9/20 Sun 艦これオンリー参加
この日は昨年も参加した(
2014/9/14日記参照)、艦これオンリー同人誌即売会
砲雷撃戦!よーい!に出展してきたのでした。
新刊「METHOD of the SEA2」をひっさげて参加……する予定だったのですが、夏にスク水ごはん本とか絶体絶命英雄とかをたくさん作ったり引っ越し先を捜したり仕事したりで圧迫されすぎてさすがに無理っぽく、
四コマの小規模な冊子を作って持って行く……ことができたら良かったのですが、あれやこれやのキャパシティがいよいよマジであふれちゃったため、ミニポスターを一枚だけ作って持っていくことにした……らまだ救いがあったのですが、無謀なるギリギリ入稿をしてしまったためグラフィックの制限時間をオーバしてしまい、
最終的にはコンビニでモノクロペーパーを出力してそれを持っていきました。新刊落としました! インガオホー!!
委託扱いとして智蔵さんから受け取った艦これRPGリプレイ新刊
誇り高き星空、自分の既刊の横で燦然と輝いていました。いろんな意味で救われました。いい本にできたなぁ。
イベント自体は昨年とおなじくまったりとした盛況に包まれた、心地の良いイベントでした。新刊を楽しみに来てくれたみなさん、すみません。この日持っていくはずだった新刊は仕切り直して冬に作ります。
そしてもうひとつ、この日持っていくはずだった『漣が中破しているポスター』は各同人ショップでの委託販売が始まっております。一枚100円の買いやすくて貼りやすいポスターなので、他の名作とあわせて買うのもよしだ!
10/18 Sun
更新が二ヶ月近く開いているあいだに、我が家は思い切って隣町に引っ越していたのでした。
例によってネット開通まで10日を要し(だいぶ前もって申し込んでたのに、参った)、ネットカフェやコーヒーショップのwifiで仕事してたり、序盤はえらいばたばただったものの、近頃はだいぶ落ち着いてきたかんじ。
身を重くしていた古いものをばっさり処分したり、新しい照明を買ったり……引っ越しってそんな何回もできんけど、気分いいね−。
処分できなかったものともあらためて向き合ってました。富士見書房から返却された「七人の武器屋1/7」の原稿です。
このマンガ、改めて見ると、すっごい面白いな!
大楽絢太さんの小説「七人の武器屋」、挿絵担当の自分がお話も考えて描き上げたマンガ。いまでは古本でしか出回っていないけど、
kindleや
Book walkerでは電書として発売してるみたいです。マジ不朽な原作「七人の武器屋」と一緒に読んでもらえるといいなあ。
そして、間もなく発売される大楽さんの新作「
ここは異世界コンビニ デモン・イレブン」にも自分が挿絵を描かせてもらえることになりました。ひさびさだ!
10/28 Wed デモン・イレブン発売のこと
タイトルがすべてを語る、愉快な小説「
ここは異世界コンビニ デモン・イレブン」一巻が発売されましたね(書店員さんの方にむけて
店頭用POPも作っておきました)。
著者の大楽絢太さんとは「七人の武器屋」以来、8年振りくらいのコンビのお仕事です。もう、たまらなく嬉しい。当時は技術的に描けなかったものを、当時の熱を思い出しながら描く事ができて、とてもよかった。
自分が知っている頃よりもライトノベルの新刊って見つけにくくなっちゃってるみたいだけど(レーベル増えたもんなあ)、あるところにはちゃんとあるし、書店注文やネット通販もあるので(
公式作品紹介ページでは試し読みもできるよ)、ぐるっと探してもらえるとありがたいです。
見本を見ながらしみじみ……(とはいえ本作は超愉快なコメディです)。
今のコミックの装丁に詳しい方なら、デザインが
名和田耕平デザイン事務所であると聞いてびっくりされるかも(少なくとも自分はびっくりしました。編集さんに「装丁、自分は和田耕平さんのデザインが好きです」とメールしたら、「実はその方に頼むつもりでした」と返事が来た)。
名和田耕平さんのライトノベル文庫装丁は見たことがなく、個人的にかなり「えっへん」と言いたいところなのです。えっへん!(言う)
密度の多いカバーイラストをびしっと締めてくれる、現代的でイカした装丁にしていただきました。やっぱりすげえ。
口絵のデザインも名和田耕平デザイン事務所だそうです。えっへん(まだ言う)。
大楽さんの小説は一癖も二癖もある男がたくさん登場してくれるのがいいのだ。一巻にしてすでに、店長代理いいキャラだよね。そんなわけで挿絵の方も、自分の強いプッシュにより、野郎共の登場頻度が多めです。それどころかこの本、2015年ライトノベル中、もっともヒゲ挿絵が多いかもしれません。
(カラー口絵にもヒゲが……)
魔王すげーかわいい。
異世界の人々の個性が圧倒する第一巻になったけど、二巻からは主人公たちコンビニ店員も本領発揮させたいな、と思います。おのおの覚醒武器を装備したり、バニーさんとかになったりします。いや、うそです。だってここコンビニだもんな。
アンケートハガキが挟まってないかわりに、
公式作品紹介ページの中に
webアンケートフォームが用意されています。
こちらに100通おたよりが集まれば、お近くのコンビニと当作品のコラボ商品が展開されます。
いや、嘘なんだけど、その第一歩にはなる。
出版社だけではなく、大楽さんや自分もこちらに寄せられたご感想を目にするので、文庫を読んでおもしろかったら、アンケートでも応援してやってください〜。
自分がここまでおおっぴらに宣伝するのは、この本はおすすめなので、大人も子供もお姉さんも読めばいいじゃないって心底思ってるからだ。まあ読んでくれ!!
そんな大楽さんを先日自宅に招いて、「王たちの同人誌」遊んだりしてました(大喜利優勝賞品の鎖鎌も見せてもらった。鎖鎌マジやばい。つよい)。大楽さん、「死ぬ萌え」コラムで鍛えたおかげか圧倒的に強かった。
10/31 Sat
CLIP STUDIO PAINTバージョンアップによりコマアニメが描けるようになりました。2日ほどかけて描いてみたのがこちら。
「ハッピーイ!!」「ハロウィーン!!!」
11/3 Tue
秋も深まり、春夏に動いていた色々な企画が結実したりする今日この頃です。こういうのってやっぱり、秋口が多い気がする。
そんなわけで、近日発売されるイラストレーター集「
ILLUSTRATION 2016」(翔泳社)に今野隼史も載せていただけました。
「現代のイラストレーター150人」という枠のなかに捉えてもらえたのはやっぱり嬉しいものです。
現代って枠は時代によってレンジが変わるのだろうけど(たぶん、20年前だったらこんな作家集、出てなかったよね)、自分はできればずっと現代でいたいな。
pixiv FACTORYとのコラボで
マグカップを作らせていただきました。発注があってから一点ずつ作るオンデマンド形式で、絵柄はプリントによって白いマグに定着されるのだけど、自分が今まで考えていたよりずっと綺麗で耐久力のある仕上がりでした。インクが乗ってるって感じではなく、陶器の地肌にちょっと浸透しているかんじ。いい質感です。
「自分の趣味にあって日常使いできるデザインにしよう」と思ってイラストを描いてみたもので、これは実際、いま普段使いされています。こちらはしばらく生産受付中とのこと。
twitterで「逆光」のノウハウを描かれている方がいて、触発されて描いたプチtips。教本「
カラー&ライト
」を思いだして描いたものです。画面外に光源を設定して、見た人に画面外の広がりを想像させるやり方。「外に置く」は光源だけではなく、いろいろな形に応用できそうな手法かも。
11/5 Thu
twitterのfav(おきにいり)がLike(いいね!)になり、アイコンも★から♥に変わって、タイムラインはおおさわぎです。表現でこの記号を使ったことがある人なら分かってもらえると思うんだけど、「てへっ★」と「てへっ♥」じゃ感情がすげー変わるのだ。ネットってたまに、こういう現実味のない事件が起こるのでたのしい。
11/15 Sun comitia114
今回作ったイベント特設ページに書いたとおり、今回のコミティアでは小規模なアナログ原画展示+販売を行ったのでした。部屋にたくさん画用紙と白色紙があったので、それを引っ張り出して描き下ろしもいくつか描いてみます。
ざくざく……。
アクリルガッシュを引っ張り出す。
この後色鉛筆で陰影を追加。今年テレビでよく見た、スーパーリアリズム描写の人が色鉛筆も併用してたのを思い出す。
色紙にざくざく下描き。
やばいこれ画用紙じゃない、水が変な染み方をする奴だ……と、ここで気付く。もう引き返せない。
アクリルを塗った部分は下地処理された状態になり、絵の具が格段に乗りやすくなる。良かった。
アナログ絵の時代性は肌の塗り方で格段に変わる、と思う。近年自分がデジタルで塗っている肌色をアナログで再現したら、いいかんじになってくれた。
たいやき加筆。たいやきたべたい。
色紙L/M/S。
TABEMONOPOOLのこの三人はそれぞれ違うサイズを担当しています。
そんなわけで、持っていった原画はすべて人手に渡っていき、それぞれの場所できっと飾られることになったのでした。よかった。既刊新刊もまったりペースで手に取られて、いいコミティアだったなーと思います。遊びに来てくれたみなさま、ありがとうございました!
原画が描き溜まったらまた、展示の機会を設けたいと思います。
11/22 Sun
遅れてきたハロウィンのような奇矯なノリでやってきたその重巡洋艦は、秋空の下でくるりと回ると、ポーズ付きで「ぱんぱかぱーん!」と名乗った。いや、違う、たしか彼女はこの時……愛宕と言ったのだった。自分が初期より聞き知っていた、印象の強い艦娘の一人だ。「でかいからですかご主人様」なにが記憶のフックになるなどと、誰が断言できるだろうか。
[立冬]
RPGツクールMVの先行体験版をいじれる立場になったので、まず最初にやったことと言えばパララクスマッピングのテストと、馴染み深い2.5頭身キャラチップのふたつであった。手法でワクワクするというのは、自分が中学二年生だったあの時から、ツクールの正しい遊び方だって信じてる。
12/3 Thu
ゲームシステムにキャラクターの言動を当てはめて考えてみるのがなんだか好きです。年末に向けて作ってる艦これ本第二弾、こういう4コママンガも収録されますよ。
寒くなりまくったこの季節、奥様がアップルパイ焼いてくれました。コーヒーにものすごく合っておいしい。
今日の画像が、日記画像のファイル名に付ける数字を一桁増やしました。大昔に「日記画像は3桁の番号を付けときゃ大丈夫だろう」と考えた気がするけれど、いやあ……なんだか、時間が掛かったものだねー。
12/8 Tue
「ツクールAce→MVで解像度1.5倍になったマップチップ素材をどうリサイズするか」、というテクニカルな話がTwitterで上がっていて、キャラチップでやるとどうなるか試してみたという話。
12/23 Wed
ふと作業机から頭を上げ、目が醒めたら、窓の外にはジングルベルの調べが霜と一緒に貼り付いている。
年末だな……。
メイン仕事机では絵の具を引っ張り出すには狭いので、ダイニングテーブルでアナログ作業をしたところ、〆切直前の机とは思えない、いいかんじの写真が撮れてしまった。ライフスタイル誌とかに載せよう。
そんなわけで……
「絶体絶命英雄4」入稿完了!
年内には
単行本サイトを4巻仕様に更新します。
訳あってコミケにはあまり部数を持って行けないのだけど、ショップ委託は前巻とおなじくいろんな所で扱ってもらえそうです。年末年始にのんびりと、webや実店舗を探してやってください。
そしてもうひとつおしらせ。
「年末に出すよ出すよ!」と予告していた本を一つ落としてしまいました……めんぼくないったらない。自分のキャパシティを過信したせいで、これはいつも「もっとまともにしなきゃなあ、良くならないとな」と思っていることです。
公私ともに余暇が増える気配はいまのところないので、同人誌に掛ける配分を、来年はいよいよ考えることにしよう。ずっと同人誌を作ってくためにもね。
12/28 Mon
今野隼史が絵を描きまくったまま謎に包まれていた新作スマホゲーム「はがねオーケストラ」、その全容をちょっとずつオープンするべく、webラジオが始まりましたよ。
その名もはがラジ(女子校RADIO)!
ラジオの旗のもとに集った三人の声優さんによる、自分が思ってたよりもずっとにぎやかでビジュアルたっぷりで、とにかく楽しそうでいいなあってなる番組です。ゲームの手触りもだいぶ明らかになってるので、まあ、みんな、見て聴いてみよう。次回は男子校SIDEだそうで、こっちも乞うご期待です。
12/29 Tue
時が過ぎ、コミケ直前になりました。12/31に出展される、今回の今野隼史関連作品はこちら!
自サークル「辺境紳士社交場(12/31 東2 Y39a)」では、超速少年漫画
『絶体絶命英雄4(情報ページも四巻仕様に更新しました)』を!
そして「HUMMING LIFE(12/31 東3 サ-45a)」では新譜、お酒が似合う可愛いミニアルバム
『アンサンブルカクテル』!
さらに「Circles' Square(12/31 東5 ヒ-46a)」は新作、見る者をサークル参加にいざなう熱いはじめて本
『はじめてのサークル参加〜同人サークル事始めガイドブック』が!
くわしくは左の方に書いているので、よろしくね!
そうこうしていたら、西方からサンタさんがやってきて
引越祝いにPS4とFF14をくれました。
マジでPS4とFF14?
ちょっと……。
信じられない! すごい!
ありがとう!
俺、ちゃんとサンタさんを信じてたよ! 艦これ新刊の方を1/17のオンリーにずらしちゃったけど! 今年は比較的良い子だったと思う!
幻想世界に旅立つのは2月からにするとして、今は1月のスケジュールを手堅く埋めていく仕事をするさ。新年はまるで来月のようにそっけない顔でやってくるものさ。
12/31 Thu
写真でふりかえる12/31コミックマーケット89
早朝、2015年最後の朝日を横目に……
キャリーカートを引きずり、ビッグサイトの東ホールの片隅へ……
頒布物は手持ちの1ブロックだけ(どうしても今回は直接搬入の〆切に間に合わなかったためです)。
事前に「はがねオーケストラ」チームから託された予告チラシも並べていました。
地響きを立ててコミックマーケットがはじまる!
…………新刊完売! ありがとうございました! 売り切れちゃいました、ごめんなさい!(以降延々とあやまる)
長居できない諸事情もあり、今年最後の日の暮れは自室で迎えることになりました。おつかれさまでした!
奥様のご実家から美味しいおせちを託されたりもしてました。正月を迎える体勢は万全です。
来年はもう、筆舌に尽くしがたいってくらい凄い年にしよう。