよぉ?
テムズ:そ、そうかなあ……。微妙に誉められてるんだか、誉められてないんだか……。



フォートル:そう。今が駄目なら、昔という手もあるのだ。マジカル☆ガール……(にやり)


●今回挿絵の不文律に変動が? ともあれ、つづく。


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