周りの景色が、あっという間に後ろへ流れていく! ふ、風圧が凄すぎて、とてもじゃないけど正面は見えない! 揺れもハンパじゃないし……こんなの、はたして一〇時間も乗りっぱなしでいられるのか!? オレの不安をよそに、ドラグルーは風を切り、高々と上がった太陽の下、どこまでも広がるブラッド・キャニオンの、赤い大地を疾走する! あ! はるか前の方に、ドノヴァンの載ったドラグルー発見! そして後ろを振り返ると、ドドドドド! ジャンのドラグルーが付いてきてる! 「ジャン、振り落とされんなよー!」 「あぁぁ!? 風の音が凄すぎて、聞こえねーよ!」 「あははは! あっそ!」 |
(c)2005-2008 DAIRAKU Kenta / KONNO Takashi / Fujimishobo 七人の武器屋 3 天下一武器屋祭からの招待状! (本文挿絵 2006) |