5/4 Wed
明日のコミティア116、辺境紳士社交場もJ53bにて参加いたします……が! 新刊はなく、既刊のみのイベント参加となります! ああ、なんという! なんというていたらく! このていたらくを二文字で表すと! 深謝であります!
そんなわけでコミティア新刊として予告していた「絶体絶命英雄5」は、夏ごろの刊行にスライドします。
うーん、いろいろ、遅くなってしまった。このイベントに参加したら、いちど充電期間を取って、辺境紳士社交場の同人活動に再起動を掛けたいと思っています。作りたい同人誌のネタはまだまだ尽きないんだけど、足場をととのえないとね。
5/5 Thu comitia116
コミティアに遊びに来て下さったみなさん、ありがとうございました!
既刊だけ持参しての参加でしたが、いつでも「はじめて」の方はいるし、いつでも「おなじみ」の方がいるな、と実感しました。すこしだけ同人イベント参加にお休みを頂きますが(期間内の新刊は各ショップ委託で取り扱っていただくつもりです)、またイベントに参加する日になったら、新刊を当てにふたたびうちを訪れてくださればとても嬉しいです。ちょっと先になるけれど、よろしくお願いしますね。
当日はそれぞれの見本の上に、こういう半立体POPを飾っていたのでした。「当サークルで一番面白い本(と作者は思っている)」という身も蓋もないコピーを付けた既刊「
シュレディンガ・フォークス パラグラフの迷路」、少年漫画エリアにもかかわらず少なくない人に見本を手に取ってもらえました(面白いかも、と思ってもらえたかなあ)。
語尾が「ッ!」の漫画5巻目を並べられたら良かったなあ……ずいぶん前から覚悟していたけれど、やっぱり、はじめに予定していた新刊を並べられないのは「ぐわー」ってかんじでイベント中ずっと悔しさが滲んできます。このリベンジは夏に。
こちらも恒例なのだけど、毎年、コミティアと誕生日がかぶります。
年々新しいことが始まってて人生楽しくてしかたがない。この歳も楽しいことをしていきたいと思います。
5/27 Fri
デモン・イレブン3巻の挿絵を描いたり、ほかにもまだまだ仕事したり、いろいろ買い物したり、調べ物したり、ホットケーキ焼いたり、次の次の本のことを夢想したり、近所にインドカレー屋を見つけたり、あれやこれや……。
例年ゆるやかな初夏だけど、今年ばかりは全く油断できぬ。いずれ明らかになるだろうけれど、水面下でなにごとかが風雲急です。
大声で叫ぶ。
「術式展開! 虹の八翼!」恥ずかしさはとっくに磨り潰されていた。
叫んだ少女の背中に、無限色相の煌めきが立ち起こる。それは確かに、八枚の虹にみえた。
それを広場の全員が目にした。
目にさせるための、大仰な呪文である。人目がないと意味がないのだ、と彼女は考える。
怪物との戦いなど、人目のないところでしていられるものか。
少女に相対する怪物は身の丈十メートルの鰐、と形容できるものだった。体長の半分を占める巨大な顎には、大人の腕ほどもある鋭利な牙がびっしりと並ぶ。その体躯からは想像しがたいほど速く、あぎとは開閉を繰り返す。辺りを圧倒する音量で、凶暴な金属音が鳴る。
それと比べると、人間の悲鳴なんてかぼそいものだ。
ここ一時間、怪物に街は蹂躙されていた。
誰も近づきようのない怪物の偉容に、ただ一人、虹を背負った少女は不敵に笑う。
「上出来だわ」
自身を取り巻く光の翼の出来に、ではない。
鰐の怪物の醜悪さ、暴虐を凝固したようなその光景を、口角を傾けて微笑んだのだ。
おそれおののく街の住人たちは、その得体のしれなさにざわめく。
何者なのか。
少女は何者なのか。
知らないのかよ、と誰かが返す。
「無敵魔導騎士だよ!先週ワッタサーク市を救った魔導騎士!俺は見たんだ。あの人が俺達を救ってくれる!」
壊滅した街の光景を前に、それはあまりにも希望に満ち溢れた叫びだった。
「無敵魔法少女って言ってるんだけどなあ」
少女は呟く。衆耳には届かない音量で。
少女の名前は――という。彼女の来歴を語るのはいまここではない。
怪物が一歩踏み出してきたからだ。
「さあっ、始まるわ!」
この宣言だって呪文と同じ、すべてその声を聞く人々のため。怪物との戦いには、始まりを告げるぴんとした音が必要なのだ。
次いで凶暴な金属音。迫ってきた鰐が大口を開き、振り抜くような動きで牙の軌道上に――を捉えようとした。
「二翼風鳴りっ」
号令と共に少女の翼が一対煌めく。軽いステップが細い身体を大きく跳ね上げた。
群衆が悲鳴交じりにどよめく。
――は真上ではなく、鰐の牙を肩でかすめるように、前方に跳躍したのだ。
脇腹のそばを高速で流れる鱗の群れを、芝生をなでつけるような片手の一払いでいなし、――は怪物の背中を視界に納める。
「四翼来たれ、砂の尖塔っ!」
二対の翼がばさり、と空気を打つ。光が脈動する。
(pilot)
6/18 Sat
大楽絢太さんの小説「
ここは異世界コンビニ デモン・イレブン3」(ファンタジア文庫)、発売日です。例によって
POPを作ったり……
このシリーズの
紹介のための小冊子を作ったり(印刷用のデータもあるよ)。
ライトノベルだとあまりないけど、マンガ売り場に行くとたまにある「お試し読み小冊子」が、新しい作品との出会いに繋がったりするのだよね。
詳細をすっ飛ばして雰囲気が直接知れるように作ったので、ざざっと見てもらえたら幸い。
カバーデザインはもちろん、
名和田耕平デザイン事務所さん! 好きです! マンガを買って読んでいる人は、お手持ちの単行本のデザイナーの名前を見てみると、意外な繋がりにびっくりするかもですよ。
6/23 Thu
シナモンロールのカタログをCLIP STUDIO PAINTの油彩ブラシで模写
やること考えることが満載の、極めて重要な時期にいまあり、気がつくと一日があっという間に終わっている。前進はしてると信じて、焦らないように一日を重ねるしかない。昔から、極めて重要な時期にはそうやってきたのだ。
夏コミ当落のタイミングで「夏のお仕事募集」ツイートをしたところ、何件かのお仕事のご相談をいただくことができました。
改めて、ありがとうございます。
そろそろ夏合わせのご依頼は締めきりはじめていますが、この秋冬を狙った素敵な企画がありましたら、引き続き声を掛けてやってもらえたら幸いです。
7/3 Sun
七月も始まったばかりってときに、あっついなあもう! 液晶タブレットの電源を入れるのをためらいがちになってしまう(あれ、じわじわ熱いよね)……。
仕事したりしている横で、steam版
downwellをひゅんひゅん遊び続けてます。ちっともクリアできないけど、自分がわずかずつ習熟しているのが感じられて、おもしろいゲーム。
空中から霧が湧き出すように白い粒子が現れ、見る間に視界を埋めるほどの巨大な円錐となった。逆向きの角度。切っ先は鰐に向かい、「行けっ」少女が右手を振り抜く速度で打ち出された。
鰐の大牙が円錐を阻もうと動く。激突と共に、大きな滝が砕けるような轟音。砂の円錐は怪物の口腔で四つに割れ、加速して跳ねた。
四つの鋭利な槍に。ひるがえって鰐を打ち付ける。暴れた尾に払われて槍は粉砕される。破片は二十四つの矢に変じ、さらに加速する。
家々の瓦礫を跳ね上げて、怪物の脚が暴れる。噴煙を引いて尾を打ち付ける。牙を振り回す。いくつかの矢を捉えたが、それもまた音速の針に分解され、致命の隙間を狙う。
軌跡はもはや霞のよう。
攻防はわずか十秒だった。
怪物が咆哮を上げた。
追い切れないほどの速度でほとばしった白砂の鋭角が、鋼の鱗を貫いて突き立ったのだ。
「八翼!」
間髪入れずにトウルは叫んだ。
(ノート一冊分考えたんだ)
呪文はここまでで一揃い。
姿勢制御の翼を解く。虹色の光を背にして、指定の言葉を紡ぐ。
「無数なる色相の礫となれっ!」
突き立った棘を起点に爆発が起こる。
無音の黒い球体から、虹色に輝く花弁が開く。一瞬に百も弾ければ、光の重なりは真っ白にしか見えず、風切り音の重なりは耳を圧する爆音となる。
音と光のすべてが街の一角を塗り潰した。
観衆は耳を押さえ、しかし目を見開き、その光景を、百の感情を乗せた声を上げながら見据えている。
トウルにはそれがよく見えた。
大事なのはそっちだ。
倒されれば怪物は、もはやなんでもない。
怪物は断末魔だけを残響させて、影形もなく消え去っていた。
いや、怪物だけではない……そのことに気付いた観衆が、小さくない声でどよめく。
「おい、見ろ、街が……!」
「元に! 元に戻ってる!」
破壊された鐘楼が。水を吹きだしていた水道弁が。
へし折れた照明管が。山となった煉瓦の壁が。
何事もなかったかのように……本当に何事もなかったかのように、猥雑で美しい街並みへと戻っていた。
広場の中央に立つドレス姿の少女は、長いダンスを一通り終えたような姿勢で、
「ふーっ」
大きく息を吐き出して背中をちょっと丸めた。こめかみの汗をさりげなく拭う。
(やった。成功)
ぱらぱらと拍手が聞こえてきた。
日もまだ高い街の広場で、少女を囲む老若男女の市民達が、あっけにとられたように拍手を始め……それはほどなく、わあっと声を上げて、本当の喝采となった。
「無敵だ!」
「無敵魔導騎士!」
「見たかよ、ひとたまりもなかったぜ!」
「すごくかっこよかった!」「ねー! ちっちゃいのにすごい!」
「もっと良い席で見たかったなぁ」「ばっか見世物じゃないよ。ひやひやしたよ。食べられちゃうんじゃないかって」
「ありがとう無敵魔導騎士! あなたはこのトウェントリ市の英雄だ。よろしければご挨拶を。市長としてあなたには丁重にお礼をせねば」
(無敵魔法少女なんだけど)
それにこだわっているのは自分の内心だけだ、ということは自覚していたので、群衆の中から歩み寄ってきた紳士に「こちらこそ」と微笑むことに躊躇はなかった。これも何度も繰り返したことだ。
怪物退治には金品であれ社会的な位置であれ、なんらかの報酬が出る時代である。
「この私、トゥーリオウルの魔術をもってすれば、あのような大鰐など。ええと、一撃で……一撃の……なんだっけ」
「?」つまずいた語尾を聞きとがめたのか、市長が首をかしげる。
(ええと、なんて言うんだっけ。ノートに書いたはずなんだけど)
もう、実に自覚しているのだが、人を目の前に口を動かすのは慣れていないトウルである。
「一撃でやっつけちゃってますよ。もうね。一撃です」まくし立てるようになってしまった。
「素晴らしいことです」市長は真剣な声音で頷いた。「イオーネ、我が市の英雄殿を応接室へ」後ろに控えていた従者に声を掛け、市長は再びこちらに笑いかける。「丁重におもてなしさせていただきますとも。お願いしたいこともありますが。まずは熱い茶と菓子を用意させましょう。苺はお好きですかな」
(女子供扱い)とトウルはちょっとひっかかったけれど、お茶とお菓子が好きなことにかけてはそのへんの女子供に引けを取らない自覚はあった。にっこり笑って付いていき、商談をとりまとめるとしよう。
群衆の誰もが、余韻を受けて動けずにいた。
市長と少女が後にした街並みは、ほんとうに、怪物が現れる前と寸分違わない生活感に満ちていた。
こんなに直せるなんて……と誰かが言い、
まるで何も起こらなかったみたいだな、と誰かが言った。
だが、怪物がもたらした恐るべき破壊を、その日誰もが目にしていたのは、疑いもなく事実だったのである。
(pilot)
7/30 Sat
いよいよ、ということは日常の中に数あれど、今日はいよいよ土用の丑の日です。この日に備えてうし柄ロールケーキとうなぎ蒲焼き味のポテチを買っています。うまい。うし柄おいしい。うし柄って……。
いよいよ新作カードゲームの校正が始まりました。画面ではなかなか気付きにくい誤字脱字、スペルや数字のミス、データ不備などの恐るべきトラブルを回避できます。これを越えればいよいよ新作が世に出るまでほんとにもう少し、っていう感じです。
この新作の名は――
題して
「のびのびTRPG」。
そう、今回の新作はTRPGです。ダイス振って雑談するだけなのになぜか死ぬほど面白い神秘のゲーム、TRPGです。
偉大なる先人達とは真っ向からぶつからず、おきらくかんたんにTRPGを遊んだ満足感だけをお届け、というゲームを目指しています(ダイスも同梱されるので、一箱持ってくだけで3〜5人がどこでも遊べる。事前準備も予習も筆記用具もいらないぞ)。
前作「王たちの同人誌」を思わせる部分も多い。前作が性にあった人ならたぶん楽しめます(逆に「王たちの同人誌」がいまいちだった、って人は遊ばないほうがいい。他に向いてるTRPGがあるぞ)。
新作「のびのびTRPG」は8月末からいろんなショップでの取り扱いが始まります(今年は同人誌即売会への出展はなく、12月のゲームマーケットのみに参加する予定です)。
「王たちの同人誌」が予想外のヒットだったので、今回はいろいろな意味で、あれやこれやに迷いました。
迷いはしたが!
うまくいくかどうかはやってみなくちゃわからない(と言って製造数を書いた発注メールを送る)! ……こういうゲーム、なにより今、自分が欲しいからね。
トウルの想定通り、市長からは継続した警備活動を依頼された。
魔獣の出現は例えるなら雷雲のようで、多重に敷かれた物見櫓の監視によって人里に近付きすぎる前に対処されるのが普通だ。しかし、察知の外から襲撃されることも、まれとは言えある。何らかの原因によって現れた鰐の巨大魔獣、その源を調査し、潰すためには、少なくない時間が掛かるというのが守り手の予測だった。
トウルにとっても幸いなことに、時間が掛かるというコストを払う懐の余地がこの街にはあったのである。
「あなたほどの遣い手は、国中を探しても見つかるものではない。半年……とまでは言いますまい。しかし二月。二月ほどはこの街に留まり、襲撃から街を守って頂けないか」
「むぐ」
トウルは低くうめいた。ちょうどケーキを口に含んだタイミングだったのだ。フォークを持ったまま頷こうとして思いとどまり、なるべく上品になるように口元に手を添え、まぶたを陰らすほどの小さなうなずきで諾意を返す。
不自然ぎりぎり手前の沈黙の後(苺の食感と酸味甘味、スポンジとクリームとの共鳴をひととおり満喫してから飲み込んでいたのだ)、「私でよろしければ」と告げた。
市長が提示した報酬額は個人にとっては破格なもので、しかもケーキは抜群に美味しかった。
なので、トウルは上機嫌であった。喜んで拝命します、なんて言葉もサービスで飛び出すくらいであったのだ。
「任せてください。私がいる限り、街にも市民の皆さんにも傷一つ付けさせません。お値段分の働きをしてみせます!」
日が傾き始めていた。
怪物の襲撃がもたらした混乱はすでに記憶の隅に追いやられたようで、昨日とまるで変わらないような喧噪が、遠く路地の向こうから聞こえてくる。
トウルは黒い長衣をゆるりと揺らしながら、建物と建物の間に細く刻まれた裏道を、足取り軽くひとりで歩いていた。
二月の間、滞在先としてあてがわれた旅籠に向かう途中である。
「お仕事したなあ。もうほんとお仕事だわ。ふんふんふふふー」
鼻で歌を歌うくらいに、支度金が財布を重くしている。
「怪物が現れてメガパニックで、颯爽とやってきた魔法少女が華麗にデストロイ。街中大喜び。権威がお金をもたらして、それがまた経済回すのね。なんていう仕事かしら。幸せしか生まないわ。るんるららー」
歌を歌うのに夢中でちょっと足下がもつれるが気にしない。
「これこそ本当の仕事っていうのよ」
しまいにはむふーと息をつく。
トウルは、とっても満足であった。
そのとき。
「見事」
満足感の隙間に差し挟まれるようなタイミングで、声が掛かった。
「見事なものだなあ」
まばらな拍手まで混じって。
「見事な欺瞞だ。よくもまあ、大観衆を騙しおおせたものだ。怪物? 虹の翼? よくもまあ。はは」
ぴし、となにかがひび割れる音がした。
なんだろう、と思ったら、自分の喉が変な音を立てているだけだった。
考えるまでもなく。
「見ごたえのある幻だったじゃないか?」
この一言が、天啓の無敵魔法少女トウルの果てしない蹉跌の始まりであった。
(pilot)
7/31 Sun
うなぎスキュラ
8/1Mon
自分がイラストレーターとして参加し、完成目前のスマホゲーム「はがねオーケストラ」、8/20(土)14〜17時に
試験走行会が開かれるそうです。
一般からテストプレイヤーをつのり遊んでいる様子をスタッフが参考にしたり、ゲーム開発の深いところを開発陣が秘密裏トークしたり、規模は小さいものの、このゲームにとって極めて重要なイベントになるみたい。
募集テストプレイヤーは約10人、会場は秋葉原。こういうのって応募すると意外にあっさり当選しちゃうものだから(リアルイベントってみんな二の足踏むからね)、秋葉原に行く用事のある人は、楽しみ半分の勢いで応募しちゃってもいいかもですよ。レッツ! フィードバック!
8/4 Thu ご報告
入道雲がもくもく出るこの季節、娘が生まれました。
嬉しい! 嬉しいな! わーい!
水面下10ヶ月に及ぶ妊娠時期にはいろいろあって、当然これからもいろいろあるわけだけど、まずはなにより、母子ともに元気に出産を乗り越えてくれたのが嬉しくて仕方がないです。何も心配なことが予見されなくたって、心配なものは心配だからね。
このサイトや今野隼史の活動に影響することといえば、「娘の話題がちらほら出る」「同人イベント参加が休みがちになる(委託販売だけで本作ったりするかもだけど)」くらいで、べつに育児に関する知見なんかをサイトに書くことはないと思うけれど、個人的には多大な影響がでてくるはず。いや、これを書いている8/24現在、ちょっと書けないくらい影響出てます。娘すごくかわいい(書いた)。
こどもと面白楽しく暮らしつつ、さらっといつも通りの執筆活動をこなす、そんな作家の姿に憧れたりもしてるんだけど、うちはどうなるかなあ……。
そんなわけで、今のところは相変わらずの、辺境紳士社交場を今後ともよろしくおねがいします。
8/25 Thu
娘が20日児になり(なんか一日ごとにでっかくなってきている。進化凄い)親としてのわたわたは加速しているけれど、そんな中で自宅にどかどか荷箱が届いたわけですよ。新作「のびのびTRPG」の詰まった箱が!
肝心な物撮りカメラは娘撮りカメラとなって離れた場所に置かれてしまってたので、今回の写真は愛器INFOBAR2(2008)についてるカメラでお届けいたします。味のある画質だよね?
開くと、おお、マニュアルが!
さらに開くとこう!
そう、本作は
ダイス6個入ってます!(そして紙と筆記用具は不要!)
この箱一つさえあれば3−5人ががっつりTRPG遊んだ気になれるという、ちょっと騙されたような気もしなくもないコンセプトのゲームなんだけど、テストプレイの段階ではほんとに「TRPGやったなあ」という感覚になったものでした。それ以降の作り込みで、あの不思議な魔力が失われていないことを願うばかり。
納品の打診をしたり作品サイト(ほんとの解説は作品サイトでするからね)を作ったり、リリースまでの準備は大詰めといったところで、正式な販売開始日は9/1あたりから順次……という感じになりそうです。ゲームの新規委託販売は「王たちの同人誌」以来一年半以上ぶりで、勘が戻っていないところも多々ありますが、よろしくおねがいしますね。自宅にはまだたくさんどさどさ箱が詰まれているので……なにとぞ……。