……Go home》
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フォートル:マジカル☆ガールよ。 テムズ:なに。 フォートル:近頃硬直を感じることはないか。 テムズ:なにそれ。それってなにか、わたしの機嫌を悪くさせるような話題? フォートル:結果的にはそうなるかもしれんが、毎度毎度暴力を話題のチップに代えるというパターンは重ねるべきではないと忠告する。 テムズ:ふぅん……。 フォートル:そう、忠告だ。取り違えてはいかん、決して懇願ではないマジカル☆ガール。硬直と言っても君のかかとの角質層やその辺の話ではなく、エントランスに登場するキャストについて言及しているのだ。 テムズ:キャスト……って、登場人物? なにが固まってるのよ。 フォートル:うむ。この投稿コーナーが立ち上げられてから指折り数えられないほどの月日が経ったわけだが、その年月が影響してか、近頃住人の顔ぶれが固定しているように見えるのだ。マジカル☆ガール、君の宿屋から半径100ヤード以内にどれだけの魂がある? テムズ:ええと……行政区分ではスラムだとかなんとかサリーがこないだ言ってたけど……200人はいそうね。この辺 フォートル:見たまえ。首をぐるりと回す範囲内にもそれだけの登場人物を抱えながら、エントランスという物語はいつになっても探偵やガンマンやマジカル☆ガールやその友人知人敵仇他人ばかりを主題とし続けているのだ。この状況を硬直と呼ばずして何と換言できる、マジカル☆ガール。 テムズ:それは、まあ、一応私が主人公だし……。だいたい、マジカルなんちゃらの話にならなきゃあんただって登場しないでしょうが。仕方ないじゃない。 フォートル:それは確かに正論だが、我々が理論に甘んじている余裕はもはや無いのだ。――そこでだ。 テムズ:……なによ。 フォートル:新たな「属性」をエントランスに テムズ:属性? フォートル:例えばこうだ。おいでませッ!(もわわわん) 一号さん:どうも。新キャラよ。 二号さん:はじめまして〜、二号です。 テムズ:え、ええと、あなたたちは? 一号さん:なによ文句でも? 私達メイドよ。 二号さん:そう、メイドさんですー。こう見えても芸歴長いですよ〜。 テムズ:め、メイドさん……。 フォートル:どうだ、ありそうでなかった属性ではないかマジカル☆ガール。投稿者諸氏に愛読されている某恋愛漫画作品でも主題として取り上げられている、今や時代のメジャーと呼んでも良い新しい風だ。彼女たちこそ今後のエントランス、ひいてはマジカル☆ガール新番組の牽引役として絶好の―― セリーヌ:待ちなさい。 一号さん:な……、なに? アリス:わぁ、可愛い制服だねぇ。黒い上下に白いエプロンで、頭に白いヘッドドレスだって〜。いいな、私昔から憧れてたんだ。 二号さん:いや〜、そんなそんな。看護婦さんの制服だって悪くないですよー。黒い上下に白いエプロンで、頭に白い―― 一号さん:だ、ダメ二号! それ以上言っちゃあ…… セリーヌ:かぶっているわ。 二号さん:あれ〜? アリス:そうなの〜? セリーヌ:かぶっているわ。 一号さん:か、かかかかぶってなんかないわよ! 大体このカラーリングってメイドの専売特許みたいなもんじゃない!? あんたこそ! 看護婦だったら看護婦らしく白いナース服とか着ててきとーなサービスしてりゃいいじゃない! 我々は知的先住権を主張―― セリーヌ:お気の毒だけど意匠登録はこちらが先に済ましているの。かぶっている新キャラなど――ふ(冷笑)。 ミティア:そうそう。ぶっちゃけあなた達CSA未登録ですよね? 私副業でモグリ狩りのミティアって異名あるんですよ。うふふ、あっちで詳しくお話ししましょうね(がしり)。 一号さん:あーれー! テムズ:……連れてかれちゃったわ。結局誰だったんだろ、あの人達。 フォートル:ぐぬぬぬぅぅ、見た目だと! こんな盲点があろうとは……。駄目だ、テキストから攻めていてはらちがあかん。あの怠惰なる挿絵描きが描いていないキャラクターというアプローチで属性を埋めていかねばならぬということかッ。 テムズ:例えば、どんなのよ? フォートル:その1……胸毛。 テムズ:帰れっ(ずげし)。 サリー:怪盗てんこ盛りの昨今、探偵属性だったらかぶられる覚悟くらい存分にできてますよぉ! わたしと推理対決したい名探偵募集中。だがあんたの推理力この街じゃ二番目だ。今回のエントランスはご覧の提供でお送りしますぅ! 番外編第25話『DOWN-DAWN』 番外編第26話『Skip'n Side Steps』 超短編第16話『Ordinarily street』 お絵描き第12幕『Complementary rainbow』 市民さん:あ……どうも、私も一応新キャラです。別にとりたてて特技とか無いですけど、街で見掛けたら声掛けてくれると嬉しいです。それじゃ…… アリサ:待ちなさい! 市民さん:は、はい!? アリサ:あんた、あたしとかぶってるわよ! 市民さん:そんな! いきなり、言いがかりです! アリサ:私だって小市民なんだから! 取り立てて特徴のない毎日を送るのが最近板に付いてきたってのに、あんまりだわ! 私に嫉妬しているのね!? この泥棒猫ー! ヘレナ:ほれ、帰るわよ。あんた昼下がりヒマすぎるのね。すっかりアレやコレに毒されちゃって、もう……。この時間帯のバイト捜してあげるから、これからちゃんと社会に貢献できる登場をしなさい。 アリサ:放せヘレナー! あたしはウサギとかいない陽の当たる世界に帰るの! ぎぶみーふつうな毎日――(ずりずり) 市民さん:…………新キャラですけど、なんだか、私、活躍とかしたくなくなってきました。 ●お馴染みの面々の影で新たな登場人物は今も現れ続けているのだ。つづく。 |