……Go home》
《Dive! "Happy Lucky Entrance"
《Vote! Character Ranking
ファンページ『モップとパイプと虫眼鏡』へ

Entrance:19荒野へのいざない

エントランスとは

ウェッソン:さて、近頃周りも静かになったな。秋だからか……そろそろ庭木の冬囲いでもやるかな。
医師:実はな凄腕。
ウェッソン:(ハサミを止める)……あんただと言うことは判っていたさ。ただ判らないのは、何故あんたがここに来るかってことだけでな。
医師:いいから、庭木ではなくこっちを向け。
ウェッソン:やれやれ。はあ、よいこらせ、……っと。ふぅ、これでいいか?
医師:……しばらくぶりに、随分じじむさくなっさたな。テムズが諦めたような溜息と共にこぼしてはいたが。
ウェッソン:諦められたのか、俺は……まあいいや。実は、どうした?
医師:再び絵の投稿があったようだ。
ウェッソン:……なに……。文章ではなく、絵……? 連続でか!?
医師:組織によって狙われていたが、何とか確保して食堂に運んでおいた。私たちがだべっている間に展示はされているだろうな。
ウェッソン:かつて、こんな事があったか。小説が週間連載されるようなデンジャラスな企画にも至ったことがあるんだろう、この投稿コーナーは!
医師:だが事実だ。
ウェッソン:信じられない……。
医師:目で見たものだけで考察することだな。私からは何も言えん。(ざっざっざ)
ウェッソン:どういうことだ……? つまり、これは……。
サリー:エントランス曲がり角説を提案しますぅ!
ウェッソン:率直に悪意を込めた考察をするな。そういうのを墓穴を掘ると言う。そもそも、小説専門投稿コーナーじゃないんだ、ここは……。絵が増えたなら、結構な事じゃないか。毎回投稿された時点で、管理人が大喜びしてこけてアイスを地面に落っことすようなカーニバルが催されると言っていい。そう、つまり、これは……。
サリー:管理人が挿絵を描けなくて、つまんながってるわけですねぇ。
ウェッソン:……多分、その推理で良いだろうな。俺達は知った事じゃないし。だけどな、それとは別に、なんとなく、すっきり行かんよーな……。
サリー:(むんずっ)じゃ、見に行きましょう! わざわざ投稿ひとつを30行くらいかけて取り上げてるんだから、すんごい絵に決まってますよぉ! 早くしないと、テムズさんが入場料でボロ儲けしちゃいますぅ!(ずりずりずりずり)
ウェッソン:これは……あれだ。つまり、嫌な予感かな……。



医師:さて。君達の行く手に広がるのは、力が支配する荒野だ。生き残れるか、牧師&サリー・ザ・キッドよ……。
アリス:先生ー。そもそも、なんで組織が狙ってきたんですか?


以上序曲、つづきは本番で。
[←vol.18]  [vol.20→]  [最新版へ]
ハッピーラッキーエントランスにGo》
やっぱりReturn》