Super short 6(Part 2)

Contributor/影冥さん
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〜サリサタ・ノンテュライト〜

「犯人はぁ――」
 ずばばん!
 激しい効果音とともに、サリーが犯人を指差す。
「あなたですぅ!」
 ずぎゃぁぁぁん!
 犯人の背景に走る雷。
サリーに指差された犯人はガタガタと震え、脂汗を流しながらも首を横に振った。
「な、何を言っている。名探偵サリー! わ、私にはアリバイが――」
 パチン!
 犯人の言葉を遮ってサリーが指を鳴らした。それに合わせる様にウェッソンが現れる。
「この通り、お前のアリバイはすでに名探偵サリーによって暴かれた」
 ババン!
 ウェッソンは一枚の紙を突きつけた。
『犯人にアリバイはありません』サリーの字だった。
「くはぁ! な、何てことだ、名探偵サリーがここまで有能だったとは!」
 ポン。
サリーは犯人の肩を軽く叩き、微笑を浮かべながら話しかけた。
「どうしてあんなことをしたんですぅ?」
「め、名探偵サリー……お、俺は……」
「あ、やっぱり以下略でいいですぅ」
 ずばばん!
 カメラ目線で指を突きつけるサリー。
「名探偵サリーに解けない謎はありませぇん!」
 やがてエンドクレジットが始まり――
「名探偵サリー!」
 突然、一人の警官が飛び込んできた。
「大変です、名探偵サリー! 王室のスゴイ宝が盗まれました。奪還に女王様が名探偵サリーを指名しています!」
 警官にサリーは力強く頷きかけると走り出した。
「名探偵サリーに任せなぁい!」
 名探偵サリーの戦いはまだまだ続く。


 がばっ! と、サリーは勢いよく起き上がった。
「むふ〜。今日も良い夢見ましたぁ。今日も謎を解きますよぉ!」
 サリーは今日も元気だった。



END


[Themz]
[Wesson]
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