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 とまあ、私――このマンガが説明できるのはここまでだ。
 先程シリアが言ったように、パッケージでの売買に慣れきった我々の世代はまだ、オンラインによるデータの購入という行為はなじみが薄く、物を買ったという実感に乏しいままに終わるかもしれん。
 ……だが、ここで購入したものには確かにコンテンツという名の実体がある。コンピュータ・データもまた、人が己の手で作り出した生産品プロダクトと言えるだろう。

 パッケージは本質を内包する器だが、
 本質=パッケージではないのだ。

 時代は今まさに変わりつつあるのかもな。
 この解説が、君にとってオンライン取引の道標として活きてくれることを願う。

 では、帝都でまた会おう。





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