――と見せかけて、
大丈夫! やってます!
全てウソです!
営業中ですよ!
ようこそ、辺境紳士社交場へ。
……というファンファーレが聞こえて、
いつも通りの無機質なサイトの扉が
君の目前で音を立てて開いた。
安堵の熱が君の胸を満たし
思わずため息と共につぶやきが漏れる。
――その内容は朝のきらめきの前に、たちまち溶けてしまった。
平常営業な辺境紳士社交場へむかう